A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

ここまで来れたお礼を兼ねて感謝の意を捧げる相手は・・・・やはり“ELLINGTON”

2007-10-27 | CONCORD
A TRIBUTE TO DUKE ELLINGTON

よく、キリ番という。
丁度、100とか、1000とかキリのいい番号のこと。
50や500は、キリ番の丁度中間点。自分の埃を被っていたConcordのアルバムの棚卸しもやっと50番になった。
Concord Jazz Festivalのライブ演奏のプライベート録音からスタートしたコンコルドレーベルも、この頃(1977年)になるとリリースのピッチも上がり、ニッチではあるが確固たるポジションを得るようになった。

最近、自分のブロクでもエリントンの話題が多かったが、このConcordのキリのいい50番(CJ-50)も、たまたまエリントンに捧げたアルバム。
Concordのハウスバンドがゲストを迎えて、皆でエリントンを追悼する。
現役復帰したローズマリークルーニーに加えて、ウディーハーマン、トニーベネットそしてビングクロスビーなども馳せ参じる。
バンドのメンバーにとっても、ゲストとして参加した歌手にとっても、エリントンに対する想いはそれぞれ違うかもしれない。でも、自分達の演奏や歌に何らかの影響を与えた大恩人であることには違いない。

軽快なTulip Or Turnipに乗って、初の黒人国連大使、Andrew Youngのイントロダクション。エリントンに対する賛辞で始まる。入れ替わり立ち代りゲスト加わる演奏が続くが、どのセッションもコンコルドらしい飾りっ気のない演奏が続く。
デビューしたばかりの、スコットハミルトンも大先輩たちに囲まれて早くもコンコルドの顔の一員としてすっかり溶け込んでいるのが印象的だ。
曲もメンバーも特に紹介するまでもないが。改めて聴きなおすと初期のコンコルドの良さが凝縮されたアルバムかもしれない。録音の良さも含めて。
トニーベネットは、ピアースのピアノをバックにデュオで決めている。ウディーハーマンも、ホッジス張りのねちっこいアルトを聴かせてくれるが。
全体をスイングさせているのは、ピアース、バドウッグ、そしてハナのリズムセクションだ。

Tulip Or Turnip
 Introduction Ambassador Andrew Young
Don’t Get Around Much Any More
 Bing Crosby
MainStem
 Instrumental
In A Sentimental Mood
 Woody Herman
I’m Checking Out - Good Bye
 Rosemary Clooney
Prelude To aA Kiss
 Tony Bennett
It Don’t Mean A Thing If It Ain’t Got That Swing
 Instrumental
I’m Just A Lucky So And So
 Tony Bennett
What Am I Here For ?
 Instrumental
Sophisticated Lady
 Rosemary Clooney

<Personnel>
Rosemary Clooney (vol)
Tony Bennett (vol)
Bing Crosby (vol)
Woody Herman (as)

<The Band>
Nat Pierce (p)
Scott Hamilton (ts)
Bill Berry (tp)
Monty Budwig (b)
Jake Hanna (ds)

Originally released on Concord CJ-50



コメント
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