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おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

ルクア1100

2015-04-09 22:44:47 | 百貨店
 JR大阪三越伊勢丹が業績不振のため昨年8月にいったん閉館、そのあとはJR西日本が運営するショッピングセンター、ルクア1100(イーレ)になりました。4月2日にグランドオープン、5日にチラッと行ってまいりました。以前にも記事にしましたが、「三越伊勢丹」という百貨店はなくなり、ローマ字小文字の「isetan」が一部残りました。「isetan」は地下1階のisetan Shoes & Bags・isetan Accessories、1階のisetan Seasonal Selection、4階のisetan Closet、8階のisetan Men's Styleの4箇所にありますが、isetan Closet以外はそれぞれの売り場の一部、テナントのひとつになっているので、実質的には4階だけってことになりました。

 isetan Closetは新宿伊勢丹の2階と3階をそのまま展開しますとプレス発表されていましたが、三越伊勢丹時代に2階と3階にあった主だったブランドがそのまま残っていて、特に目新しいものはなかったです。もともとそれなりに頑張ったはったわけです。ただ、何かあるかと期待して行ったので、ちょっとがっかりでしたが。

 Mint Designsというブランドがあるのですが(これも以前からあった)、そこが手塚治虫のレオと赤塚富士夫のニャロメのコラボレーション企画を立ち上げており、大阪にもあるのかしらと聞きに行ったら、新宿伊勢丹だけだったそうで、確かプレス発表では新宿伊勢丹のイベントを大阪でも同時開催しますって言ってたのに、「ウソツキ!」と思ってしまいました。伊勢丹も建前とは裏腹に、大阪は「もういい」と投げているのかもしれないと思ってしまいました。4階を一周して、改めて、並んでいるブランドを見ると、結構梅田阪急とかぶっていて、それならば大阪の人は阪急に行くだろうと思いました。オープン直後ということで、お客さんはすごく入っていましたが、実際に買ってる人はそんなにいなくて、なかなか前途多難です。

 3階にテナントとしてエストネーションが入っていたのがちょっと嬉しかったです。「西日本初出店」って書いてありますが、実は10年ぐらい前に京都のBALにありました。厳密には初ではないと思います。東京チックなコンサバです。大阪で受け入れられるかどうかはビミョーかと。私は既に夏のバーゲンを楽しみにしているのですが。

 isetan Closet以外の階も一応通りましたが、百貨店とショッピングセンターって造りが全然違うんですね。特に伊勢丹はブランドの垣根を取っ払ってというのを頑張っていたので、売り場に壁の仕切りがほとんどなくて端から端までフラットな状態です。でもショッピングセンターのテナントって、それぞれ両側に壁があってお隣のお店とはきちんと仕切られています。ルクアではそれができないみたいで、無理やり屋根をつけたテナントがあって、家の中に家があるような、そんな感じになっていました。不思議な光景でした。

 地下の食料品売り場は伊勢丹ではなく、ルクアの食料品売り場になっていました。三越の果遊庵もなくなてしまいました。全国のいろいろなお菓子があって、行くと必ずチェックしていただけに残念でした。「月よみ山路」も買えなくなってしまいました。

 前のJR大阪三越伊勢丹も結局何をしたいのかよーわかりませんでしたが、ルクア1100はもっとわからなくなりました。ほんと、どうなるんでしょうね…。

ルクア1100のコンセプトと売り場構成です。
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バーニーズ・ニューヨーク

2015-02-10 23:58:18 | 百貨店
 「バーニーズ・ニューヨーク」を日本で運営しているバーニーズジャパンがセブン&アイ・ホールディングスの完全子会社になると報道がありました。セブン&アイ・ホールディングスはすでに49.99%の株式を保有しており、残り50.01%を持つ住友商事から買い取る交渉をしているそうです。

 元を辿れば、平成元年6月に伊勢丹が、米国の「バーニーズ・ニューヨーク」からマスターライセンスを受け、全額出資子会社としてのバーニーズジャパンを設立、翌年、新宿にバーニーズ・ニューヨークの一号店が開店しました。ワタクシ、正確な時期は覚えていませんが、結構早い時期に新宿までまいりました。今でこそ、高級ブランドショップでドアマンがいるのは当たり前のようになっていますが、当時、そんなドアマンがいるお店など皆無で、長身のイケメンのおにぃちゃんにドアを開けてもらってまずびっくりしました。いわゆる“セレクトショップ”で、お店のディスプレイも独特だし、お店の紙袋が黒色で白い小さい文字で「Barneys New York」と書いてあるだけで、何もかも「すっげー!」と思いました。それ以降、上京するたびに(ってせいぜい年に1回程度でしたが)、新宿伊勢丹とバーニーズへ行くのが“お約束”となりました。なぜか、リネンの無地のハンカチを買うのが楽しみで何色か揃えました。(無地のパキッとしたハンカチって案外売ってないので)

 平成18年に住友商事と東京海上キャピタルが伊勢丹からバーニーズの全株式を取得、それからは住商が運営を主導していました。伊勢丹はノウハウを全部吸収した、もうバーニーズから学ぶことはなくなったので手放したと聞いたことがあります。

 住商になってどうなるのかしらと心配していましたが、オリジナルブランドの「バーニーズニューヨーク」や高級インポートブランドの衣料品や雑貨などが売られています。

 セブン&アイホールディングスは完全子会社にした後は、インターネット販売の「セブンネットショッピング」にバーニーズの商品を加えるなどして衣料品事業を強化するそうなんですが、バーニーズがセブンイレブンあるいはイトーヨーカドーといっしょになると思うと、ちょっと「なんだかなぁ」と思ってしまいました。もちろん、決してスーパーやコンビニにはならないのはわかっているんですが…。

 伊勢丹から住商になって、大きくは変わりませんでしたが、品揃えやディスプレイが微妙に変わっているような気がしないでもないんです。まあ、伊勢丹が始めた当初はバブルの絶頂期、何でも高ければ売れるような時代でしたが、住商に移った頃って景気があまり良くなくて、外部からリーズナブルなモノ、アクセシブルなモノを求められ、そっちの方へ向かざるを得ないような状況だったのかもしれませんが。それがさらにセブン&アイになって、どうなるんでしょうか?

 最近のバーニーズには、最初に新宿のバーニーズニューヨークに行ったときのワクワク感ってあまり感じなくなってきました。それよりも新宿伊勢丹に行ったときのほうがトキメキますね。

 上の写真は2年ぐらい前に上京した折に撮った銀座のバーニーズニューヨークのショーウィンドーです。クリスマスシーズンだったように思います。
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ルクア1100

2015-01-19 23:54:46 | 百貨店
 JR大阪三越伊勢丹の跡地(ってニュースに書かれていた。“跡地”って…。伊勢丹LOVEなワタクシはちと悲しゅうございます)にできる「ルクア1100(イーレ)」の詳細が発表されました。4月2日新開業です。

 既に発表されているとおり、専門店と百貨店を融合した商業施設として開発され、150店舗の専門店に加えて、ジェイアール西日本伊勢丹が運営する中型百貨店「isetan(イセタン)」が6フロアに8店舗入るそうです。開業すると既存の「ルクア」と新設の「ルクアイーレ」の2館からなる「ルクア大阪」全体で店舗面積5万3000平方メートル、店舗数360となり、駅のショッピングセンターとしては日本最大規模となります。NHKのローカルニュースでも取り上げられていましたが、JR西日本SC開発の山口正人・社長が前面に出た記者会見でした。

 ルクアのプレスリリースはこちら。それを見ると「敷居の高さを払拭し気軽に入店いただける工夫」「LUCUAでご評価いただいている、旬の洗練されたライフスタイルを提案」ってあって、JR大阪三越伊勢丹へのイヤミもチラホラ。JR西日本としては、京都伊勢丹でのせっかくの華々しい成功体験をぐちゃぐちゃにされたっていう、うらみつらみがあるのかなぁと勝手に想像してしまいました。

 でも伊勢丹だって負けていません(三越は置いてけぼりです)。早速<isetan>ショップのwebsiteを立ち上げています。一番力が入っているのが4階フロア全体を使った「isetan Closet」です。新宿伊勢丹の2階、3階と連動して、その強みを凝縮して展開するそうです。新宿伊勢丹で行われるイベントもいっしょにやるみたいです。

 期待したいと思う反面、本当に新宿伊勢丹をそのまま持ってきただけで大丈夫なん?と思うんですけどね。以前のJR大阪三越伊勢丹だって、新宿伊勢丹にあったブランドは入っていました。新宿伊勢丹に行ったときに「あ、これ大阪でも見たわ」っていうのが結構ありましたから。シューズ&バッグ売り場の主要ブランドもあまり変わり映えしていないんですけど。ただ、売り場のスケッチ図なんかを見ると、かなり新宿伊勢丹に近いので、あの天井からいろんなオブジェがぶら下がっている売り場になるんでしょうか。あのなぜか無駄に広いお手洗いもできるんでしょうか。一見の価値はあるのかもしれません。ごくごく個人的な希望なんですが、バッグ売り場に三越伊勢丹オリジナルのmade in JapanのAPUDを入れてほしいなぁ。上京するたびに買おうかどうしようか迷いながら、バッグなんて嵩張るのでいつもパスしています。それ、是非、ヨロシクお願いしたいです。



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ルクア1100(イーレ)

2014-11-15 11:42:01 | 百貨店
 売り上げ不振のため、今年7月から食料品売り場とレストランフロアを除いて売り場を閉鎖、改装工事に入っていた「JR大阪三越伊勢丹」ですが、名称を「ルクア1100(イーレ)」に変更、さらに東側の専門店街「ルクア」と一体運営して、2つの施設をあわせた総称を「ルクアosaka」とするそうです。

 売り場は伊勢丹によるセレクト型出店形態「isetan」(イセタン)と専門店を組み合わせた構成となり、地下2階から地上10階までの各売り場のうち、1・4階はisetan、3・5・6・7・9階は専門店、地下1・2階と2・8・10階は専門店およびisetanを融合したフロアとなります。

 三越の名前が完全に消えました。阪神大震災で高麗橋の店舗が被災、仮店舗での営業が続いていましたがそれも閉鎖、それから現在ヨドバシカメラがある場所に出店するつもりがヨドバシカメラに入札で負け、ようやくJR西日本のノースゲートビルディングへの出店が決まるも、三越単体では無理で伊勢丹との共同出店という形になりました。伊勢丹がつけば「きっと安泰」と思っておりましたが、周りの阪急、阪神、大丸、さらには高島屋からの強烈な反撃を受け、わずか4年で改装に追い込まれ、新しい売り場には「isetan」の名前のみ残ることになりました。三越ってよほど大阪にご縁がないんでしょうかね。高麗橋にあった頃もそんなに流行っているようには見えませんでしたが、まあ、それでもつぶれなかったので、それなりに固定客(「お帳場」のお客様?)があったんでしょう。大阪駅の進出、若者への迎合っていうのが、そういうお客様のかえって反発を招いたのかしれません。

 さて、その新しいセレクト型出店形態の「isetan」ですが、JR西日本のプレスリリースによれば、「“ブランドの垣根を越えたアイテム編集力”“シーズンごとに季節感のある売場づくり”“上質で深みのある品ぞろえ”といった百貨店独自の強みを活かしながら、『伊勢丹新宿店のMD供給力』を最大限に活用し、その強みを凝縮して展開する『新しい出店形態』となります」ということなんですが、新宿伊勢丹の3階、4階、5階がやってくるような感じなんでしょうか。非常にワクワクする反面、ああいうのって新宿伊勢丹だからOKと思えるのであって、それを大阪でそのまま展開してしまうのは危険なような気がします。4年前のJR大阪三越伊勢丹出店時に失敗しているので、伊勢丹の皆様には、不本意なことかもしれませんが、大阪のお客さんの目線まで下がっていただいて、あせらずにゆっくりと大阪に合わせていただけたらと思います。

 ちなみに店名の「1100(イーレ)」は専門店の専(千)と百貨店の百を足したもの、また「イーレ」はドイツ語で「あなたの」という意味があるので、「あなたのルクア」と読んでほしいみたいです。
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東京の大丸

2014-08-21 23:16:06 | 百貨店
 NHKにタレントが1週間、企業に就職し、ガチンコで仕事に挑む「仕事ハッケン伝」という番組があります。レギュラー放送は既に終了しており、昨夜はスペシャル番組ということで、お笑い芸人のパンサーの向井慧さんが、東京駅の大丸のデパ地下に飛び込むという企画をやっていました。この番組、以前に何度か見たことがありますが、最初に見た時は「タレントが1週間で何ができるんやろう?受け入れるほうもいきなりド素人がやってきて困るやろうなぁ。“ヤラセ”とちゃうん?」といろいろ思いましたが、見ているとご出演の皆さんはかなり真面目に取り組んでいらっしゃいます。決しておちゃらけではありませんでした。

 失礼ながらパンサーの向井さんって全然存じ上げず「Who?」状態でしたが、番組のWebsiteを見ると、中高生に絶大な支持を受けるイケメン芸人さんだそうです。その割りに“華”はなかったように感じましたが。中高生と中高年では感じ方が全然違うんでしょうね。

 そんなワタクシですので、昨日も特に見るつもりはなく、NHKのニュースを見てチャンネルをそのままにしていたら、この番組が始まり、知らない男子だったのでチャンネルを変えようかしらと思ったら、舞台は「百貨店」。百貨店愛好家としてはやはりこれは見なければなりますまい!ということで、しっかり拝見しました。見ているととてもワクワクしてきて「あぁ、やっぱり私って百貨店が好きやねんねぇ~」と自分で自分に感心しておりました。

 上京して帰阪するとき、大体、銀座から東京駅へは歩いていくのですが、以前は丸の内の仲通りを通っていましたが、最近は外堀通りを通ることが多く、そうなるとその終点は東京駅の大丸になります。1階の和洋菓子売り場も充実ですが、地下1階のお弁当の売り場がめちゃくちゃ広くなって、半端じゃない品揃えとなっています。昨日の番組でも、向井さんはそのお弁当売り場が受け持ちで、見たことがないお弁当がいっぱい映っていたので、次回の参考にさせていただきたいと思います。

 番組で向井さんに与えられたミッションは、夏の「行楽シーズン」に勝負をかける魅力的な弁当のキャンペーンを企画することでした。ブレーンがついているのかと思いきや、どうもそうではなさそうで、上司のマネージャーから叱咤激励(叱咤が9割9分ぐらい)されながら、企画を作り、部長の前でプレゼンし、売り場の店舗と交渉し、販売当日は自ら店頭に立って呼び込みをされていました。最後はすべて売り切ってメデタシメデタシではなく、売れ残りがありました。テレビに出ている人なら、お客さんも気づきそうに思いますが、全く無視っていうか気づかれていないようでした。大阪だったら、気づいたおばちゃんが絶対に声をかけ、背中をバンバン叩きながら「あんたぁ、テレビ出たはる人やんなぁ。こんなとこで何したはるん?」って言うと思います。

 ところで、東京の大丸って、東京駅にあって通りすがりに入るってお客さんが多いと思いますが(私もそのクチ)、関西だと、梅田の大丸はそれに近い感じですが、それ以外の京都、心斎橋、神戸元町は駅の上、近くではありますが、ターミナルではないので、どちらかというと「大丸に行く」ことを目的に来られるお客さんが多いように思います。京都のお人に以前聞いたところでは、京都の富裕層の方々は大丸へいらっしゃるそうで、そういわれれば、心斎橋も神戸大丸もそういう風にお見受けするお客さんが多いような…。どういうお客さんかというと、こなれたおしゃれをされています。私なんかは、おしゃれをするというと、必死、これ以上伸ばすとアキレス腱が切れるってくらい必死で背伸びしてがんばるので、おしゃれしていても“痛さ”を感じるんですが、富裕層のお客さんは普通の格好なんですがさりげなくおしゃれ、よく見ると上質の素材でカッティングも違うので姿美しく、そして持ち物もブランドブランドしていないけれどブランドものって感じです。こういうのって生まれ持ったセンスっていうのもあるんでしょうね。なかなかそればっかりは一朝一夕で身につくものではありませんからね。毎日の積み重ねっていうのもあるから、たとえユルユルの会社でもおしゃれしていけばいいんでしょうけれど、もひとつモチベーションが上がらず、ついテキトーな格好で行ってしまいます。がんばります。
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JR大阪三越伊勢丹 改装中

2014-08-07 23:24:51 | 百貨店
 おそらく関西圏以外ではニュースにならなかったと思いますが、大阪駅のJR大阪三越伊勢丹は7月27日(日)で営業を終了、現在は改装中となっています。今年の1月に発表があって、冬のセールがそのまま閉店セールに突入、この7ヶ月間は大阪店のあちこちに「Sale」の文字が躍っていました。ただ、そのセール商品は完全にセール用に作られたもの、京阪百貨店とか近鉄百貨店とかで売ってそうな商品で、“ファッションの伊勢丹”がこんなもの売ってちゃダメです。こんなところにも、大阪店がなくなった遠因がありそうな気がしました。

