幸せづくりの家ものがたり

●「樹づくり工房やない」~日々の暮らしの中で思うこと、感じたこと●

金物もいろいろ

2009年11月16日 | 家のこと
昔はカスガイといってコの字型の両端が
釘のようにとがった金物を材料の接合部に
使っていました。

今日の木造建築では、昔に比べたら
比較にならないくらい数多くの補強金物が
使われています。

さきの阪神大震災を教訓に基準も厳しくなり
材料が交わるところには、ほぼ全箇所に
補強金物を取り付けるようになりました。

地震時に強い力がかかる柱には、基礎に
埋め込んだ太いボルトが土台を貫通して
直接柱の根元に固定されます。
これをホールダウン金物と呼びます。

基礎に土台を固定するアンカーボルトは
以前からありますが、本数が増えました。

土台と柱が交差するところには
Vの字やL型をしたプレートをつけます。

筋交いの両端にもプレート状のものを付けます。

その他あげたら、きりがありません。
とにかく従来は釘で留めるだけだったところが
全てプレートのようなものをビスを用いて
補強しています。

上棟して間もない現場があったら
覗いてみてください。
大工さんが金物付けに忙しいことでしょう。
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