ブログのタイトルをつける際に考慮に入れるのは後に読み返す時のヒントになることです。
私のブログは「公開日記」というより自分のこれまでの足跡をたどる記録みたいなものです。
だからいつかまた読み返してみたいし、その時少し嬉しくなるような「ちょっとイイ話」を心掛けています。
前置きが長くなりました。
先日、夫の友人で9月に突然亡くなられた方の奥様とご一緒に「鉄板焼き」のお店に行きました。
私たちが和食を食べに行くときは主にお寿司屋さんになりますが、今回は「鉄板焼き」にして正解でした。
亡くなられた方の思い出が募って3人の口数が少なくなってしまった時に「鉄板焼き」を静かに眺めているだけで慰められたからです。

亡くなられた方は夫の大学院時代の友人でした。
ラボの席が隣合わせだったことと同じ教授の下で博士論文を作成したことから仲良くなったようです。
それほど親しいお付き合いをしていたわけではなく年に2度お互いの家でお夕食を一緒にする程度でした。
巷にありふれた話なのに、ある人が話すと何かとてもほのぼのとして心地よい気もちになるって経験はありませんか?
亡くなった夫の友人がまさにそういう人で私は彼の話を聞くのがいつも楽しみでした。
さていよいよタイトルの「婚約指輪」の話です。
未亡人になってしまった奥様は同じ大学の薬学部の学生でした。
「彼女のいつも清潔な白衣に魅かれた」ということですが、知り合った頃、彼女はすでに別の人と婚約しており、エンゲージリングをみては意気消沈していたそうです。
そんな彼の様子を見ていた友人のひとり(我が夫ではありません)がある日、偶然に彼女の指から婚約指輪がなくなっているのを発見、急いで下宿先を訪れ、開口一番「婚約指輪が消えたゾ!!」と伝えたという話は有名で大学院時代の友人が集まる度に話題になっていました。
今回もそんな話が出たところでデザートの「アイス・フランベ」の登場です。

ちょっぴり溶けたアイスクリームをクレープに包んで上からホットソースをかけます。

冷たいアイスクリームにフルーツのホットソースをかけるデザートは人気があり、ラズベリーのホットソースをかけるアイスクリームは何故か「ホット・ラブ」と呼ばれています。