幸せづくりの家ものがたり

●「樹づくり工房やない」~日々の暮らしの中で思うこと、感じたこと●

2011年02月28日 | 家づくり
家を構成するものの一つに窓があります。

窓の配置や大きさによって外観の印象もがらりと変わります。

窓はたくさんあった方が良いと思われるでしょう。
たしかに、家の中は明るく開放的になりますが
デメリットもけっこうあります。

数を増やせば当然コストは上がります。それから、
耐震的に弱くなり、熱損失が大きくなります。
あと掃除も大変ですね。

こう考えると、窓は多ければ良いという結論にはなりません。

やはり、全体のバランスが大切ですね。

最近の高気密高断熱住宅は、窓が小さく数も少なくなっていて
空調設備で快適性を追求しています。
この考え方、どうも好きになれません。

窓は、開閉形状や取付位置を工夫することによって
自然に通風換気がなされます。

エアコンにはできるだけ頼らずに過ごせる家にしたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

総二階

2011年02月22日 | 家づくり
一階と二階の床面積が全く同じで、且つ各階の形が同じ
四角形となる建て方を総二階と呼んでいます。

この建て方が最もコスト的に安くなり、耐震性や耐久性の面でも
有利になります。

したがってこの総二階で建てるのが理想的なんですが
外観デザインはどうしても単調になってしまいますので
窓の配置や大きさに変化や統一性をもたせると
それなりに格好良い外観をつくることができます。

あえて壁に出っ張り、引っ込みをつけたり
屋根を複雑に葺くと、デザイン的には良く
なりますが、家の寿命にかかわる雨漏りの
原因となりコストも増大します。

どっちを採るかは価値観によりますが、敷地形状で
おのずと決まってしまう場合もあります。

複雑なデザイン=高コストとなることを覚えておいてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

部屋と方位

2011年02月21日 | 家づくり
間取りを考える上で、どの部屋をどの方角にしたら良いか?

日常、人がすごす部屋は、やはり南側にしますよね。

そうすると水廻りはおのずと北側にいきます。

となると、玄関や階段はどこが良いのか?

昔から伝わる家相ってありますよね。
これってそれなりの理屈があって
自然の摂理に基づいた配置になっています。

かといって、これにこだわりすぎると
使い勝手が悪くなって、とても良い家には
なりません。

鬼門方向に玄関や水廻り、火元は避けるとか
他にも気にすればたくさんありますが
玄関、設備、階段を置くべき肝心なところを
押さえていれば問題ないでしょう。

そのうえで動線、快適性を追求すれば良い家になると思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛び込み営業

2011年02月16日 | リフォーム
以前よりリフォームでお世話になっているお客様から
屋根を点検してほしいという電話をいただきました。

さっそく伺うと、瓦を押さえている漆喰がはがれ落ちて
樋に引っ掛かっておりました。

最近になって、飛び込み営業の人が来たらしく
「お宅の瓦がずれてるから上って見てあげるよ」と
言われたそうなのです。

お客様はその業者に「決まったところがあるから」と断り、
今回も声をかけていただき大変ありがたいことです。

よくあるパターンで、お客さんが屋根に上がれないことを
いいことに、チョチョっと直して3万位を請求するという
話をよく聞きます。

けっしてその場で払えない高い金額は言わず、かといって
それだけかかるほどの仕事をしたかと言えばそうでもない
という金額らしいですね。

自分では手に負えない工事といえば、やはり何万、何十万と
かかることですから、お店の顔が見える業者に相談した方が
間違いないと思います。

あとで不具合が起きて電話したら通じなかったなんてことが
あるようですから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

間仕切り

2011年02月14日 | 家づくり
部屋を仕切る壁を間仕切り壁といいます。

最近の住宅は断熱性、気密性に優れていることから
間仕切りを極力減らして、家中どの部屋も温度差が
できないような間取りにしています。

そのことにより、冬場によく起きるヒートショックとよばれる
現象を防ぐことができます。
これは人が部屋を移動した時に、急激な温度変化による血圧の
上昇等により脳卒中や心筋梗塞を引き起こすことをいいます。

また、間仕切りを減らすことで建築コストは下がりますし、
将来のライフスタイルに応じて仕切ったり、オープンにしたりと
部屋同士のつながりの自由度が増します。

耐震性を考えれば壁は多い方が良いのですが
外壁まわりに耐力面材とよばれるパネル
(筋かいに代わるもの)を用いると、内部の耐震壁を
減らすことができます。

その他、人の気配も感じ取りやすくなって
家族間のコミュニケーションを高める効果も
期待できますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

採風ドア

2011年02月12日 | リフォーム
採風(さいふう)ドアとは、扉に上げ下げ窓のような機能が付いていて
ガラス部分が上下にスライドし、扉を閉めたままの状態で換気通風
できるドアをいいます。

