A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

秋には、”With Stirings”が良く似合う・・・・・

2007-10-28 | MY FAVORITE ALBUM
With Strings / Clifford Brown

先週、会津若松に仕事で出掛けた。
以前はよくキャンプやスキーで訪れたが久々の訪問であった。先日久々に会った小学校の仲間との修学旅行でも会津を訪れた。50年近く前のことである。何かと縁のある場所だ。
この地へももっぱら車で行くことが多かった。高速が出来て便利になったという記憶はあるが。汽車で訪れたのははたして何年ぶりのことだろう。小学校の時は蒸気機関車の旅だったが。

会津盆地に入る。車窓から見る線路際の畑から遠くの山並みに至るまで秋の景色が一面に広がる。山の木々が色づき始め、収穫の終わった田んぼの中に一本立つ柿木に、朱色に色づいた実がたわわに実っている。秋を実感する。

普段、地下鉄で行き来する毎日、車窓から自然を見ることもなくなっていた。
確かに週末のゴルフ場通いで、四季と自然を感じているつもりになっていたが、所詮人工的な自然。暫く、人の手の入っていない自然を身をもって体感していない自分を改めて知る。忙しさと便利さにかまけて、出不精になってきているのかも。

急に秋を感じてしまったが、“With strings”は、秋に似合う演奏が多い。バラードが多く、物悲しい雰囲気が秋には似合うのかもしれない。

先日聴いて出しっ放しにしていた、クリフォードブラウンをもう一度聴くことに。
トランペットのお手本のような演奏が、ニールヘフティーのストリングスのアレンジをバックにして始まる。有名なスタンダードばかり。自分の好きな曲が多い。
ベイシーオーケストラとは少し趣が違う。ヘフティーも自作の曲は引っ込めて、ストリングスのアレンジに徹している。ブラウンとのコンビネーションに単なるムードミュージックではない緊張感を感じさせる。

年明け早々の録音であるが、年末に吹き込んだ、ヘレンメリルのセッションでも演奏している、Yesterdays、What's New?の2曲も含まれているが料理の仕方はそれぞれだ。
素材がよくて料理人の腕が確かだとどう料理しても美味しいものだ。

1. Yesterdays               Harbach, Kern 2:59
2. Laura                  Raksin, Mercer 3:26
3. What's New?              Burke, Haggart 3:23
4. Blue Moon               Hart, Rodgers 3:13
5. Can't Help Lovin' Dat Man      Kern, Hammerstein 3:43
6. Embraceable You           Gershwin, Gershwin 3:00
7. Willow Weep for Me          Ronell 3:24
8. Memories of You           Razaf, Blake 3:31
9. Smoke Gets in Your Eyes      Harbach, Kern 3:14
10. Portrait of Jenny          Robinson, Burgie 3:24
11. Where or When           Hart, Rodgers 3:26
12. Stardust                Parish, Carmichael 3:23

Neal Hefti (arr., con.)

Clifford Brown (tp)
Richie Powell (p)
Barry Galbraith (g)
George Morrow (b)
Max Roach (dr)

Producer: Bob Shad

Recorded at Fine Sound, New York, New York on January 18, 19 & 20, 1955.



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