昨日の日曜日、独仏共同出資のテレビ局Arteでは午後1時から夜10時まで9時間にわたって、
ベートーベンの交響曲第1番から第9番までの演奏(ヨーロッパの9つの都市の演奏会場)が通しで放送されました。
これは昨年のベートーベンイヤーで演奏されたものの再放送です。
交響曲第1番は生地のボンで、最後は第9が初演されたウィーンのベルヴェデーレ宮殿での演奏で、
全てオープンエアーコンサートでした。
もちろん9時間もテレビの前に居座るわけにもいかないので昨日はとりあえずボンで演奏された第1番だけ視聴しました。
第2番の演奏地はアイルランドのダブリンです。
第2番以後、ウィーンの第9までは、今後時間のある時に、
Arte Mediatheke で視聴しようと思っています。
演奏前に演奏地の都市とベートーベンのエピソードの紹介もあります。
ボンでは中央郵便局前のベートベン像が映し出され、ベートーベンはこの地で宮廷オルガニストとして活動を始めたことなどが紹介されました。
それにしても交響曲第3番以後は聴覚を失ってから作曲したとは驚きです。
ボンの生家の資料館では難聴になった頃に試した色々な補聴器が展示されていて身につまされます。
音楽家として聴覚を失うというのはどんなにか辛かったことでしょうか。
