岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

南アルプス 赤石岳下山の軌跡

2022年07月29日 | 岳と登山

令和4年7月29日(当地は薄曇り)

今日は朝のうちに畑の草を刈りましてその後は自宅に居て、ネットしたり、明日は狩猟免許「罠編}の受験日なので一寸、テキストを読んだりしてマッタリしています。受験内容はそんなには難しくないけどテキストは一通り目は通しておきたい。

明日は受験後に北海道に行くので山道具を車に積み込みます。今回もテントは使わない予定なので今回はテントそのものを持って行かないことにしました。シュラフも夏用にしてザックは幌尻岳登山用に中ザックにして、トムラウス山用に日帰りザックを持って行きます。ポールを持って行くかはちょっと悩んでいます。要らないかもしれないですね。今回は極力、荷物を減らしていこうと思っています。

では掲題について、赤石岳からの下山風景を上げていきます。7月24日です。

朝起きてみたら又もやお天気が最高です。朝焼けや雲海と富士山が美しい。美しすぎる。

此方は西方面で赤石岳の旧頂上方面ですが、山域全体が朝焼けです。多分、各地の山に登っている何万人という登山者がこの景色を感激の思いで見ていることでしょう。特に富士山に登っている人たちは週末でもあるので登山者の数は計り知れない程でしょうね?ご来光が中々、上がってきませんでしたね。

漸く、ご来光が上がり(4時40分頃)ました。歓声が上がります。ご来光が上がると直ぐに辺りは明るくなります。赤石岳の頂上でご来光を見ている人たちがいます。暗いうちに見ていたら、登山道でヘッデンの明かりが何個も揺れていましたから他の小屋から朝早く出てきたんでしょうね。荒川小屋から朝の2時半に出てきた若者は頂上にたどり着く前に日の出を迎えてしまって残念だったと言ってました。避難小屋の予約が取れなかったので仕方ないと言ってましたが、小屋番さんに会いたいのと小屋のグッズを買いたかったので来たと言ってました。

自分は朝は胃がムカついていて、飲み過ぎ(ビール500ml×1、350ml×1)?、つわり?そんな訳ないか!こりゃ、高山病だな。年取ると高山病になり易いのか?此れは下山しないと治らないので朝食は食べる気分では無いので摂らないで下山します。

小屋番の榎田さんにお別れして下山します。彼は今年一杯で小屋番を卒業すると言ってましたからもう会えないですね。元気でいてほしいものですね。本当に良い思い出を頂きました。

今日もお天気が良くて下山日和ですね。赤石岳を登り返します。今日も富士山を見ながらの移動で最高です。

小赤石岳方面に下って行って赤石小屋への分岐迄下ります。下山道はかなり急で赤石小屋までは2時間かかります。途中。水場があります。良く解らないけど水場で道迷いしている単独の小母さんが居ました。明らかに変な場所に居たので登りですか下りですかと声を掛けたら登りで道が解らないという。自分が歩いて来て登山道がしっかりしているのに道が無いところに何故行くのだろう?これが遭難のパターンですね。道が無いところにはいり込まないことが鉄則なんだけど、道が無い所を勝手に歩き回るから遭難してしまうんだよね。急斜面だから滑落するかもしれないし落石を起こす可能性も有るし、怖いですね。

程なく富士見平(2701m)に到着です。赤石小屋まであと30分ですね。頂上から約400m下ってきましたが胃のムカつきは収まりません。此処には40歳ほどの男性がいて食事していましたが、余り社交性が無いようです。先の避難小屋に赤石小屋からワザワザ上がってきてグッズを買いあさっている小柄の女性がいたのですが、薬指に指輪を填めていたんで旦那さんはどうしたんですか?と聞いたらそこいら辺を登っているんじゃない?と言ってたので状況から其の男性が旦那さんらしいですが赤石岳登らずに下ったみたいですね。それにしても女子は元気だね!

漸く赤石小屋(2564m)に到着です。此処の小屋は2棟あるようです。綺麗な小屋でした。胃のムカつきは収まりませんけどエネルギー不足で歩けなくなるので無理して何か食べたいと思います。抹茶アイス(300円)が有りましたので即購入です。山の中で乾いた喉には抹茶アイスは最高過ぎるでしょう。併せてエネルギーチャージでゼリー(300円)も併せて頂きます。此れで下山迄体力は持つでしょう。ここでもドラマが有りました。先ほどの女性がひょっこり現れて荷物を纏めていました。と言って見晴らし台に行きましたが、やはり先の男性と女性はペアでしたね。自分は彼等より早く出立したんですが躍動感のある身軽な小母さんだったので直ぐに抜かされると思っていましたが、道標1/5までは抜かされることはありませんでしたね。想定通りに旦那さんが余り身軽でなかったらしい。

という事でこの後は只管、下ります。登山道は急登も少なく歩きやすい登山道です。途中には道標があって赤石小屋(5/5)から椹島(0/5)までありましたので凄く参考になりましたが、1/5までは順調に歩けていて、下山では誰にも追い越されなかったのですがここで自分の膝が踏ん張れなくなってペースが超スローダウンです。一気に4名の方たちに追い越されてしまいました。体力の限界です。そろそろと降りていきます。漸く、椹島に到着です。すかさずソフトクリームとコーラを頂きました。商品の値段は山小屋と同じでヘリコプターでの搬送でもなく陸送なのに超高いです。胃のムカつきは収まっていました。やはり高山病だったようですね。

帰りのバスでは先の御夫婦が隣の席でずーーと話しかけて来てしばらく話していましたね。お陰で眠れなかったです。乗客のほとんどが疲れて眠っているし、旦那さんは思いっきり寝ているのに小母さんが只管話かけて来て眠れない。避難小屋の話を聞きたがっていたので昨夜の話をしてあげましたが、やはり彼女らも避難小屋に泊まりたかったらしいです。自分て何で予約が取れたんだろうか?それも3日前に!

という事で赤石岳の下山風景を揚げてみました。今回の山旅は予想外の軌跡と言えるものでそれを整理して次回、掲載したいと思います。また、椹島であるご夫婦(名前も知らない)に話しかけられて住所と名前を教えてと言われたんで小屋で話もしていたんでメモ帳に書いて上げたら昨日、南アルプスの山写真のカレンダーが届きました。どういう事?此れも不思議です。一期一会?今回は奇跡と想定外が多すぎて纏めきれるかな?

明日は狩猟免許(罠編)の試験なので頑張ってきます。受験勉強はほぼ終わったので大丈夫でしょう。その後、自宅に戻って山道具を車に積んだら北海道に出発します。百姓爺にしては忙しいな!

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