幸せづくりの家ものがたり

●「樹づくり工房やない」~日々の暮らしから見たこと感じたこと等●

下地補強

2012年04月25日 | 家づくり

仕上げ材料を固定するための下地(木材)は、経済性を考え
特に要望のない限り、ある決まった一定間隔で入っています。

内装が仕上がってしまうと下地の位置がわからないので
あとで床にピアノ等の重量物を置いたり、壁に時計や額を
吊るしたい時に困ってしまいますね。

そうならないように予め持ち込み品や新規購入品の配置を
設計段階で想定しておきます。
特にピアノや蓄熱暖房機は集中的に何百㎏という荷重が
かかるので、置き場所は確定しておかなければいけません。

現在の法律では、階段に手摺を付けるよう義務づけられたので
問題ありませんが、将来的に手摺が必要になるであろうと思われる
ところ(玄関と床の段差部分、トイレ、浴室、廊下等)には、固定ビスが
とめられるように下地補強をしておきましょう。

工事段階で場所が特定できずに補強が広い範囲に欲しい場合は
下地に合板を使う手もあります。
ただ、仕上材によっては合板にそのまま施工できないものもあるので
下地処理をするか、合板の上に石膏ボードを張るといった対策が
必要です。

壁の場合は、一般的に45.5㎝間隔で下地が入っているので
時計や額であれば希望する近い場所に付けられるでしょう。
その際、「下地さがし」という秘密兵器を使うと固定できる場所が
簡単に見つかります。
ホームセンターに売ってますから、飾るのが趣味の方は
持っておくと重宝しますよ。

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空調設備

2012年04月24日 | 家づくり

いわゆるエアコンを設置する工事のことで、一般的には
建物本体に含まない別途工事となります。

弊社ではセルローズファイバーを現場で吹き込む断熱を
採用しており、エアコンの冷媒管を通すためのスリーブ
(貫通孔)は予め壁に設けています。

これをやっておかないと後で孔を開けた時、断熱材が
ボロボロ落ちてきてしまいますし、現場を把握していない
エアコン業者ですと、壁の中の筋かいや配線、配管等を
傷めてしまうことがあります。

あとはスリーブの近くに専用回路のコンセントを付けておけば
引渡し後であっても、どこの業者に頼んでも大丈夫です。

やはり家電量販店で購入されるケースが多いようです。

量販店の場合、一般的には室内機のすぐ裏の外部に室外機が
置ければ安い標準工事費でやってもらえますが、2階から1階へ
設置する場合や長い経路となる場合は別途料金がかかります。

また、設計上外部に面さない部屋にエアコンを付ける場合は
壁の中や天井裏に予め冷媒管を配管しておかなければ
ならないため、建築と同時にこれらの工事も見込んでおきます。

ただ、配管を埋め込んでしまうと交換やメンテナンスが容易で
ないため、設計段階でエアコンの設置場所を想定しながら
間取りを計画し、埋め込み配管は極力避けるべきです。

どんな設備機器もそうですが、10数年で寿命がきますから
容易に交換できるような設置方法にしておきましょう。
設備機器は埋め込みにすると見栄えも良くスッキリしますが
交換やメンテナンスでは高コストとなるので十分な検討が
必要です。

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現場管理

2012年04月23日 | 家づくり

現場で工事を進める上で、いつどのタイミングでどんな職人さんを
入れたらいいか、お客様に引き渡すまでの全体の工程を把握して
作業がスムーズに行われるようにコーディネートする仕事を「現場管理」
とか「施工管理」といいます。

この仕事をするのが現場監督です。現場代理人ともいいます。

家一件つくるには

基礎、大工、屋根、外壁、板金、左官、タイル、サッシ、建具、塗装、内装
給排水、電気と少なくとも10数業種の職人さんが入ります。

だいたい入る順番は決まっていて、その時に集中して作業を終える職種と
初めの方から完成近くまで何度かに分けて入る職種があります。

壁の中や天井裏に隠さなければならない配管や配線作業は、工事の進捗状況に
合わせてその都度現場に来なければなりません。

段取りが悪かったり、予定通りに職人さんが来なかったりすると
現場で職人さん同士が入り乱れてしまい、作業効率が落ちて
思うように作業ができないなんてことが起きてしまうので、
このあたりも現場監督の力量にかかってます。

そして、現場に来た職人さんがどの位置に作業を施すか、予め寸法を出して
その位置に記しをする「墨出し」という作業がありますが、これも一般的には
現場監督が行います。

