気がつけばふるさと離れて34年

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翻訳できない世界のことば

2016-07-14 17:52:01 | 読書
今回の一時帰国で購入してこなかったのを悔やむ本は何冊かありますが、

この本もその一冊です。



これは電子書籍ではダウンロードできませんからねぇ。
それにイラストが綺麗なので実際に手元において時折、眺めたい本です。

ここには他の言語にひと言では訳せない50程の世界の言葉が集められています。

日本語からは「木漏れ日」「侘び寂び」「ボケっと」「積ん読」が掲載されています。

以下の写真は発行元の創元社の「試し読み」から拝借しました。
それぞれのお国柄が出ているようで微笑ましい言葉ばかりです。




目次を 見るとドイツ語からは次の5つの言葉が選択されています。
私の個人的な訳も付けますが、適訳かどうかはあまり追求しないで下さいね^_^;。

Wärmeduscher (いつも温水でしかシャワーを浴びない)ナマヌルイ男

Kabelsalat (ケーブルがグチャグチ並ぶ)カオス状態

Kummerspeck (心配事があって常時何か口にしているため)太ってしまうこと

以上、3つの言葉は辞書に載っていなかったためドイツ人の夫に聞いたりして訳しましたが、次の言葉は辞書にも載っていました。

Drachenfutter (夜遅く帰る夫が妻や義母をなだめるための)おみやげ

最後は私も好きな言葉です。

Waldeinsamkeit (直訳すると「森の孤独」)森の中にひとり佇む時の寂寥感という感じでしょうか。
ドイツロマン主義でも重要な要素になっています。
日本の「侘び寂び」とも通づるものがあります。
大学の授業でちょっと原書に目を通したヘンリー・D・ソローの「森の生活」を思い出しました。


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