Harumichi Yuasa's Blog

明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)教授・湯淺墾道のウェブサイトです

日誌8月22日

2006年08月23日 | Weblog
 朝食は妻と二人で明洞のあたりを歩き、粥の店を見つけて入る。冷麺と牛肉粥で、二人分で11000ウォン。

 11時半に金泳坤・安養大学校特任教授と落ち合い、ソウルファイナンスセンターの地下の中華料理店へ。
 東亜日報編集委員の李東官氏。
 社長・発行人の金学俊(Kim Hakjoon)博士は緊急の会議のため少し遅れるとのこと。東亜日報の子会社が発行している雑誌で統一協会の特集を組んだところ、統一協会側では謝罪と担当記者の解雇、主要紙への謝罪広告の掲載などを要求して、統一協会の本部ビルに500人ぐらいが籠城する騒ぎになっているので、対応を協議中とのこと。
 金社長は、30分ぐらい遅れて、秘書と共に来室した。13時からまた会議とのことで、あわただしい昼食。
 その後、李東官氏といろいろな話をしたが、李氏はソウル大学の出身で、金社長は在学中の先生だったそうだ。慶應義塾大学の訪問研究員も経験したとのことで、日本語が堪能。
 韓国でも大学教授が新聞社の社長になるということは例外で、金社長は朝鮮日報の記者を数年務めた後、アメリカに留学して博士号を取得し、帰国後はソウル大学教授をへて、全斗煥大統領時代に青瓦台のスポークスマンを務め、国会議員も1期経験しているそうだ。

 その後、タクシーで景福宮に行ったところ、景福宮は火曜日が休み。仕方がないので、タクシーで昌徳宮に行く。日本語ガイド付きツアーは16時30分からなので、空き時間を利用して雲ヒョン宮へ。ここは高宗の実父・興宣大院君李是應の私邸だったところで、10年ほど前に子孫からソウル市が買収したのだそうだ。雲ヒョン宮の背後に洋館のようなものが見え、旧李王邸に似ているような気がしたので聞いてみると、大院君の子で高宗の兄のために日本が建てた洋館とのことで、現在は女子大が保有しているだという。
 昌徳宮の見学後、仁寺洞へ。ビルの陰に古い建物が残っているのが印象的だが、観光客が多くなって、骨董街というよりも土産物屋街のような感じになってきている。
 饅頭、牛すじ肉の煮込み(刻みタマネギ入りの酢醤油で食べる)、海鮮チヂミなどを頼む。酒はマッコリ。
 
コメント
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