
ぼくの手は
焚き火を求めてしまう
それはまだ
小さくて柔らかい手だったけれど
冷たい手をかざすと
火の時間が過ぎていった
大工が鉋で桧の板を削っていく
その側で火は燃えていた
木の匂いと煙の匂いに包まれて
朝の顔を温めていた
タローやジローは柴犬の名前
チビやチョンも犬の名前だった
シバタくんやオオクボくん
シゲは同級生だった
濡れた手や汚れた手が
大人の会話をじっと聞いていた
ただそれだけだった
そんな火を
寒い朝は探してしまう
焚き火を求めてしまう
それはまだ
小さくて柔らかい手だったけれど
冷たい手をかざすと
火の時間が過ぎていった
大工が鉋で桧の板を削っていく
その側で火は燃えていた
木の匂いと煙の匂いに包まれて
朝の顔を温めていた
タローやジローは柴犬の名前
チビやチョンも犬の名前だった
シバタくんやオオクボくん
シゲは同級生だった
濡れた手や汚れた手が
大人の会話をじっと聞いていた
ただそれだけだった
そんな火を
寒い朝は探してしまう
子供の頃、学校の通学班の集合場所になっている空き地で、近所の人が毎朝焚き火をしてくれていました。全員が揃うまで火にあたり暖をとっていた頃を懐かしく思い出しました。先日、私がガスコンロで調理していましたら、孫が火を見て『ばぁあ火事‼︎消して〜』と言うのを聞いて、オール電化の中で育つとこうなるのかぁと苦笑いしました(。-ω-。)
コメントありがとうございます。
時代も変わったんですね。
お孫さんは初めて火というものを見たんでしょうか。
ぼくらが子供の頃は、竈や七輪や囲炉裏や松明など、
周りが火だらけだったですが、思えば
火事場に居たようなものかもしれませんね(笑)。
(∀`*ゞ)
焚き火の温かいコメント、ありがとうございます。
最近では焚き火を見かけることは殆どありませんね。
でも思い出の中で燃えつづけています。
不思議に、焚き火の周りの情景までも暖かいです。