家の中を片付けている夢を見る いつまでも片付かないので なかなか目覚めることが出来ず つい寝すぎてしまった 明け方の夢には 思いもかけない 状況や行動があったり 会ったこともない人に会って 親しく接したり 平素の自分ではない 別人格の自分がいたり なにかそこには現実の生活 との関連があるのだろうか と考えてみたりするが なかなか思い当たらない それぞれの夢の中では 気がかりになる部分もあって あまり好ましい気がかりではないが そんな精神的な部分が 日常生活と繋がりがあるのか ないのかもしれないし どうでもいいことなのだが この日々の行動を振り返ってみるに かつて撮影したビデオのファイルや DVDに保存したままのもの 古い手帳に書き記したまま それが古い日記だったり ゴミだか貴重だかわからない もろもろの記録の断片が 整理してもしきれないなかで それぞれは小さな欠片ではあるが そこから浮かび上がってくる記憶は 波紋のように広がって すっかり忘れていたことや 曖昧なまま残されていた 種々雑多な事象が 生々しく蘇ってきたりして もはやその場に戻ることや 改めて捉え直すことはできないが 記憶の道を辿るということは 夢の体験に近いかもしれない などと考えることはある いまは古い手帳を繰りながら パソコンにデータ入力しているが 手書きのものをデータ化するのは かなり手間だし時間もかかるので 日記というか日々の記録は スマホで残すことにしている これだと歩きながらでも 公園のベンチや芝生でも いつでもどこでも 気軽に打てるし パソコンと連結しているので 手直しも簡単にできる 日記を手直しするといっても 事実を書き換えるのではなく 言葉や表現の仕方を変えるだけで 記録をより事実に近付ける そのための手間であり 書いたり書き直したりする それが趣味でもあれば 楽しい作業だともいえる 夢の中であれば 誇張も飛躍も冒険も 自由に変換できそうだが そうもいかないことなど 夢も現実も同じかもしれない