このように、形として残る直接的な仕事と、形にはならない裏方的な仕事で
現場は成り立っていて、一件の家ができあがるわけですね。

家の出来ばえは職人さんの腕にもよりますが、現場監督の腕によっても
違ってくるものなのです。

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オール電化

2012年04月19日 | 家づくり

一時は新築となればオール電化を選択される方がほとんどでしたが
東日本大震災以降その傾向はがらりと変わりました。

オール電化というのは深夜の安い料金設定の時間帯にお湯を
つくり置きしたり、床暖房をして光熱費が安くなる仕組みです。

そもそもこの深夜電力って、原発を休まず稼働させなければならない
ことによって供給されてるようなものなんですね。

だからオール電化を推進させることは、原発の稼働が必然なんです。

何の問題意識も無くオール電化にしていたのは間違いだったわけですね。

お施主さんも、一つのエネルギーに頼るのは抵抗を持たれるようになって
きており、調理はIHにしても給湯はガスというパターンになっています。

3.11は、人々のいろいろな価値観を変えてしまったようです。

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給排水設備 その2

2012年04月18日 | 家づくり

新築で水の配管をするところと言えば

キッチン、洗面、トイレ、浴室、洗濯といったところですが
その他あると便利なのはバルコニーですね。

植物に水をあげたり、手摺や物干しなどを水ぶきしたり
洗濯機では洗えないものなど用途はけっこうあります。

ペットを飼う予定があるなら、外に流しとシャワーがあると
便利です。
散歩帰りに足を洗ったり、容器を洗ったり、たまには
ペットもまるごとシャンプーすることがあるでしょうから
できればお湯の配管をしておくといいでしょう。

それから、水栓金具も便利な機能を搭載したものが
増えてきました。

センサーで反応したり、ひねったりせずにワンプッシュで
吐水する器具は、体の自由がきかなくなった場合は
重宝します。

また、将来的に自動器具を付けられるように、そばに
コンセントを設けておくといいでしょう。

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給排水設備

2012年04月16日 | 家づくり

給排水の配管方法も昔に比べるとかなり進化しました。

「どこかで漏水しているようなので見てほしい」という
ご相談をいただいておじゃますると、大概は20数年
経過した鉄管が錆びて腐食し、そこから水が噴出して
いることがよくあります。

鉄管の内部も錆びが盛り上がって水の通り道が狭くなっていて
シャワーの出が悪くなるなんてこともあります。

また、台所やお風呂などの各給水箇所には、メーターから
末端の給水箇所まで通じる一本の管から枝分けして配管
されており、どこかで大量に水を使っていると他のところの出が
細くなるという現象も起きてしまいます。

現在行われている工法は樹脂製の管材が使われ、メーターから
室内に入った給水管はまずヘッダーと呼ばれる部品に接続され
そのヘッダーから各給水箇所へは1本1本単独で配管されます。
これによりどの場所でもある程度一定した水圧が得られます。

漏水も基本的には接続部分にしか起きないので発見しやすく
管の交換も容易にできます。

排水管もこれに似たようなやり方があって、各排水箇所から
ジャバラ状の管が1箇所に集中して外部へ排水するという
工法なんですが、なんとなく詰まりを起しやすい気がして
採用していません。

何でも新しい工法が優れているとは限りませんので
あらゆる角度からの検証が必要ですね。

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電気設備 その3

2012年04月13日 | 家づくり

テレビやパソコンといったメディア機器が普及したことで
住宅の配線も複雑化しています。

コンセントと電話線、テレビのアンテナジャック、LANの差込が
全て一体になったマルチメディア対応の配線プレートなるものも
登場してますが、最近急速に無線化が進んだことでこれらも
必要無くなりつつあります。

例えばネット接続を考えた場合、電話線を使うのか
光回線にするのか、ケーブルテレビにするのか
いろんな選択肢がありますが、入居時点では
どれにするか決まっていない場合もあるでしょう。

そのような場合はどんな線でも対応できるように
予め配線するのではなく、空の配管をしておきます。

その空の管の中には、後で線が通せるように針金を
通しておいて、どんな線でも引っ張り込めるように
します。

まず、外の引き込み点から機器類を置く場所へ配管して
そこから各部屋へハブ状に枝分けした配管をします。

こうすれば部屋ごとに配線が違った場合でもスムーズに
対応することができます。

予め機器類の置き場所が特定できない場合は、天井点検口のある
場所の天井裏を拠点としておけば、室内に管を露出することなく
スッキリ納まります。
その拠点には機器類の電源が必要になるので、忘れずにコンセントも
設置しておきます。

