連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

じゃれ合い

2014-03-25 | Weblog
背中が痒くて、風呂上りにオバサンにクリームを塗ってもらう夢さん。
昼間ちょっとした事でオバサンと喧嘩をした。「もう口をきかないから!」 
「あぁいいよ、静かでいいや!」別に困りゃしないよ。
ありゃまずかったな夢さん。自分じゃ塗れないだろ?  

仕方がない・・・パジャマを抱えてオバサンのところへ。
「塗ってくれない?」ボソッと声を掛ける夢さん。ん?返事が無い。
台所で洗い物をしているオバサン。聞こえなかったのかなそんな筈ないな。 
傍に行ってもう一度声を掛ける。「これ塗ってくれない?」やっとこっちを向いた。

顔色を窺いながら背中を向け、腰を屈めて中腰になる。ちゃんと塗ってね。   
なんか何時もより荒っぽい感じ。おっとっと、つんのめりそうになる夢さん。  
「はい、いいわよ」声と共に背中を平手でバシッ!痛いだろこの!

でもあれは機嫌が直った証拠だな。そりゃそうだろオバサンの事だもの。  
口をきかないでなんか居られる訳ない。やっぱり笑ってる方が可愛いんじゃない?