左翼なんて言われ方したりするけど、でも、平和主義なんだからね? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『政治哲学の原点』――「自由の創設」を目指して(幸福の科学出版)のあとがきで、次のように説いておられます。
戦後日本の「左翼イコール自由主義、平和主義」的な単純な考え方は改めるべきである。粛清と、強制収容所と侵略主義的覇権主義が台頭してきたなら、その権威主義、侵略主義に対して、「自由の創設運動」を起こさねばならない。洗脳と集団催眠を多用するマスコミに対しては、ソクラテス的対話術を学んでいくべきだろう。
本当の自由とは何か、本当の平等とは何であるか、真剣な建設的な議論をもって「批判の学」を構築していきたいと願うものである。
この日本という国に、一陣の時代精神の風が吹き始めていることに早く気づいてほしい。
(140~141ページ)
さすが「大学シリーズ」の一冊です。短いけどもぎゅっと凝縮して書かれていて、すっきり理解するためには、関連する知識がかなり必要な気がします。
もちろん、ここで「左翼」と言われているのは、共産主義とか社会主義を掲げた人たちのことだと思います。
そういう人たちは、自分たちは「自由主義」とか「平和主義」を掲げているとよく言いますから、お隣の社会主義国家である中国にこの図式を単純にあてはめて、中国が「自由主義」とか「平和主義」の国であるかのように錯覚してしまっている人が、いまだにいるのでしょうか。
ちなみに、日米安保条約に反対する学生運動が盛んだった1960~70年頃には、社会主義の国である中国や北朝鮮が、「自由主義」とか「平和主義」の国であるかのように純朴に思い込んでいた人が多かったわけです。
ところが、社会主義の国には、必ず、「強制収容所」があり、「侵略主義的覇権主義」が台頭してきたりするのが史実です。
北朝鮮については、何の罪もない日本人を日本国内から大量に拉致したり、ミサイルを撃ちまくって近隣を恫喝しているような異常な国であるのが明らかになってきて、いまだに勘違いを続けている人は、もうさすがにいないのではないかと思います。
どうしてこんな誤解が蔓延してしまうのかというと、マスコミが、いわば世論操作するような報道を繰り返すことで、国民に間違ったイメージを植えつけてしまうからだとよく言われます。
大川隆法先生は、「洗脳と集団催眠を多用するマスコミ」という言葉で、このマスコミの誤りを厳しく糾弾しておられるのでしょう。
また、「ソクラテス的対話術」と述べておられるわけですが、これは、ソクラテスが当時行なっていた、対話によって相手の誤りを明らかにしていく手法のことをさしておられるのでしょうか。
大川隆法先生は、この「大学シリーズ」の書籍を、昨年あっという間に90冊近くも刊行されました。その中で語っておられる内容が、この「対話術」でもあるし、「批判の学」の構築だ、ということもおっしゃりたいのではないかと思います。
そしていま、この大川隆法先生の大量の著作群が、日本と世界を大きく変革する「時代精神の風」を吹かせてていることに、一人でも多くの人々が気づきべき時期はすでに来ていると私は思うのです。
|
『政治哲学の原点』大川隆法著
|
(↓ 更新の励みに、ブログランキングに参加しています。このアイコンを毎日1クリックすることで、応援していただけたらうれしいです!)