幸せづくりの家ものがたり

●「樹づくり工房やない」~日々の暮らしの中で思うこと、感じたこと●

電気配線

2010年06月22日 | 家づくり
住み始めて使い勝手に大きく影響するのが電気配線。

特にコンセントは、欲しいところに無かったり、必要ない
ところに付いていたりなんてことがよくあります。

配線計画は、打ち合わせの段階で平面図に設置場所を
表記しますが、図面上ではなかなか想像しにくいもの。

できれば電気屋さんが配線ボックスを取り付けた時点で
現場におもむき、家具や家電の配置を想定して再確認
すると良いでしょう。

また、スイッチの位置も取付場所によって使い勝手が
ちがいます。

夜帰宅して玄関を入ったところ、いつも暗がりを手探り状態
なんてことや、開きドアの影に隠れてしまったり、廊下から
部屋に入るとき長い距離を行ったり来たりという事態を
まねいてしまいます。

最近はパソコンやテレビ・オーディオ関係も複雑化しており
設置場所をあらかじめ決めておかないと後で大変です。

光ケーブルや電話線、ケーブルテレビなどは、ハブ空港のように
天井を点検できる特定の場所に一端集中させ、そこから各部屋へ
分岐するようにしておくと後々スムーズです。
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壁にビスがきかない!

2010年06月12日 | 家のこと
数あるご相談のなかで、「壁にものを飾りたい」
というのがよくあります。

壁は大概、石膏ボードが張られていて
ボードの先は空洞になっており、ビスなどは
直接ねじこんでもききません。

「下地さがし」という道具を使って、下地の木を
見つければ問題ないのですが、木はある一定間隔
でしか存在しませんから、「どうしてもここに付けたい」
という場合は、石膏ボード用アンカーというビスを留める
補強材を使います。
ただ、これはあくまでも石膏ボードのみに固定させるため、
繰り返し衝撃が与えられたり、重量のあるものを付けると、
耐えられずに周囲のボードもろ共外れてしまいます。

新しい家でこんな事態は悲しいですよね。

家を建てる時、カーテンを付けたり、何かを飾ったり、
後々手摺をつけたりという場所は予想できるはずです。

業者さんが気を利かせてやってくれるかもしれませんが
飾りものとなると特定するのは難しいかもしれません。

ある程度広い範囲で、前もって大工さんに「ここを補強しておいて」
と頼んでおくとよいでしょう。
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住宅設備

2010年06月11日 | 家づくり
住宅設備といえば、キッチン・バス・洗面台が
「3点セット」と呼ばれていて、全部合わせて
100万円でそれなりのものが揃います。
ちょっと贅沢すれば合わせて300万円も軽く
超えてしまいます。

いわゆる坪単価は、これらの選び方しだいで
坪当たり3万~10万超と、家の値段に大きく
影響するのです。ですから坪単価だけで
家の良し悪しは判断できないわけです。

これらの住宅設備は、メーカーのショールームで
表示されている価格と、実際に建築業者から
出てくる売価もまた開きがあったりして、これもまた
予算を組む上での難点であります。

私たち業者の立場からしても、なぜこの定価設定なのか
と首をかしげるほどの仕入れ値のものがあります。
ですのでメーカーの表示している希望小売価格は
あてになりません。

キッチンに関しては、扉の素材で価格グレードが
設定されていて、それこそピンからキリまであります。

特にこだわらなければ業者さんお奨めのメーカーでも
良いでしょうが、せっかく注文住宅で建てるからには
いろんなショールームをまわって、素材・機能・操作性を
じっくり研究されてみてはいかがでしょうか。
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内装工事

2010年06月10日 | 家づくり
室内の仕上げ工事を総称して内装工事と呼んでいますが
見積書の分類では、主に張り物関係(クロス、シート、カーペット)
の仕事を内装工事としています。

