四季彩日記

英国暮らしを経て、日本の美を再発見

ウェールズ スランベリス湖岸鉄道 Llanberis Lake Railway

2010-09-01 14:57:12 | Weblog

(前回からの続きです)

スノードン山登山鉄道の出発駅近くに、もうひとつ別の鉄道があります。
翌日の午前中、ペリス湖畔を行く、スランベリス湖岸鉄道に乗ってみました。

Llanberis と書いてウェールズ語ではスランベリスと読みます。

ここでは、登山鉄道の方が人気があり、こちらは、乗客もちらほら。
しばらく待つと、かわいい蒸気機関車が、煙を吐きながらやってきました。



列車の後方には、切り立った岩山の一部が見えます。
これは、スレートの採石場で、この鉄道はスレートを運ぶために活躍しました。
現在はその一部が観光用の保存鉄道として運行されています。

鉄道は、スレート産業の歴史を紹介する National Slate Museum (上)や、
採石場を見ながら、走っていきます。



湖岸沿いに4Km。およそ1時間かけて往復する
のんびり鉄道です。
ガッタン、ゴットン、ピー と、その速度や揺れ具合が
何とも人間的で、実に心地いい。
列車の中も木造りです。

折り返し地点では機関車が前後に入れ替わり、5分間の休憩。

駅に戻ってくると、向い側にこれから発車する列車が待機していました。

行っていらっしゃい。羊さんと一緒にお見送りです。

蒸気機関車、初体験の2日間は、なかなか楽しいものでした。



(2010年7月6日)

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2 コメント

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ウェールズ語 (okaka)
2010-09-20 11:18:04
旅はいいですね。

このようにゆったりした内容のtravelogを見るだけで気分は車中の旅人。

ウェールズ語ってこんなに違うんですね。
以前習っていた英語の先生(ウェールズ出身)が、出身地を強調するのがコレで理解できました。
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okaka さま ()
2010-09-23 23:05:06
コメントをありがとうございます。

ウェールズ語は、英語とはかなり違っていて、この地方では、ウェールズ語で話をする人たちもいました。
何を話しているのかチンプンカンプンでした。

イギリスでは、郊外へ出ると、羊さんたちがのんびり草を食む光景に出会います。
美しい田園風景です。
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