A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

クリスマスはやはりアコースティックサウンドが似合う・・・・

2011-12-15 | CHRISTMAS
Six Strings Santa / Joe Pass

という訳で。Joe Passのクリスマスアルバムを。このジョーパス。本名はJoseph Anthony Jacobi Passalaquaというらしい。略してJoe Pass。確かに外人の名前は、トーマスをトムとか略称を使うことが多い。日本語だと「~ちゃん」の世界だ。日本だと正式な役所の書類は、漢字の旧字使いまでこだわるけれど、外人が正式な名前を使うのはどんな場面なのか、つまらないことが気にかかった。

さて、ジョーパスは長年の麻薬のリハビリで演奏から遠ざかっていたが、1973年のPabloレーベルとの契約から第一線に復帰し、一躍スターの座に返り咲いた。実は、記念すべきConcordのファーストアルバムは、'72のConcord Jazz Festivalのライブだが、ここにJoe Passが参加している。そして、その翌年も。本格復帰前の元気なプレーが聴ける。ここでの演奏が本格的な復帰の足がかりになったのであろう。Pabloもベテラン再生レーベルだが、大物との共演で復帰していったパスにはパブロレーベルの方が結果的にも合っていたと思う。

このアルバムは、パスのギターを中心にもう一人のギタージョンピサノ、そしてベースとドラムというカルテット編成。ピサノは時にはソロもあるが基本的にはリズムギター。この編成を見ると、あのベンチャーズを思い出すが、これは完全なアコースティックサウンド。ギターのDUOはConcordの十八番だが、多くは2人のソロプレーヤーの対決、時にはバックに廻ってリズムを刻むことがあるが、このパスのカルテットのようにリズムギターを従えたギターのDuoはあまり聴いたことがない。亡くなる2年前の晩年の録音だが、プレーぶりはますます円熟の境地に達している。

サウンド的には、アップテンポもバラードも実に軽妙で心地よい。クリスマスソングを奏でるには最適な編成だ。タイトルはSIX STRINGだが、リズムギターにベースを加えた“SIXTEEN STRINGS SANTA”がピッタリなアルバムだ。



1. Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!      Cahn, Styne 3:39
2. (There's No Place Like) Homefor the Holidays  Allen, Stillman 3:58
3. White Christmas                   Berlin 3:14
4. God Rest Ye Merry Gentlemen           Traditional 3:20
5. O Christmas Tree                Traditional 3:31
6. Angels We Have Heard on High/Joy to the World  Traditional 4:36
7. Happy Holiday Blues               Pass 5:16
8. It Came Upon a Midnight Clear          Sears, Willis 4:28
9. Santa Claus Is Coming to Town          Coots, Gillespie 4:45
10. Have Yourself a Merry LittleChristmas      Blane, Martin 4:36
11. Winter Wonderland                Bernard, Smith 4:13

Joe Pass (g)
John Pisano (rythm guitar)
Jim Hughart (b)
Colin Bailey (ds)

Recorded on Feb.2,1992


Six String Santa
Joe Pass
Delta

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