A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

一緒にやったら予想通り最高の出来・・・・・・さっそく続編を

2007-08-12 | MY FAVORITE ALBUM
Annual Report / The Mills Brothers & Count Basie

バンドカラーはアレンジャーが代わっても早々変わるものではない。
カウントベイシーもアレンジャーが代わってもベイシーサウンドは不滅だ。サドジョーンズがベイシーオーケストラに在団時代スコアを出したが没になったそうだが。さすがバンドカラーを変えるようなアレンジは使えないということかもしれない。その曲がサドメルでやられることに。確かに曲調が違う。

ベイシーオーケストラがバックに回るときも、それに適したソロイストやヴォーカルというのも自然と思い浮かぶ。先日紹介したミルトジャクションなどはピッタリはまるプレーヤーだ。歌手の方も、シナトラを筆頭にさすが男女を問わず大御所達はベイシーサウンドとはぴったり息の合った歌を聞かせてくれる。
コーラスも、ベイシーの演奏をヴォーカライズしたLHRはもちろん、ベイシーがバックで似合うグループはたくさんある。さて、果たしてどのくらい録音があるのか?すぐに思い浮かばないのはあるようで実はあまりないのかもしれない。
その中でぴったり合うグループの一つは「ミルスブラザース」。

どちらも昔から活躍しているので、古くから競演盤がありそうなものだが・・・?
自分が持っているのは60年代に入ってからのもの。
“The Board Of Directors”が予想通りの好演であり、続編が翌年に制作された。
タイトルは「Annual Report」。取締役会シリーズになりそうなタイトルだ。
曲は、ミルスブラザースのお馴染みの曲に加えてベイシーの十八番を3曲持ち寄る形で、お互いのコラボが一層深まっている。
アレンジはChico O'Farril、ドラムにはHarold Jonesが入り、Eddie "Lockjaw" Davisのソロも雰囲気十分。2作目ということに以上に両方の特徴がピタリと決まっている。
このようなアルバムこそが「この歌にはこのバックあり」といえる代表作だろう。

1. Gentle On My Mind
2. Cherry
3. You Never Miss The Water Till The Well Runs Dry
4. Glow Worm
5. Sent For You Yesterday
6. Sunny
7. I'll Be Around
8. Cielito Lindo
9. Blue And Sentimental
10. Everyday I Have The Blues

<Personnel>
Mills Brothers
Harb Mills, Harry Mills, Don Mills (vo)

Gene Coe, Oscar Blusher, Sonny Cohn, Al Aarons (tp)
Grover Mitchel, Richard Boone, Harlan Floyd (tb)
Bill Hughes (btb)
Eric Dixon, Eddie "Lockjaw" Davis (ts)
Marshal Royal, Bobby Plater (as), Charlie Fawlkes (bs)
Count Basie (p)
Freddie Green, Norman Brown (g)
Norman Keenan (b)
Harold Jones (dr)

Recorded at : NYC, Jul, 2 & 3, 1968
コメント
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