おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

ナミダドロップス

2023-03-19 23:16:22 | 観たもの
 「猿之助と愉快な仲間たち」の第3回公演「ナミダドロップス」を見てきました。とりあえず、亀ちゃんご出演、春秋座での公演ということでまいりました。

 あらすじです。
 ある日、団長・如(ジョ)と月(ゲツ)が率いる漂泊の舞踊集団キサラギが、ある街へと流れ着く。
その中に、ひときわ異彩を放つ踊り子が・・・女の名は、翡翠(ヒスイ)。彼女の妖しい輝きに照らされて、浮かび上がる光と闇、愛憎渦巻く人間模様。
 聖地に聳え立つ鐘楼堂「通圓」を舞台に、堂守・清比古(キヨヒコ)、その主人・帯刀(タテワキ)と若き親衛隊長・陽光(ハルミツ)ら、運命の歯車が回り出す。


 鶴屋南北「金幣猿島郡」とヴィクトル・ユーゴー「ノートルダム・ド・パリ」を融合させて新しい群像劇として新しく書き下ろされた作品だそうです。「金幣猿島郡」も「ノートルダム・ド・パリ」も元々を知らないので、「あ、アレですね」ってピンと来る場面もなく、ボーッと見ておりました。帰ってからヤホーで「金幣猿島郡」を調べてみたけれど、よーわかりませんでした。

 ご出演は、亀ちゃんと澤瀉屋さんのお弟子さんがほとんどで、石橋正次さん、嘉島典俊さん、下村青さんあたりはスーパー歌舞伎でご一緒されていたので、もっと歌舞伎に寄せたお芝居かと(南北だし…)勝手に思っていたら、全然違ってて、現代劇でした。澤瀉屋さんのお弟子さんたち、キレッキレのダンスを踊ってて、「歌舞伎役者もいろんなことせなあかんねんねぇ~」と思っておりました。

 何となく蜷川センセーのお芝居を思い出しました。役者さんが団体で出て来て割台詞を言うところとか、衣装の感じとか、舞台装置の使い方とか、「昔、よく見たなぁ」ってちょっと懐かしい感じがしました。

 松雪泰子さん、とてもお綺麗でした。お衣装もステキです。今回の衣装は京都芸術大学の舞台芸術学科の学生さんが担当されたそうです。京都公演のみ俳優として舞台に立った学生さんもいらっしゃいました。なかなか貴重な経験ですよね。亀ちゃんが芸術監督をお務めなことだけはあります。

 終演後、トークショーもありました。演出を担当された青虎さんが司会で松雪泰子さん、嘉島典俊さん、松原海児さん、立和名真大さんが登場されました。このトークショーってたまにあるのですが、「残ってよかった」って思えるのがあまりなくて…。それぞれがそれぞれしゃべって終わり、みたいな…。もうちょっとクロストーク的な盛り上がりがあるといいのですが。そのあたり司会者の力量?台本の有る無し?によるのかなぁ…。スミマセン、せっかく京都のお客さんのために企画してくださったのに。

 “歌舞伎ぢゃないお芝居”、なかなか見る機会がないので、亀ちゃん目当てとは言え、行けてよかったです。

《オマケ》
 
 お彼岸だったので髙島屋の鳴海餅でおはぎを買ってきました。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする