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2019.5 ポーランドの旅 ②ポーランドの天気と服装 涼しい日は上着、夏日は半袖ポロシャツ

2019年06月12日 | 旅行

2019.5 ポーランドの旅 ②ポーランドの天気と服装 

ポーランドの気候を調べる
 ポーランドの周辺には、西にドイツ、北に飛び地のロシア、リトアニア、東にベラルーシ、ウクライナ、南にスロバキア、南西にチェコが囲んでいて、ドイツ、チェコなどともに中央ヨーロッパと呼ばれる(web図加工)。
 ポーランドはユーラシア大陸の西に位置し大陸性気候に属する。北緯はクダンスク54°~クラクフ50°ぐらいで日本よりかなり北に位置するが、暖流の大西洋海流で暖められた空気が偏西風で運ばれるため、温暖である。
 年間の気候を調べると(ワルシャワ・東京の平均気温・降水量、web転載)、ワルシャワの5~6月の気温が東京の4月ていどの気温、ワルシャワの7~8月が東京の5月ていどのようだ。ワルシャワの月別降水量は年間を通して20~70mmていどで、東京の12~1月より少なそうだ。冬は大陸性気候で相当に冷えるが、4~5月には春めいて花が咲き、6月ごろから日中は半袖で過ごせ、7~8月には30℃を超える日もあるらしい。
 寒すぎず+暑すぎずの時期を勘案して、5月末出発のツアーを優先させた。念のため、長期天気予報でツアー中の天候を調べたら、クダンスク7~20℃、ワルシャワ10~22℃、クラクフ11~23℃、晴れ・曇りでときどきにわか雨だった。

 気候、天気予報をもとに、基本の服装は長ズボン、半袖ポロシャツまたは長袖ポロシャツとし、涼しい~寒いときはベストまたは上着を重ねることにして、トレーナー、ウインドブレーカー、傘を持参することにした。
 出発数日前、添乗員から、ポーランドも異常気象が続いていて、数十年ぶりの長雨が終わったが、ツアー中は晴れが続き、30℃を超える日も予想され、雷雨の恐れもある、との連絡が入った。添乗員の注意を参考に、暑さ対策を加えて衣類を準備した。

ポーランドツアー中の天気と服装
出発=曇り~雨
 関東の天気予報は朝から雨だったが、さいたま市はまだ雨は降っていなかった。スカイライナーに乗ったころから雨が降り出し、成田空港では雨の中の離陸になった。  
 出かけるときの服装は長ズボン+半袖Yシャツで、靴はロックポート製のウォーキングシューズである。電車内、空港は空調が効いているので少し涼しく感じた。
 飛行機内も空調が効いていて涼しいので、半袖Yシャツに長袖Yシャツを重ね着した。今回はビジネスクラスのツアーだったので、席にはスリッパ、毛布、枕などが用意されている。ウォーキングシューズを脱ぎ、スリッパに履き替え、毛布を膝掛けにして過ごした。

到着~2日目 クダンスクを歩く=晴れ
  今回のツアーは往復KLM機を使用し、アムステルダム・スキポール空港で乗り継いでクダンスクに向かう。オランダ、ポーランドはシェンゲン協定に加盟しているので、アムステルダム・スキポール空港で入国審査となる。
 空港内もほどよく空調が効いているので私は長ズボン・半袖Yシャツに長袖Yシャツ重ね着でちょうど良かったが、入国審査の行列には半ズボン+Tシャツの人もいれば薄手のダウンを羽織っている人もいる。
 スキポール空港からクダンスクに向かうKLM機はかなり涼しかったので、念のため襟付きのベストを重ね着した。乗客のほとんども上着だった。
 クダンスクには夕方6時ごろに着いたが、まだ明るく日射しがあり、暖かいので襟付きベストを脱ぐ。長袖Yシャツ重ね着でちょうどいい。行き交う人は半袖Yシャツ風が多かった。ポーランド人は私より体温が高いのか、初夏を楽しむ装いだろうか。
 日没は8時ごろのようで、日が陰ると風の冷たさを感じる。
 2日目朝の外気は気温9℃、湿度60%と冷え込んだので、出かけるときは長ズボン+長袖Yシャツ+Vネックベスト+上着でちょうど良かった。
 一日中晴れで、昼間の日射しは強い。外気は25℃ぐらいのようで、Vネックベストを脱ぎ長袖Yシャツ+上着でちょうど良かった。広場を行き交う人も長袖に上着が多かったが、半袖やTシャツも少なくない(写真、クダンスク旧市街)。
 体温の差=身体のつくり+食事の違いを感じる。

3日目 マルボルクを経て、クルーズ船に乗り、湖水地方へ=晴れ~曇り~雨がパラ~曇り  
 3日目朝の外気は気温18℃、湿度40%で寒さは感じないが、風は冷たい。午前中のマルボルク城見学は晴れているが、まだ肌寒い。長ズボン+長袖Yシャツ+上着でちょうどよかった。
 午後、エルブロングで運河と陸地を走るクルーズ船に乗る。運河の風は冷たく、ときおり雨がぱらついたので船室を選んだ。船室は上着でしのげたが、甲板にいた別の日本人ツアー客の多くは薄手のコートを羽織っていた。
 古城ホテルに泊まる。肌寒いので暖房を入れる。

