万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0950 大君の0860

2013年04月20日 | 万葉短歌

2013-0420-man0950
万葉短歌0950 大君の0860

大君の 境ひたまふと 山守据ゑ
守るといふ山に 入らずはやまじ  笠金村

0860     万葉短歌0950 ShuC350 2013-0420-man0950

おほきみの さかひたまふと やまもりすゑ
  もるといふやまに いらずはやまじ
笠金村(かさの かなむら)=第953歌左注には「笠朝臣金村」。第231歌、364歌参照。なお下記【編者注-作者】参照。
【編者注】題詞読下しは、「五年戊辰(つちのえたつ)[神亀五年(728)]に、難波(なには)の宮に幸(いでま)す四首」。その第一首。
【訓注】大君の(おほきみの=大王乃)。境ひ(さかひ=界)。据ゑ(すえ=居)。
【編者注-作者】四首の作者名はない。ただし第953歌左注に、笠金村か車持千年か、とある。ここでは依拠本に従い、前2歌(男歌)を笠金村、後2歌(女歌)を車持千年、とする。