台所の勝手口など熱がこもりやすい場所で、掃き出し窓を付ける
スペースが取れない場合に最適な商品です。

 ビフォー  →→→   アフター

こちらの現場では、以前ガラスのかわりにアルミのパネルが入った
普通の扉が付いており、台所は薄暗く風通しも悪かったため
今回のキッチンリフォームと同時に扉も交換しました。

勝手口は泥棒に狙われやすい場所ですが、扉の外側には面格子があって
ガラスのスライド機構にはロックが付いており、ガラスを割って
カギが容易にあけられないよう防犯的な配慮もされています。
こちらの場合は、ガラスを防犯ガラスにして更に防犯性能を高めました。

アルミの外枠はそのまま残して利用できますから、周辺の壁を傷める
こともなく扉のみ交換できて、作業は2時間足らずで終わります。

費用も抑えられてお手軽にできる快適リフォームです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

耐用年数

2011年02月10日 | 家のこと
12年前に当社で新築されたお客様から
「給湯器を取り替えたい」という
ご相談をいただきました。

不具合があったかお尋ねしたところ、特に困っている
わけではないようですが、お湯を出した時、何となく
不安定な温度を感じて、もう寿命だと思われたそうなのです。

なかなか鋭いご判断ですね。
症状からして取り替え時かもしれません。

この寒い時期、急にお湯が出ないなんてことになったら
本当に困ってしまいますからね。

このような設備機器は使用頻度にもよりますが、
概ね10年前後が交換時期の目安となります。

急な不調で慌てないように、「何かおかしい?」と思ったら
お早めにご相談ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

収納

2011年02月09日 | 家づくり
間取りを構成する要素のひとつに収納があります。

注文で建てる場合、とにかく収納がたくさん欲しいという
意見が多いんです。確かに仕舞うスペースが多ければ
ものが増えても散らかる心配はありません。

とはいっても、限られたスペースの中で限られた予算が
あってのことですし、居室とのバランスも考えなければ
なりません。

まず最初に、現在持っている衣類から家具、家電品といった
新居に持ち込む品物を全てリストアップします。
さらに新たに購入予定のものも考慮します。

ここで肝心なことは、これらの品物が本当に新居に
必要かどうか再考することです。

奥の方に仕舞い込んで何年も手を付けていないものって
けっこうありますよね。
どうしても捨てられない思い出の品は別として、一年以上
手付かずのものは基本的に不用です。

これを機会に思い切って処分する品定めも必要ですね。

ものが多ければ、床面積が増えるし引越し代もかさむし
全て予算に関係していきます。

このようにしてできた品物リストを設計者に伝えれば
無駄なく収納スペースをつくることができるでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

間取り

2011年02月08日 | 家づくり
依頼先が決まったらいよいよ間取りを考える作業に入ります。

家って、トイレ・洗面・浴室は当然必要ですけど
台所・食堂・居間は、それぞれの家庭によって
いろんなスタイルがあると思います。

現在では、対面式のキッチンがあって、リビングとダイニングが
一体となったスタイルが一般的になっているというか、建売住宅
ではもはや常識的なLDKの形として確立しているといっても
いいでしょう。

それは、この形が最も多くの人に好まれるからなのでしょう。

そこで、せっかく注文で建てるわけですから、このLDKという
スタイルに疑問を持ちましょう。

これまでの生活やこれからの生活を想像してみてください。
LDKスタイルが本当に自分たちの生活にマッチしますか?

食事の支度、食事の仕方、食後のくつろぎ方は
各家庭によって、その時のシーンにはそれぞれの
スタイルがありますよね。

まずはこんなところから「なぜ?」って考えてみてください。

ありきたりの間取りに囚われずに、自由な発想でいきましょう!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

塗壁体験会

2011年02月05日 | 手づくり
本日モデルハウスのオープンフェアとかねて
塗り壁体験会を開催しました。

まずは道具の説明から。

 
これは鏝板とよぶもので、塗る材料をこの上にのせます。
この日のために、やや小さめに新しくこしらえました。


鏝の種類もいろいろあって、塗る場所や材質、
模様付けの仕方によって使い分けます。


この道40年超のプロ、弊社会長の
お手本塗りです。さすが!


いよいよお客様の番となりました。
まずは奥様から。
鏝板から材料をすくいあげる手つきもなかなかです。


お父さんの仕事ぶりに子供さんも興味津々。


「ぼくもやるー」と初めての体験にわくわく顔。
将来左官屋さんになるきっかけになるかも…

体験いただいたお客様みなさん「楽しい!」と
おっしゃっていただけました。
こんな機会がないと体験できないことですからね。

実際の家づくりにも、ぜひ取り入れていただければと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする