昨日は前日までとは見違えるような回復ぶり?に見えた。
言葉もはっきりしてきたし、言う事の一つ一つが現実に即している。
2嫁は相変わらず細やかな配慮をしてくれる。笑い声が部屋に響く。
顔や手足にローションを塗ったり靴下を履かせたりと一瞬も休まない。
「看護師さん来たらびっくりするわねぇ、綺麗になったって!」
「良かったな」オバサンの額から顔を撫でてみる。嫌がる素振りは無い。
「お母さん靴を履いてみようか?」2嫁が新しい靴を履かせてみる。
「あぁこれいいわよ、色もいいし」どうやらサイズもぴったりのようだ。
「明日からこれでリハビリ頑張ろうね」オバサン素直に頷いている。
「ラジオが聴きたい?」愛用の小さいラジオだね? 分かったよ
こうして話せるようになると、帰るのが名残惜しい。不思議なものだ。
2嫁が顔を近づける「日曜日にみんな来るって、良かったねぇ」
オバサンもカバーで覆われた右手を上げた。バルタン星人みたいだな 。