Harumichi Yuasa's Blog

明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)教授・湯淺墾道のウェブサイトです

日誌7月19日

2007年07月20日 | Weblog
京都精華大学筒井洋一先生から、「政治活動へのネット利用」というテーマでの寄稿を依頼された。
電子政府、電子選挙、選挙活動や政治活動におけるネット利用などを取り上げてほしいということで、締切は11月末ということなので、お受けすることにした。
筒井先生はもともと国際関係論専攻だったが、現在はNPOやE-learning、情報社会論など幅広い領域で活躍されている。

研究室にU君が英語の勉強に来て、雑談をしているとき(私が疲れていてあまりやる気がなく、U君には悪いことをしました)、以前はレーザープリンターというのは高価だったのだという話になった。
いま、自宅と大学の研究室に置いているキャノンのLBP3000は、1台15000円ほどで購入したもの。

◆Lipshaw, Jeffrey M., "Memo to Lawyers: How Not to 'Retire and Teach'" (June 9, 2007). Available at SSRN: http://ssrn.com/abstract=992489

SSRNからダウンロードして読んでみた。
"I think I would like to retire and teach."(そろそろ引退して教えることにしようかと思う)
著書によれば、アメリカのベテラン実務弁護士には、ロースクールの教授職というものに対する一種の幻想(fantazy)があるという。すなわち、週に2コース程度(6時間から8時間)程度の授業さえすれば、十二分とはいえないまでも暮らしてはいける程度のサラリーが得られ、あとは研究と執筆に専念できるというフルタイムの職という像である。
しかし、法曹一元ならぬ教曹一元が実現しているアメリカにおいても、実務家とロースクール教授との間にはやはりギャップがあるらしい。教えるということは、やはり実務とは異質なのである。




コメント
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