幸せづくりの家ものがたり

●「樹づくり工房やない」~日々の暮らしの中で思うこと、感じたこと●

建築用語を知ろう(8)

2009年11月11日 | 家のこと
用語を知ろうシリーズ8回目の今回は
木工事にでてくる「構造材」です。

建築でいう構造とは、建物を支える骨組みになります。

具体的には、
土台(基礎の上に横にながす木材)
大引(床を支える下地木材)
柱、梁、母屋(屋根を支える下地木材)
などがあります。

建物では、基礎に力を伝達する肝心な部分ですから
どんな材料を使うかで強度や耐久性に影響します。

地面に近い部分では白蟻の蝕害に対しても
配慮しなければなりません。

我が国では古くから桧が柱材として採用されてきました。
それにはそれなりの理由があったからでしょう。
木そのものの強さ、湿気や乾燥に対する耐久性など
全ての性能に対して最高とはいかないまでも
トータル的に考えると桧が最も柱に適していると
昔の人は知っていたのでしょう。

木造建築の歴史的建造物が今なお残っているのは
コンクリートや鉄骨に劣らない、いやそれ以上の
耐久性を持った優れた構造材が木であることを
証明しています。
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