幸せづくりの家ものがたり

●「樹づくり工房やない」~日々の暮らしの中で思うこと、感じたこと●

雨樋

2009年11月27日 | 家のこと
今日は雨樋について。

樋には軒先に付いた「軒樋」と
軒樋に流れた雨水を地面に伝える「縦樋」が
あります。

軒樋は、屋根から流れ落ちる水を受け取るため
半円状になっており、集水器と呼ばれる桝状の箱に
集められ、筒状になった縦樋に流れます。

軒樋は様々な形状のものがあり、半円形ではなく
先端に向かってとがったものなどは、屋根の勾配と
一体化して一見軒樋が付いているかわからないくらい
意匠的に優れたものもあります。
受け持つ屋根面積が大きければ、樋の断面も大きい
ものを選ばないと排水しきれないことになります。

縦樋は丸いものか角ばったものが一般的ですが、
意匠的にこだわりたい場所(玄関先など)では
クサリ状のものを採用します。

材質は耐候性樹脂でできたものが普及しており
金属製のものもあります。
やはり場所柄、耐久性が求められるのは
言うまでもありません。

最近のエコブームで、縦樋の途中に取水ホースを
つけてタンクに雨水を貯め、散水や草木の水やりに
利用するものが出回ってきました。
自治体によっては、この貯水タンク導入にあたって
補助金を出すところもあるようです。
コメント
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