ヤフーのトピックスで、村上龍氏が投げかける質問というのが
気になったので覗いてみました。
その質問とは
「経済成長と、個人の幸福の関係をどのように考えればいいのでしょうか。」
というもの。
金融の専門家がいろんな回答を寄せていましたが
難しい表現が多く、理解できなくはないけどわかりにくい
感じがしました。
国の経済成長は数字として現れる現実であって
幸福は個々人の尺度、価値観という抽象的なもの。
かといって全く無関係と決めつけることができないのも確か。
常にギリギリの生活をしている人にとって、景気が上向き
自身にも経済的余裕ができてくれば「幸せ」と感じるでしょう。
かたや、元々裕福な人にとっては景気なんかどうでもいいでしょう。
ただ、「幸せ」を感じているかは疑問です。
お金で幸せは買えないと思いますが、買えると思う人もいるでしょう。
こうなるとやはり個人の価値観になってしまいますが、少なくとも最低限の
生活ができた上で、その他に何を見出し、どう感じるかがその人の幸福度
ではないでしょうか。
いま生活保護の不正受給が問題になっていますが、この「最低限の生活」の
レベルを決めるのもまた難しい問題ですね。
「幸せ」か「不幸せ」かって悩む余裕があるのは健康だからですよね。
「幸せ」の大前提は健康であることですね。