4~5日目 トルンを経てワルシャワへ&ワルシャワを歩く=曇り→晴れ+雷雨
 4日目朝の外気は気温18℃、湿度60%、曇り空、長ズボン+長袖Yシャツ+襟付きベストで古城周辺を散策した。風が冷たい。
 コペルニクスの生誕地、古都トルンは晴れあがり+日射しがあり、長ズボン+長袖Yシャツ+上着がちょうど良かった。
 5日目の外気は気温27℃、湿度50%で、寒さは感じない。天気予報の最高気温は25℃だった。長ズボン+長袖Yシャツで出かけたが、気温はぐんぐん上昇し暑く感じた。行き交う人は長袖、半袖、Tシャツが入り乱れている(写真、ワルシャワ旧市街)。ポーランド人も天気の変化に振りまわされているようだ。
 ランチのころ突然の雷雨になったので、レストランで様子を見る。30分ほどで雨が上がり、日が射し始めた。ポーランドも予想外の長雨があったり、突然の雷雨があったりなど、異常気象が始まっているそうだ。

6~8日目 クラクフを歩く=晴れ
 6日目朝、ワルシャワの外気は気温23℃、湿度50%、7日目朝、クラクフは気温24℃、湿度70%、8日目朝は気温20℃、湿度70%と、気温は少し高め、湿度も高い。
 ワルシャワ、クラクフはクダンスクより南になるためもあるが、ポーランド全土の気温が高くなったようだ。
 ワルシャワ中央駅からクラクフまでポーランド特急EPIに乗る。ワルシャワ駅では長ズボン+半袖ポロシャツでちょうど良かったが、列車内は空調が効いるので襟付きベストを重ねた。乗客も上着が多かった。
 クラクフは3泊したが、昼間は夏日のようで長ズボン+半袖ポロシャツでも汗をかいた。街中には半ズボン+Tシャツも多かった(写真、クラクフ王宮ドラゴン広場)。
 広場の暑さ対策用ミスト吹き出しの回りでは、子どもがミストを浴びてはしゃいぐほどである。それでも日が陰ると冷え込む。夕食後の散策には薄手の上着、カーディガンが欲しくなる。
 大陸性の気候は日夜の寒暖差が大きい。旅行ではベストかウィンドブレーカーが手放せない。
 7日目に深さ300m以上の世界遺産ヴィエリチカ岩塩坑を見学した。坑内は14~16°に保たれている。外は暑いので半袖ポロシャツだったが、坑内ではトレーナーを重ね着し、予備にウィンドブレーカーも持参し、寒さに備えた。
 観光客の多くは長袖トレーナーやジャケットを着ていたが、半袖やTシャツで平然としている人も少なくなかった(写真、ヴィエリチカ岩塩坑)。見事な体格のお陰のようだ。

9日目帰国へ・10日目成田着 晴れ→雨
 9日目朝、クラクフの外気は気温21℃、湿度70%、晴れで、過ごしやすい。朝食後に旧市街を散策した。日向ではうっすら汗ばむが、日影ではひんやりさわやかである。太陽の威力を感じる。
 クラクフ・バリツェ空港からアムステルダム・スキポール空港に飛ぶ。半袖Yシャツにトレーナーを重ね着してちょうどいい。スキポール空港で出国し、空港ラウンジでくつろぐ。
 スキポール空港から成田空港行きのKLM機に乗り、時差を7時間戻す。ポーランド、オランダは夕方だが日本は昼前、日本時間にあわせて眠いのを我慢し、日本時間の夕方ごろ毛布をかぶって寝る。
 ポーランド時間で目が覚めるときは、ワインをもらい、映画を見て、またうとうとする。日本時間10時過ぎに食事が出たが、眠気が勝り、食欲はない。
 高度を下げると、雨になった。成田空港を出ると、半袖Yシャツでは肌寒い。北緯54°ほどのクダンスクから北緯36°ほどのさいたまに南下したはずなのに、体感温度は変わらない。またも太陽の力を感じる。

 海外旅行のたびに、現地の天気を調べwebの情報を参考にして、持ち物リストをつくっている。
 今回は10日間ツアーなので、帰国便では着替えをしないから9日分の衣類リストをつくった。
 基本は、涼しい日を想定した「長ズボン+長袖Yシャツ+上着またはトレーナー」、寒いときはさらに「+ベスト」を重ねる。さらに寒いときはウィンドブレーカーなどを重ねる予定にしたがそれほどの寒さはなかった。
 暖かい日は「長ズボン+長袖Yシャツ」、暑い日は「長ズボン+半袖ポロシャツ」をイメージした。
 ほかに長袖ウィンドブレーカー、ベスト形ウィンドブレーカー、Vネックベスト、襟付きベスト、雨傘を加えた。
 備えあれば憂い無しである。衣類の準備は想定通りになった。(
2019.6)

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