 閉店と書きましたが、地下2階の食料品売り場と12階のレストランフロアは細々と営業中です。「あかん、あかん」といわれていた大阪店で健闘していた売り場だそうです。私も地下食料品売り場は結構利用しています。阪急や阪神のように混んでなくて、ゆっくりお買い物ができるんです。富澤商店が入っていて、ドライフルーツやナッツの量り売りがお得なので気に入ってます。

 
 
 先週の日曜も寄って、生ジャムを買ってきました。生ジャムって、なかなか売ってないので、貴重です。

 
 ただ、上の階が改装中なので、地下2階の売り場にたどり着くのが大変です。これまで、伊勢丹への出入り口は1階、地下1階、あるいはJRの駅から直接入れる2階、3階、5階と複数ありました。改装工事のため、百貨店の中は通れないので、外のエスカレーターで地下2階まで降りて、その出入り口から入っていくようになっています。先日、同僚の女子が伊勢丹へ行ったそうですが、1階の入り口が閉まっていたので「つぶれた」と思って帰ってきたそうです。せっかく“健闘”していた食料品売り場なのに、こんなんでダメになったらお気の毒です。

 再オープンは来年の春だそうです。JR主導の店作りになるんでしょうね。それはそれで、売れ筋を追求して、金太郎飴のような面白みに欠ける店舗になりそうな気がします。大阪店の開店を指折り数えて待っていた百貨店愛好家としては、伊勢丹もちょっとぐらい巻き返しましょうよ!って言いたいところで、とりあえず、個人的には伊勢丹三越オリジナルのMade in JapanのAPUDブランドのバッグを置いてほしいのですが。今は新宿伊勢丹と日本橋三越、銀座三越にしか置いてません。銀座三越に行くといつも見るんですが、持って帰ることを考えるとなかなか買えません。伊勢丹さん、ヨロシクです。
 
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JR大阪三越伊勢丹 売り場縮小→消滅?

2014-01-23 23:05:32 | 百貨店
 JR西日本と三越伊勢丹ホールディングスはJR大阪三越伊勢丹の売り場面積を約4割に大幅縮小し、隣接する専門店街「ルクア」と一体運営することを柱とした再建策を21日に発表しました。百貨店の縮小で空いたスペースには、若年層に人気のある専門店を誘致することで立て直しを図るとのことです。まあ、結局ルクアになるってことなんでしょうね。今夏から一部を除いて休業し、改装工事を開始、平成27年春に再オープンする予定だそうです。再建に伴い店舗名も変更する方針で、新店舗の名称は未定ですが、どうも三越伊勢丹という名前はなくなりそうな雲行きです。

 3年前のオープン当初からずっと不振が続き、2年目くらいからJR西日本は売り場改装・ルクア拡張を盛んに言ってましたが、伊勢丹側は「伊勢丹でがんばる!」と真っ向から否定していました。JR西日本が押し切った形ですね。

 百貨店愛好家としては、非常に残念な結果です。このブログでも何度か書いていますが、伊勢丹大好きな人なので、伊勢丹が梅田に来ると聞いたときは小躍りして喜びました。伊勢丹と阪急で買い回りができるなんて「まあ何とステキな」とオープンを指折り数えて待っておりました。ところがね、出来てみると「何か違う」百貨店で、アイカードを持っているし、買いたいんですよ。でも、買いたいものがないんです。「東京式を押し付けたから」という話もありましたが、新宿伊勢丹も銀座三越も行くと欲しいものはいっぱいあります。それらをそのまま持ってきてくれたらよかったんですけどね。

 まあ、阪急や高島屋から“いけず”されてブランドが揃えられなかった、実際の売り場を見ればそのとおりなんですが、それにしても伊勢丹なら違う手が打てそうな気がするんですが。大阪の土地柄とか消費傾向とかを東京の人が見誤ったんでしょうか。伊勢丹のバイヤーなら、オープンして1年も経てば、何を見誤ったかわかりそうなもので、修正しなかったんでしょうか。

 お気の毒なのは三越百貨店です。阪神大震災で北浜からの撤退を余儀なくされ、大阪での再オープンは悲願で、現在ヨドバシカメラがある場所に出店する予定だったのが、土壇場でヨドバシカメラに入札で負けご破算になりました。それから苦節?年、伊勢丹といっしょになってやっと「大阪店」が復活したのに、わずか3年あまりで撤退。再々オープンはもう難しいかもしれませんね。
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アクアアレゴリア

