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ベルリン・フィル「ヨーロッパコンサート」

2020-05-02 15:28:00 | 日記
ベルリン・フィルは1882年5月1日に結成されました。
これを記念して1991年以来、毎年5月1日にヨーロッパ各地でコンサートが開かれています。
会場は通常のコンサートホールではなく、美しい街の建物です。
ウィーンの王立馬術場が会場となったこともありますし、



昨年の会場はパリのオルセー美術館でした。



今年はシュタインマイヤー連邦大統領のイスラエル公式訪問に合わせテルアビブで行われる予定でしたが、
コロナ禍でキャンセルされたため、ベルリンのフィルハーモニーで観客なしの演奏会となりました。
公演に先立ち大統領がご挨拶で「我々の生活に芸術と音楽は欠かせない。世界共通の言語である音楽を通じて、一緒に困難な時期を克服しましょう」ということなどを述べられました。



事前に感染症検査を済ませた団員は2メートル間隔で着席しなくてはならなかったため、総勢15名での演奏となりました。



コンサートマスターの樫本大進さんの姿もありました。



マーラーの交響曲第4番は室内楽用に編曲されたということです。



演奏曲の中ではサミュエル・バーバーの『弦楽のためのアダージョ』が一番心に響きました。


この曲は東日本大震災後の復興コンサートでも仙台フィルが演奏しています。

公演は世界80ヶ国に配信されたそうですから、コロナ禍の人々の慰めとなったことでしょう。
そしてこの演奏会では寄付金を募り、国連のユニセフに寄付されることになっています。




第二次世界大戦中、ベルリン・フィルはフルトヴェングラー指揮で空襲警報が出た時も演奏を続け、
聴衆も座り続けたという話を聞いたことがあります。



こんな時代ですが、音楽に耳を傾ける心の余裕は失わないようにしたいと思います。






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