こうしておけば、あらゆるメディアに対してシンプルに、完璧に対応できます。

 

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電気設備 その2

2012年04月12日 | 家づくり

スイッチやコンセントの位置が決まったら、今度はその取付高さについて
考えてみましょう。

特に要望がなければ、電気屋さんはいつものように決まった高さに
取り付けてしまいます。

一般的には、スイッチが床から120cm、コンセントが25cmとなります。

場所によって変わるところもあります。

例えば、冷蔵庫用のコンセントは床から190cm、洗濯機用は120cm前後と
最近では家電も大型化していて、その影に隠れないような位置にします。

また、造り付けカウンターの上に置いて使うような器具を想定した場合
カウンターの上面から30~50cm離した位置にします。

車椅子で室内を移動する生活ですと、スイッチはやや低めに
コンセントはやや高めにすることもあります。

このように設計段階で間取りとにらめっこしながら電気配線を考え
さらに工事現場でも位置や高さを再確認するというように、実際の
生活をイメージしながら配線を行います。

ここまで念入りにやっても、手持ちの家具が運び込まれると
「もう少しずれていれば」ということもあるので、設計にあたっては
実際に配置する家具をリストしておいて、全ての家具の寸法を
把握した上で配線計画をしましょう。

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電気設備

2012年04月10日 | 家づくり

現代の生活は電気製品で成り立っていると言っても過言ではないくらい
家の中は家電だらけですよね。

不思議に思っていることがあるんですが、何かと言えば
「家電量販店」です。

駅前にあるお店ならそれなりに人の出入りもあるでしょうが
郊外にある量販店が商売として成り立っていることです。

ということは、それだけ需要があるってことですよね。

それだけ売れるわけですから、家の中も家電でいっぱいに
なるわけですね。

というわけで、これだけの家電製品を所定の場所に無理なく置いて
使い勝手を良くするには、家の電気配線もそれに対応できるように
配置されていなければならないということです。

家を設計するにあたって間取りは重要ですが、それにも増して
気を遣うのが電気配線なのです。

これしだいでその後の生活のし易さに大きく影響してきますから。

まずは照明。

一部屋一つあれば用は足りますが、数を増やして埋め込みにしたり
間接にしたり壁に付けたりと、照明に凝るだけで家の印象はガラリと
変わります。

次にスイッチ。

最近では、センサーやタイマーの他、スイッチ自体が取り外せる
リモコンみたいなものもあってスイッチの機能は進化してます。
それにより、昔に比べると照明の数は増えたかもしれませんが
スイッチの数は減ったかもしれません。

そしてコンセント。

極端に言えば、昔に比べると倍近くの数になっているような
気がします。

キッチンだけでも、冷蔵庫用、電子レンジ用、炊飯ジャー
電気ポット、コーヒーメーカー、ミキサー、ベーカリーと
料理に家電は欠かせません。

パソコンも一家に一台は当たり前の時代となり、それに伴い
プリンター、モニター、スピーカー、モデムといった周辺機器
を置く場所には、いくつあっても足りないくらいです。

設計段階では、テレビなどのオーディオ機器類とパソコンを
置く場所だけはしっかり押さえておくことが肝心です。

あと気をつけたいのが、掃除機用のコンセントです。
家電製品で差しっ放しになってしまう箇所が多くなりますから
ホールや廊下、ドア付近など要所に設けておきましょう。

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浴室リフォーム その3

2012年04月09日 | リフォーム

解体を始めてから5日目、ユニットバスの組立が完了しました。

4日も家のお風呂を我慢していると思わず入りたくなって
しまいますよね。ところがまだお風呂に入ることはできません。

パネル同士を組み合わせた部分や、防水上重要な部分は
固まるとゴムのようになるシール材が充填してあります。
この部分が完全に硬化するまで、あと1日養生しなければ
ならないんです。

きれいなお風呂を目の前にして我慢していただくのは申し訳ないのですが・・・

脱衣場側から見ると、ユニットバスの外側がむき出しになっているので
この後、壁の下地を組んで脱衣場全面の仕上げをやり直します。

お風呂の入口も段差がなくなって出入りが楽になり
転倒する心配もなくなりました。

一晩過ごせば、いよいよ我が家で快適なお風呂に入ることができます。

「たまにはスーパー銭湯もいいなあ。」なんて声も聞かれますが・・・

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