2013-09-18 23:54:47 | 百貨店
 久しぶりにフレグランスを買いました。ゲランの「アクアアレゴリア」の中の「リスソレイヤ」です。

 ゲランは1828年にパリでフレグランスメゾンとして誕生しました。以来、180年以上、5世代にわたる調香師が数々の名品と呼ばれる香水を生み出しています。「ミツコ」や「夜間飛行」あたりが一般にも有名でしょうか。

 そんな中でアクアアレゴリアは比較的新しい時代のフレグランスで、ゲランのパンフレットによると「自然の美しさと洗練されたモダニズムを融合。フレッシュで軽やかな、ライフシーンフレグランス。」だそうです。このシーズ、結構好きで3年前にも「ティアレミモザ」という香りを買っています。その記事はこちら

 その記事にも書いていますが、このシリーズ、毎年6月に新しい香りが発表されます。その時期から察するに“夏向き”の香りって感じ、実際、ゲランの店員さんも「夏の庭園の植物が生い茂るようなイメージですね」とおっしゃっていました。大体、毎年6月になるとゲランのカウンターに行って、今年の新しい香り(今年は「ネロリアビアンカ」)のムエットを貰って、どうしようかなぁとさんざん迷って夏が終わるというパターンの繰り返しなんですが、今年も買わないままになるのかと思っていましたが、もう秋に入ろうかというこの時期になって突然の購入です。と言いますのも、9月4日から24日まで伊勢丹でアイカードのご優待がありまして、ゲランの化粧品なら10%+自分の割引(私は7%)分を引いてくれるんです。まあ定価でも6825円の商品なので、そんな大騒ぎをするものでもないのですが、大阪のおばちゃんは少しでも割引が大きいほうがウレシイので、「いつ買うの、今でしょ」(←ちょっと死語に近づいていますか?)とばかりにゲランに行ってきました。

 現在、アクアアレゴリアは5つの香りがありました。今年のネロリアビアンカはビターオレンジ&オレンジブロッサムだそうで、カテゴリーとしてはシトラス・フローラルとなっていました。ちょっと違うかなって感じで、どちらかと言えばフローラル系の甘い香りが好きなので、アクアアレゴリアの中の唯一のフローラル系リスソレイヤを試させてもらいました。リリー&イランイラン、トップノートは百合の香り(カサブランカに近い?)が来て、だんだんとイランイランの南国の花独特のムワッとした甘ったるい香りがきます。結構、この甘ったるい香り、好きなんです。シトラス系と違って、これなら季節的にもう少しつけていてもOKなような気がします。(一応、自分の中で冬向きとか夏向きとかつける香りを変えているので)

 お洋服や靴といっしょで、香りも新しくすると気分が変わってよろしゅうございますね。毎朝、シュッとする瞬間が楽しみで、ちょっとウキウキしています。

 

 
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グランフロント大阪

2013-07-16 23:48:07 | 百貨店
 ゴールデンウィーク直前に開業、ゴールデンウィーク中の人出はハンパじゃなく、なかなか近寄れなかったグランフロント大阪でしたが、6月末にとりあえず真ん中の通路だけを通ってきました。もう1回ぐらい行って、ちゃんと中を見てから記事にしようかと思いましたが、「もう1回」っていうのがいつになるのかわからないので、とりあえず…。

 ちょうど中津に行く用事があり、その帰り道に通りました。ご存じない方のために、中津というのは梅田の次の駅で、グランフロント大阪の敷地は大阪駅の北から地下鉄一駅分近く北まであるということになります。一番北の端はマンションで、その南にインターコンチネンタルホテルがオープンしたので、そのパンフレットをもらおうと寄りましたが、1階のベルキャプテンではパンフレットを切らしていて、20階のレセプションまで行ってくれと言われ、パンフレットだけでエレベーターに乗るのも面倒で結局もらわずでした。ちょっと“減点1”って感じ?

