引き続き家づくりの話です。
具体的に相談するとなったら大きく分けて3つの選択肢があります。それぞれの特徴を簡単に説明します。
1つ目は展示場によくあるハウスメーカー。家づくりはそれほど凝らずに、仕様や設備はある程度決められたものの中から選んで、手間をかけずにその会社が提案してくれるもので建てたいという方に最適です。合理的に仕事を進める都合上、工場生産された材料を多用することから現場が始まってからの変更や追加工事が難しい面があるでしょう。内装なども予め決める場合が多く、ある程度できあがってきてからイメージしたいというわけにはいきません。
2つ目は工務店。いわゆる町の中にある建築会社です。地域に根ざして小さなリフォームもやっているところから、展示場に出展して新築物件しかやらないところまで形態は様々です。一般的に、立派なカタログをつくって標準仕様を売るということはせず、建主さんの好みに合わせた一品生産というのが基本的なスタイルです。展示場を持って営業マンを置いているところは、当然ノルマがあって自分のペースで進めたいという方には不向きです。材料や設備など市場に出回っているものならどんなものでも採用することができ、「時間をかけて自分の思いどおりの家を建てたい」という方は工務店へ。
3つ目は設計事務所。いわゆる建築家と呼ばれる人が設計から予算組み、業者選定、施工監理まで建主さんに代わって一貫した仕事をしてくれます。ただ、建物を建てるのが本業ではない為、ハウスメーカーや工務店では僅かにかかりますが、建築家は設計監理料という費用(建築費の10%程度)がかかります。建築家によって住宅からビルまでその人なりの得意分野があって、作風も特徴があります。予算と時間に余裕があって作風が自分のイメージにピッタリという方に向いています。ただ、自分の意思をしっかり伝えないと建築家の色が濃くなってしまう傾向があります。長い時間をかけてじっくりと進めていく為、3つの選択肢の中では最も人間関係が重要で、お互いの相性が合わないといい家づくりはできません。
何れにしましても、最終的には建主さんと造り手との信頼関係が無ければいい家づくりはできません。ネットが普及してメールのやりとりが多くなりましたが、依頼先がどこであれ実際に会って話してみてお互いの相性を確かめることが大切です。・・・つづく
具体的に相談するとなったら大きく分けて3つの選択肢があります。それぞれの特徴を簡単に説明します。
1つ目は展示場によくあるハウスメーカー。家づくりはそれほど凝らずに、仕様や設備はある程度決められたものの中から選んで、手間をかけずにその会社が提案してくれるもので建てたいという方に最適です。合理的に仕事を進める都合上、工場生産された材料を多用することから現場が始まってからの変更や追加工事が難しい面があるでしょう。内装なども予め決める場合が多く、ある程度できあがってきてからイメージしたいというわけにはいきません。
2つ目は工務店。いわゆる町の中にある建築会社です。地域に根ざして小さなリフォームもやっているところから、展示場に出展して新築物件しかやらないところまで形態は様々です。一般的に、立派なカタログをつくって標準仕様を売るということはせず、建主さんの好みに合わせた一品生産というのが基本的なスタイルです。展示場を持って営業マンを置いているところは、当然ノルマがあって自分のペースで進めたいという方には不向きです。材料や設備など市場に出回っているものならどんなものでも採用することができ、「時間をかけて自分の思いどおりの家を建てたい」という方は工務店へ。
3つ目は設計事務所。いわゆる建築家と呼ばれる人が設計から予算組み、業者選定、施工監理まで建主さんに代わって一貫した仕事をしてくれます。ただ、建物を建てるのが本業ではない為、ハウスメーカーや工務店では僅かにかかりますが、建築家は設計監理料という費用(建築費の10%程度)がかかります。建築家によって住宅からビルまでその人なりの得意分野があって、作風も特徴があります。予算と時間に余裕があって作風が自分のイメージにピッタリという方に向いています。ただ、自分の意思をしっかり伝えないと建築家の色が濃くなってしまう傾向があります。長い時間をかけてじっくりと進めていく為、3つの選択肢の中では最も人間関係が重要で、お互いの相性が合わないといい家づくりはできません。
何れにしましても、最終的には建主さんと造り手との信頼関係が無ければいい家づくりはできません。ネットが普及してメールのやりとりが多くなりましたが、依頼先がどこであれ実際に会って話してみてお互いの相性を確かめることが大切です。・・・つづく