連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

オバサンの宝物

2012-08-03 | 6人の孫
けたたましい呼び出し音。オバサンの携帯が鳴っている。
もう少し音を小さくしておけばいいのに、あれじゃ外で迷惑掛けるんじゃないのかい?
「はいはいいいわよ直ぐ行くの?うん分かった。じゃぁ後でね」買い物らしい。

電話を切ったオバサン、水筒に麦茶を詰めだしたぞ。おいおい飲み物くらい買ったらいいのに。
「違うのよこれを見せるのよ」ニヤリとするオバサン。手には孫が作ってくれた水筒カバー。

初めて孫娘が作ってくれた水筒カバー。よほど嬉しかったのだろう。
手に提げるようになっているのも気に入ってるらしい。体操教室にも持って行ったようだ。  

夢さんから見たら、そんなに自慢するほどの出来ではないと思うのだが・・
オバサンにとっては、出来不出来などは関係ないのだろう。

あんなに小さかった孫娘が、ママに教わりながらにしろ、糸と針を持つことを覚えた。
大きくなると心配事も増えてくるだろうけど、楽しみもいっぱいあるぞオバサン。よかったな。