室内の仕上げは他にいろいろありますが、見積りでは次のように
分類しています。

板張り等の大工さんが付けるもの…木工事
しっくいや珪藻土等の塗り壁…左官工事
タイル貼り…タイル工事
ペンキやワックス塗り…塗装工事

といったかんじです。

最近の新築では自然素材が見直されてきて、ビニール系の
クロスやシートが減ってきました。そこで、クロスメーカーも
自然素材を原料としたクロスをだしています。

それから、畳も内装工事に含めています。
昔ながらの畳は6cm位の厚みがありますが
最近はバリアフリーの関係や手軽に移動できる
1cmほどの薄いものが出まわっています。
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換気ガラリ

2010年06月09日 | 新築
こちらは床下と室内の空気が流通できるように
換気ガラリと呼ばれる換気口を付けたところです。

前にもお話しましたが、床下に外気を入れずに
外周基礎の立ち上がり部分で断熱する基礎断熱を
採用しているため、床板を張ってしまうと床下空間が
密閉されてしまいます。

密閉された空間をつくると空気がよどんでしまい
腐蝕の原因となる結露を起こしやすくなります。
そこで床にこのような換気口を設けて、床下の空気が
動くようにしているわけです。

床下は、外気や日射の影響がないせいか、室内と比べると
年間を通して温度差が少ないようです。
そのため、冬では床暖房が無くても冷たさを感じません。
夏は外気に比べて湿気が少ないようです。

そんなわけで光熱費の節約にもなることから
基礎断熱にしています。

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カギが締まらない

2010年06月08日 | 家のこと
これってよくある相談なのですが
「これから出掛けよう」と思った時
玄関のカギが締まらないとなると
困りますよね。

開きドアの場合は、カギ穴がほこりなどで
しぶくなってカギが差し込めない例が
ありがちです。
最近はホームセンターでもカギ穴用の潤滑剤が
売っていますので、用意しておくとよいでしょう。
ヘタな油を注すと逆にほこりをよんでしまい
故障の原因になってしまいます。

それから玄関引戸によくある症状ですが
錠前を固定しているネジがゆるんで
双方のカギ穴の位置がずれてしまい
カギがかからなくなるというパターン。
これは普段の開け閉めやカギをかける時の
振動でネジが緩んでくるため起こります。

いざという時慌てないように、たまには
ネジが緩んでないか締め直してあげましょう。

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床下を覗く

2010年06月07日 | 新築
これは床下収納を取り付けたところです。

床下収納といっても昔のように漬物をしまって
おく場所ではなく、今日では床下の点検を
目的として付けているものであって、取り外しできる
箱があるため収納としても使えるという程度のもの。

当方では床下空間に外気を入れない
基礎断熱としているため、床下は基本的に
室内と同じ環境となります。
したがって低温で保存するようなものは
床下収納にはしまえません。

取付場所は、設備配管が集中する付近に
設けて、いつでも即座に点検できるように
します。

また、床下は人がもぐって家の隅々まで
見られるようになっているので、腐蝕や
シロアリの被害がないか確認できます。

シロアリに対しては、薬剤処理したからといって
永久に効果は持続しませんから、年に数回は
床下をのぞいてチェックしましょう。
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最適な外壁材とは?

2010年06月05日 | 家づくり
INAXのショールームで展示会がありまして
行ってまいりました。

INAXといえば今はいろんなものを扱っていますが
古くからタイルのメーカーとして知られています。

住宅の外壁にタイルを張る場合、価格的には
普通のサイディングを張るのと比べて2倍以上は
かかってしまいます。

将来のメンテナンスを考えると、10数年後には
サイディングの場合必ず塗替えが必要で、一般的な規模
では100万円前後の費用がかかりますが、タイルの場合
美観は別として基本的にはメンテナンスが不要とのこと。

タイルは専用の接着剤で張られますが、「接着剤がそんなに
持たないのでは?」と質問したところ、今の技術ではタイル
そのものと同じくらいの耐久性があるとのこと。

ということは50年くらい手入れが必要ないかもしれません。
といっても、タイル以外の部分(開口部のシールなど)は
補修が必要だとしても、長いスパンで考えたら結果的には
タイルの方がお得ということになります。

外部の仕上に関しては、高価だからとすぐあきらめてしまわずに
後のメンテナンスも考慮した上で材料を選択することが大切です。
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