おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

高島屋大阪店

2009-03-13 01:08:09 | 百貨店
   

 先週の土曜日、高島屋大阪店に行ってきました。高島屋の場合は「おおさかみせ」と読みます。目的は7階グランドホールで開催されていていた「細見美術館開館10周年記念展日本の美と出会う」を見に行くことでした。と言っても、特に見たかったわけでもなく、たまたま招待券をいただいたので、反故にするのももったいないと思い、難波まで出かけました。

 展覧会のほうは、結構好きな傾向のものでしたが、土曜の夕方ということで、まあまあの混雑でした。さらに、百貨店に来てついでに見る方が多いせいか、結構館内がうるさくて、入った瞬間「パス」と思い、ささっと見渡してとっとと出てきました。

 でも、せっかく難波まで行ったし、久しぶりの大阪店なので(京都店の方が行くことが多くなった)、エスカレータで降りていきました。前の前の会社が高島屋の斜め向かいにあり、さらに取引先が高島屋ということもあって、ほぼ毎日高島屋に通っておりました。趣味と実益を兼ねていると言いますか、「高島屋がクローゼット、高島屋が冷蔵庫」という生活でした。なので、高島屋はエレベータ、エスカレータの位置はもちろん、トイレや非常階段の位置まで熟知しております。

 今は、大規模な改装中で、あちこちが工事中で、売り場面積が半分くらいしかない感じでした。何年ぶりかで、ゆっくりじっくり店内を見ましたが「通いつめていた頃と変わらへんなぁ」と思いました。もちろん、ブランドとか売り場の什器関係とかどんどん入れ替わっているんでしょうけど、全体から受ける印象が十何年前とあまり変わらないんです。高島屋がもうひとつ伸び悩んでいる理由が、このあたりにあるような気がしました。サロン・ル・シックとか美術部とか、非常に大きな財産があるのに、それが活かしきれていない、何だか宙ぶらりんになっているように思いました。

 高島屋は阪急といっしょになって生き残りをかけるみたいですが、どうも水と油のような気がします。少し前まで「高島屋はどことも合併せずに独自の道を行きます」とおっしゃっていたのに・・・。よほど切羽詰ったところまで来ているんでしょう。百貨店好きのワタクシとしては、どこの百貨店も伊勢丹や阪急みたいに流行の最先端になってしまっても、何だか楽しくないわぁと思います。高島屋とか大丸とか“老舗を鼻にかけた、富裕層しか相手にしない”百貨店っていうのも、案外好きなんだけど・・・。
コメント (2)
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