 で、そのまま通路を南へ南へと歩きました。通路は人でいっぱいでした。でも、少し中のほうのお店に入ると一気に人はいなくなりました。オープンしてまだ2ヶ月あまりで、それは厳しかろうと他人事ながら思ってしまいました。

 造りは真ん中が吹き抜けで、その回廊の廻りにお店があるという、ショッピングセンターの王道です。「いまどきどうなん?」と思わなくもないけれど、三菱地所が開発の取りまとめ役になっているそうなので、そうなるんでしょうか。SHOPS & RESTAURANTはTOWN GUIDEという小冊子を見た印象になりますが、特に目新しいお店もなく、4、5年前に友人のJ嬢(彼女はショッピングセンターの専門家)に教えてもらった“ショッピングセンター御三家”と呼ばれるユナイテッド・アローズ、ビームス、シップスがちゃんとあって、こちらも「いまどきどうなん?」とちょっと思ってしまいました。

 個人的には大きなITOYAさんが出来ているそうなので(阪急三番街にあるけれどちっこいので)、それは行ってみたいなぁと思っています。それ以外は特にそそられるものもなく、っていうか、既に梅田にはあるお店が多く、同じ買うなら、ハウスカードとかポイントカードとか何か特典があるほうで買おうと思うので、わざわざ大阪駅の北まで行かなくていいかなぁと思います。お客さんは来るけれど、お金を使ってくれないという原因はこういうカード事情?も関係しているような気がします。大阪の人、そのあたりシビアですから。百貨店やショッピングセンターでハウスカードの入会をよく勧められますが、こういった“囲い込み”に必死なんでしょう。

 建物の周りに広場とか、テラスとか、並木とかあるようで、そちらはまだ行ってないので、次回はそちらを探検しなくてはいけません。
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今季のセール

2013-07-15 23:17:07 | 百貨店
 今季のセールも既に中盤に差し掛かっております。「今さら…」って感じもしないではないですが、一応、伊勢丹はまだ始まっていないので、まあ、まだOKかと思いまして。

 伊勢丹は今季も他の百貨店、ショッピングモールとは一線を画し、クリアランスセールの時期を後ろ倒し、17日(水)からクリアランスセールを実施するそうです。たった1年で「後ろ倒し、やーめた」とは言えませんから、仕方ない展開とは言え、17日と言えば、他の百貨店ではセール二巡目、“さらにお値下げ”に入っている頃です。なんとも言えない、居心地の悪さを感じてしまうのですが、ここはいっそおフランスのようにセールの時期を法律で決める!ぐらいしてもらったほうが良いような、そんな気がしてきました。

 そんな中、大阪の伊勢丹だけは他の百貨店と同じく先月6月28日から「ダイナマイトセール」と称して、実質セールに突入しています。梅田の周りの商業施設のほぼすべてが6月28日にセールを開始することを受けて、本社の意向は無視、「ウチだってやりまっせ!」と実施されました。店内のあちこちに「ダイナマイトセール」の文字が躍っていますが、このネーミングはどうなんでしょうか。伊勢丹らしくないというか、大阪らしいというか、「いいのか、伊勢丹」って思ってしまいました。昨日、京都の伊勢丹にも行きましたが、そちらはどこにも「セール」の文字がなく、とても静かな店内でした。でも、値札をよく見ると、既にお値下げになっているものがあちこちにあって、“知る人ぞ知る”セール状態でした。これって、お客さん、寄って来ないですよね。メーカー、ブランド側は非常にやりにくいと思います。

 で、ワタクシの今季のセールですが、今日、大阪の伊勢丹に行くと、春先から「いいなぁ」と思って、何度も手に取って見ていたニットのワンピースとカーディガンのアンサンブルが半額になっていて、「これって、出会いやわぁ」と勝手に思ってお買い上げです。4月の歌舞伎座は冬のセールで“黒木瞳スーツ”を用意していたけれど、5月の歌舞伎座に着ていくお洋服がなくて「どうしよう」と思っていた時に見たアンサンブルでした。早速、今週末の孝夫さんに来て行こうと思います。

 後は、梅田阪急のスティルアッシュが、7月下旬の最終セール時には(たぶん)7割引になるので、それを待ちます。こういうお買い物のクセをつけてしまうと、プロパーでは本当に買えなくなりました。結構、こういう人が増えているのではないかと思います。お若い方と違って、ある程度年齢が上になると、差し迫ってお洋服を購入しないといけない!ということがないので「セールまで待てばいいや」となります。

 世間ではアベノミクスとか何とか景気のいい話になっていますが、百貨店はどうなんでしょうか。高額商品が動いてきているそうですが、梅田阪急も結局1年目の売り上げ目標は下方修正したみたいだし、鳴り物入りでオープンしたグランフロント大阪もお客さんは来るけれど売れてないみたいだし、なかなかお大変な状況は変わらず、のようです。
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