Harumichi Yuasa's Blog

明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)教授・湯淺墾道のウェブサイトです

北九州市の学会開催支援

2016年01月09日 | 自治体
昨日は、北九州市MICE倶楽部交流会に出席しました。



2015年6月、北九州市は、観光庁から「グローバルMICE強化都市」に選定されました。MICEというのは、Meeting(会議・研修)、Incentive(招待旅行)、Conference(国際会議・学術会議)またはConvention、Exhibition(展示会)またはEventの4つの頭文字を合わせた言葉だそうです。
最近、地方都市では学会や研究大会などの誘致に熱心ですが、誘致のため、北九州市も、さまざまな助成制度を設けています。
北九州市の開催助成金は最高額1000万円で、助成対象は、参加者のべ100人以上かつ宿泊者のべ50名以上となっており、開催総経費の30パーセントを上限として助成金が支給されます。
実際に大会実行委員長として助成を受けた経験から、北九州市で学会を開催するメリットを挙げておきたいと思います。

宿泊場所が安定して確保できること
最近は中国等からの観光客の増加その他の理由でホテル代が高騰しており、さらにコンサート等と日程が重複してしまうと、全くホテルが取れないということも少なくありません。
九州の場合、福岡市(博多)がそれにあたり、ジャニーズのコンサート期間中などはほとんどホテルが取れない、というような状態になります。
これに対して比較的に北九州市(小倉、黒崎等)は、よほど大きなスポーツのイベントと重複しない限り、ホテルが取れないというような状態になることは少ないと思います。

文系の学会でも助成が受けられること
北九州市の助成の条件は、参加者のべ100人以上かつ宿泊者のべ50名以上という条件ですから、小規模な人文社会科学系の学会でも、助成を受けることが可能です。

コンベンションバッグが無料であること
他の自治体でもコンベンションバッグは提供してくれますが、1枚50円、100円程度の費用がかかる場合が多いようです。
北九州市の場合は、無料で提供してくれます。

詳細は、こちらをご覧ください。
http://convention-a.jp/support/josei/
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