「陶病日記」と称する以上はたまには「病」についても書いてみようかと・・・
先日10日午後7:30入浴後の夕食時、ビールを呑み始めた頃、突然、意識が薄れてきた。
自分の知識ではたぶんこれが脳梗塞か心筋梗塞の初期症状に間違いないと思った。
このとき心臓と脳が血管によって結ばれているのをリアルに感じた。
病院勤務14年、不明熱以来患者歴30年、脳梗塞で母を看取った経験からだ。
いざというときは救急車を呼ぶように指示して、あぶら汗・悪寒・不安によるパニック症状の中で
とりあえず水を飲んでしばらくじっとして状態が落ち着くのを待った。
それには理由があった。連休はじめの3日から家族がいるうちにと危ないテストを続けていたのです。
もう10年近く飲み続け、全身倦怠感という副作用の強い2種類の睡眠薬を自分の判断で服用を中止していたのです。
そんな睡眠不足の中、その前日にも釉掛け・窯詰めと少々無理をしていた事等、
そのほかにも思い当たるふしがあり、倒れない限り一つの病院で今回の症状の原因は解明できないと思ったのです。
長く医療と付き合ってると医療(医師の能力・人格も含めて)の限界がわかるんです。
病院に行ったこともない、薬も飲んだ事がないという強い人は、笑い話ですが、鼻くそ飲んでも治ります。
医療に対する信頼が厚く、不信がないからです。
いろんな事が頭を巡り3時間ほどして少し落ち着きを取り戻し、血圧を測ってみたり、
発病当初のあのなんとも言えないつらい時期が久しぶりによみがえってきました。
寝てる間に・・なんて思いながら大きな悪魔を頭に抱いたまま、睡眠薬を再開して眠りにつきました。
翌朝は左腕・首が全く動かせない状態になってました。そのまま3日間じっと寝込んでました。
一日、一日症状は落ち着いてきましたが、左腕と首だけは痛みが増し限界に達し、昨日友人に連れられて病院へ。
痛み止めの注射とハリを打ってもらい、やっとキーボードを叩けるようになりました。まだ右手だけで(笑)
いわゆる難病(特定疾患)患者には完治ということはありません。
少し体調が良い状態を「寛解期」と言います。逆に今回の私のように体調が悪くなる時期を「増悪期」と言います。
しばらく「寛解期」が続いていた私も、まさにこの「増悪期」へと滑り落ちていったのです。
この二つの時期を繰り返しながら、なんとか生きている証を探し求めるのです。
そして頸椎ヘルニアなどあらゆる副症状を併発しながら、なんとかこのつらい時期を突破しようと
もがき苦しむことになります。
でもその事を何度か繰り返す事によって、少しはやりくりが上手になっていきます。
再び、土を捏ねる日もそう遠くはありません。
それまでしばらくはストックされた(爆)拙い作品を見てください!!
今日は本当にとりとめのない暗い話にお付き合い頂きありがとうございました。
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病気が軽くなられんことを祈ります
粘土は逃げないからって 教えてくれたんですけど
今夜、久々に工房で粘土をこねました。手に力が無い分、土練機を活用し
丸1年、ほったらかしにしてガチガチになった粘土を2時間掛かりで柔らかくし
以前から、作りたいと思っていた母子の陶人形を作り始めました。
出来あがるかどうか分かりませんが、粘土に触れる幸せを、しみじみ感じています
どうぞ気持ちまで、沈み込まれませんように。
コメントしづらい記事でごめんなさい。
ご心配いただき本当に感謝です!!
逃げないけどガチガチも困りますので、時々霧吹きで水分補給ですね!!
かにちゃんも粘土に触れる幸せを取り戻せて本当によかったですね。
今度はその幸せを私が感じる番ですよ(笑)
お互いに無理することなく、楽しんでいきましょうね!!
それから間もなくお孫さんの誕生、おめでとうございます(祝!)
そのうちにビックリするような大物作りますから、ブログから目を離さないように!!
パソコンも買ってやらずに言うのもなんだけど(爆)
体の方はどうしようもないんですが、気持ちの方だけは、訓練で何とかやりくり出来るようになりました!!とりあえず逃げ道を見つけるのが上手になったんですね(笑)
それと扱いに苦労するブナの灰送ります。
ただ、この灰は世界遺産の白神山地のブナでなく、頂いた家具製造工場ではヨーロッパブナだといっていました。スイヒは昨年秋からしていますが、まだアクが抜けません。
性格の悪いやつですが、ビシッとしつけて下さい。
旨くいったら、レシピ教えてくださいね。
遠き秋田から届く天然灰は、いかなる麻酔の注射や精神安定剤よりも私を元気にしてくれます。腰痛も股関節痛も頸椎ヘルニアも吹っ飛びます。一層、自分が水に溶かして飲もうかと思いますが、お互いアクが強いのでそれはやめます。
私よりも大先輩のkarwenさんがいよいよ悟りの境地!に到達され、チェーンソーを振り回して開墾される姿を思い起こせば、寝てばかりは居られません。
そういう刺激のおかげで、なんとか「腐れた枕」にならずにすんでおります(笑)
奥さまの名セリフ、私の心にも響きましたよ(爆)