万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0929 荒野らに0846

2013年04月06日 | 万葉短歌

2013-0406-man0929
万葉短歌0929 荒野らに0846

荒野らに 里はあれども 大君の
敷きます時は 都となりぬ  笠金村

0846     万葉短歌0929 ShuC312 2013-0406-man0929

あらのらに さとはあれども おほきみの
  しきますときは みやことなりぬ
笠金村(かさの かなむら)=題詞原文には「笠朝臣金村」。第231歌、364歌参照。
【編者注】題詞読下しは、「冬の十月に、難波の宮に幸(いでま)す時に、笠朝臣金村が作る歌一首 并せて短歌」。第928歌(長歌)への「反歌二首」の第一首。
【訓注】荒野(あらの=荒野)。里(さと=里)。大君(おほきみ=大王)。敷きます時(しきますとき=敷座時)。都となりぬ(みやことなりぬ=京師跡成宿)。