「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

クレタ島・・サモス島・・シテール島・・・エーゲ海

2011年03月11日 | 映画・音楽


今日はまるでギリシャの観光案内の番宣ブログのような話です。
月曜夜7時BS日テレの「大人のヨーロッパ街歩き『クレタ島』」を何気なく見ていた。
私の好きな「小さな村の物語 イタリア」はこの後です(爆)

NHKのあのカメラを背負って散歩するカメラ目線の不思議な感覚の番組
「世界ふれあい街歩き」がヒットして、アチコチのチャンネルで街歩き番組が増えた。
ちなみに水曜夜8時BS-TBSでは「ゆらり散歩世界の街角」があってます。

見ているうちに、頭の中はギリシャの島々をクレタ島、サモス島、
シテール島、ミコノス島、エーゲ海・・・・へと自由に羽ばたきはじめた。

Google マップは地名が読めずYahoo地図を開く。

クレタ島はギリシャで一番下(笑・・南)の今話題のアフリカのリビアのトブルクの真上の方の大きな島。
当時、ヨーロピアン・ポップスと呼ばれていた曲のタイトルに確か「クレタ島の砂」と言うのが
あったような気がする。
あの映画「日曜はダメよ」の主演女優であり、ギリシャの軍事独裁政権と闘う闘士でもあり
またギリシャの文化大臣も務めたメリナ・メルクーリが歌っていたような気がする。

サモス島はアテネから200km東方へ、トルコとの国境近く。

私が持っているナナ・ムスクーリのCDアルバム「私のアテネ」に「サモス島の女」という曲が入っている。
念のために確認していたら、カセットにはメリナ・メルクーリの「サモス島の舟」と言う曲もあった。
曲名の翻訳は映画のタイトルと一緒で雰囲気でいかようにも変えられる。
全く別の曲であった。

↓はメリナ・メルクーリの「サモス島の舟」



Les bateaux de Samos - Melina Mercouri


極めつけはシテール島。あまりにも小さいのか地図では見つけられなかった。
音楽の話はいずれも昔の若い頃の話だが、十数年前にギリシャの映画監督テオ・アンゲロプロスの
「シテール島への船出」と言う暗い難解な映画を没頭して観た記憶がある。

 


係留していた桟橋に年老いた自分の父親?を乗せて、そのままもやい綱を解き
老人は霧の中へと消えていくシーンだけが、正確かどうかは別にして強烈に記憶している。



数ヶ月前にBSハイビジョンで同監督の特集を組んでいたが「霧の中の風景」など数本放送された。
国境と人間がテーマの監督だけにかなり、暗くて重く難解。
人間を隔てる「国境」の愚を憂う作品「こうのとり、たちずさんで」は
「一歩踏み出せば、異国か、死か。それが国境だ」・・・風変りなタイトルの所以。
東西冷戦終結後、「民族・宗教」と言う新たな内的国境が生み出されていることに危惧を発している。

難解さで話せば、映画「去年マリエンバートで」に比べると少しは楽になりますが・・・
いずれまた別の機会に、コスタ・ガブラス、ミキス・テオドラキス、マノス・ハジダキス等の
ギリシャの映画監督や作曲者、ギリシャ音楽の特徴・楽器についてもふれてみたい。

いずれにしてもマイナーでマニアックな話題。

続いて「エーゲ海」、これはちょっと胸をときめかせた御仁も…それともやはりマニアック??

池田万寿夫の映画「エーゲ海に捧ぐ」。新人の主演女優の色香と次回作への期待が
記憶装置に焼き付けられたが、次回作を見た記憶がない。私の胸だけが痛いほど
ときめいたのか・・・・・


今日の朝食べたものも思い出せない私だが、40年ほど前の記憶は漏水の水道のように
とめどなくあふれ出る。
ここいらで蛇口を締めてまた次の機会に・・・いつ漏水が始まるのかわからないが(爆)

そういう訳で行ったこともないギリシャの島々を自由に羽ばたいては散歩して
しかもタダ!!と言うツアーに参加した夢を見た(爆)




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Melina Mercouri - Ta pedia tou Pirea

コメント (2)
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