A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

MY FAIR LADY / ANDRE PREVIN & SHELLY MANN

2006-06-22 | MY FAVORITE ALBUM
色々な才能を持っている人は、それらを同時に生かしてマルチタレントとして活躍する人もいれば、今活躍している世界にいったん幕を引き、別な世界に転じていく人もいる。

プレビンは、ジャズピアニストであり作編曲家として映画音楽の世界で活躍していたが、1960年最初からクラッシックの指揮者としての活動を始め、1968年にはロンドン交響楽団の指揮者としてクラッシックの世界に第一人者として転じていった。

まさに、プレビンは別世界に転じた代表格だが、いつまでもJAZZ PIANOを忘れず、後年もJAZZアルバムを時には出し続けているのは嬉しい限りだ。

1950年代を代表するミュージカル「MY FAIR LADY」をタイトルとするこのアルバムは、全編このミュージカルで使われたお馴染みの曲ばかりである。
サイドメンは、全盛期であったWEST COAST JAZZを代表するシェリーマンとリロイビネガー。
これで、売れないはずがなく、発売当時もJAZZのレコードとしては異例のベストセラーになったそうだ。

プレビンのピアノは、アップテンポもスローな曲もこれぞJAZZ PIANOという「優等生」的な演奏である。きちんと教育に裏打ちされたテクニックに頼るだけではなく、JAZZに本格的に向き合っている気持ちがプレーにも現れていて心地よい。

お気に入りは、一曲目、アップテンポのGET ME TO THE CHURCH ON TIME、スローな曲では、I’VE GROWN ACCUSTOMED TO HER FACE。

また、このアルバムは、WEST COAST JAZZを代表するCONTEMPORARYレーベルの代表作でもある。また、このレーベルの録音の良さは(エンジニアはROY DUNANN)秀逸である。
1956年のステレオ録音のはしり(他のレーベルはまだモノラルで、ステレオ化は1~2年後)であるが、今でも全く古さを感じさせない。

GET ME TO THE CHURCH ON TIME
ON THE STREET WHERE YOU LIVE
I’VE GROWN ACCUSTOMED TO HER FACE
WOULDN’T IT BE LOVERLY
ASCOT GOVOTTE
SHOW ME
WITH ALITTLE BIT OF LUCk
I COULD HAVE DANCED ALL NIGHT

 p) ANDRE PREVIN
 b) LEROY VINNEGER
ds) SHELLY MANNE

Recorded in August 17,1956, Los Angels

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4 コメント

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教会へ間に合うようにいってくれ (heiron)
2006-06-23 22:33:40
YANさん、こんばんは。

またブログに遊びにきました(笑)

MY FAIR LADYいいですね~。

特に一曲目の GET ME TO THE CHURCH ON TIMEが好きです。

ドラムのシェリー・マンのブラシ・ワークと共にプレビンのピアノが軽快にスイングしていますね(笑)



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コメントありがとう (YAN)
2006-06-23 23:34:15
シェリーマンは結構お気に入りです。

ちょうどこの頃東海岸のアートブレーキーのブルーノートサウンドと対極のウェストコーストサウンドを支えたのは、シェリーマンのドラミングですね。
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TBさせていただきました (heiron)
2006-06-25 21:08:55
YANさん、こんばんは。

MY FAIR LADYの記事、ジャズの話ではなく映画の話なのですが、TBさせていただきました。

無断で申し訳ありません。

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TBありがとうございます (YAN)
2006-06-25 22:35:35
無断なんてとんでもない。反対にこちらの話題を材料に使ってもらってありがとうございます。

JAZZは昔から、よくミュージカルや映画の曲をとりあげて、JAZZでもスタンダードになっている曲がたくさんあります。

有名な曲がもともとどのようなシーンで使われていたか、映画やミュージカルも見ないといけないですね。

きっと新たな発見がありそうです。
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