幸せづくりの家ものがたり

●「樹づくり工房やない」~日々の暮らしの中で思うこと、感じたこと●

建築用語を知ろう(9)

2009年11月13日 | 家のこと
今回は、木工事のなかの「端柄材」について。

「はがらざい」と読みますが、語源はおそらく
原木から材料をとる時、樹芯部分は柱等の
構造材に使い、そのまわりの余った「半端な部分
から製材されるもの」からきていると思われます。

どの部分の材料かというと、

垂木(たるき) :屋根の下地板を受ける長い木材
根太(ねだ) :床板を受ける長い木材
間柱(まばしら) :壁の下地で柱間に入る木材
窓台、まぐさ :窓の上下に入れる下地木材
筋交い(すじかい) :柱間に斜めに入れる木材

以上のような構造材の補助的なものになります。

柱や梁の加工は機械でやるのが一般的になりましたが
この端柄材も機械加工されるようになりました。
建築現場もどんどん合理化されて大工さんの仕事も
減ってきてはいますが、木造建築はやはり大工さんの
腕にかかってると言えますね。
コメント
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