"Sinatra At The Sands with Count Basie & The Orchestra"
気になって早速調べてみた。
まずは、ELLINGTONのオーケストラは?
以前紹介した、「ELLINGTON '66」というアルバムは、まさにエリントンオーケストラの当時の録音。
ここ何回かグラミー賞を受賞したアルバムを紹介していたこともあり、何気に1965年を見ると、何とこのアルバムはその年のグラミー賞「最優秀ジャズ・ラージ・グループ」を受賞していた。「‘66」というタイトルはついていたものの、1965年のリリースだったのだろう。
確かに、その当時のヒット曲を並べた演奏で一般受けしそうな感じではあったが、そんな賞をとっていたとは気がつかなかった。
ついでに、翌年1966年のグラミー賞の受賞一覧を見ると、
「最優秀レコード」、「最優秀男性歌手」、「最優秀アレンジメント」、「最優秀録音」の4冠をとったのは、Frank Sinatraの "Stranger In The Night"。
確かに、ビートルズの中に混じってヒットしていたのは覚えている。
そして、最優秀アルバムも"A Man And His Music" とSinatraが並ぶ。
ミリオンセラーを連発したこの年はSinatra YEARだったのかもしれない。
1915年生まれのシナトラはこの年51歳。脂の乗り切ったベテランの域に入っていた。
何年か後には、“My Way”が流行り、この後しばらくはシナトラの絶頂期は続く。
さらに、続けてリストを見ると「最優秀アルバム・ノーツ」に、"Sinatra At The Sands" Frank Sinatraがあった。
「最優秀アルバムノーツ」とは、ライナーノーツの最優秀のことなのか?
あまり英語は得意ではないが、これは改めてじっくり読んでみなければなるまい。
このアルバムは、QUINCY JONESが指揮とアレンジを担当し、ベイシーのオーケストラがバックを努めた2枚組みの豪華アルバム。
メンバーを見て聞えてくる音は十分に想像ができる。
それにしても、QUINCYという人物は、何か大事な節目には必ず登場する。はやり、キーマンなのだろう。
シナトラの歌もこんなに充実した年、さらにLIVEなので悪いはずがない。
ホテルのショーというシチュエーションも幸いしているのか、普段より気楽な感じでトークを交えて新旧の名作を聴かせてくれる。
ラスベガスの最高級のシナトラのショーを十二分に味わえる。
そういえば、ベイシーのアルバムにも“At the Sands”というのがあるのを思い出した。録音日を見るとこれも同じ1966年のリプリーズ盤だ。録音の時期は微妙に違うが。
そして、先ほどのエリントンのアルバム「'66」もRIPRISEレーベルから出ている。
シナトラのアルバムはもちろんRIPRISE。RIPRISEづくしだ。
言わずと知れたRIPRIESは元々シナトラのレーベル。この時期にはワーナーブラザーズに売却されているが、専属ミュージシャンとして一連のヒット作は莫大な利益をもたらしたろう。
こんな状況を見ると、この頃、老舗の両バンドはシナトラ一家に加わって一緒に華やかな舞台に上ることが多かったのかもしれない。
コマーシャリズムにJAZZが迎合してきた時期であるが、これらの一連のリプリーズのアルバムは、JAZZの本来の良さを何も変えることなく商業的にも大成功した例だろう。
1 Come Fly With Me VanHeusen,Cahn 3:45
2 I've Got a Crush on You Gershwin,Gershwin 2:42
3 I've Got You Under My Skin Porter 3:43
4 Shadow of Your Smile Webster,Mandel 2:31
5 Street of Dreams Lewis,Young 2:16
6 One for My Baby (And One More for the Road) Mercer, Arlen 4:40
7 Fly Me to the Moon (In Other Words) Howard 2:50
8 One O'Clock Jump [Instrumental] Basie :53
9 Tea Break [Monologue] 11:48
10 You Make Me Feel So Young Gordon,Myrow 3:21
11 All of Me [Instrumental] Marks,Simons 2:56
12 September of My Years Van Heusen, Cahn 2:57
13 Luck Be a Lady Loesser 4:40
14 Get Me to the Church on Time Loewe, Lerner 2:21
15 It Was a Very Good Year Drake 4:01
16 Don't Worry 'Bout Me Koehler, Bloom 3:18
17 Makin' Whoopee [Instrumental] Kahn, Donaldson 4:24
18 Where or When Hart, Rodgers 2:46
19 Angel Eyes Brent, Dennis 3:26
20 My Kind of Town VanHeusen, Cahn 3:04
21 Few Last Words [Monologue] 2:30
22 My Kind of Town (Reprise) Van Heusen, Cahn 1:00
FRANK SINATRA (vol)
COUNT BASIE & THE ORCHESTRA
Arranded & Conducted by Quincy Jones
Recorded live at the Sands , April 1966
気になって早速調べてみた。
まずは、ELLINGTONのオーケストラは?
以前紹介した、「ELLINGTON '66」というアルバムは、まさにエリントンオーケストラの当時の録音。
ここ何回かグラミー賞を受賞したアルバムを紹介していたこともあり、何気に1965年を見ると、何とこのアルバムはその年のグラミー賞「最優秀ジャズ・ラージ・グループ」を受賞していた。「‘66」というタイトルはついていたものの、1965年のリリースだったのだろう。
確かに、その当時のヒット曲を並べた演奏で一般受けしそうな感じではあったが、そんな賞をとっていたとは気がつかなかった。
ついでに、翌年1966年のグラミー賞の受賞一覧を見ると、
「最優秀レコード」、「最優秀男性歌手」、「最優秀アレンジメント」、「最優秀録音」の4冠をとったのは、Frank Sinatraの "Stranger In The Night"。
確かに、ビートルズの中に混じってヒットしていたのは覚えている。
そして、最優秀アルバムも"A Man And His Music" とSinatraが並ぶ。
ミリオンセラーを連発したこの年はSinatra YEARだったのかもしれない。
1915年生まれのシナトラはこの年51歳。脂の乗り切ったベテランの域に入っていた。
何年か後には、“My Way”が流行り、この後しばらくはシナトラの絶頂期は続く。
さらに、続けてリストを見ると「最優秀アルバム・ノーツ」に、"Sinatra At The Sands" Frank Sinatraがあった。
「最優秀アルバムノーツ」とは、ライナーノーツの最優秀のことなのか?
あまり英語は得意ではないが、これは改めてじっくり読んでみなければなるまい。
このアルバムは、QUINCY JONESが指揮とアレンジを担当し、ベイシーのオーケストラがバックを努めた2枚組みの豪華アルバム。
メンバーを見て聞えてくる音は十分に想像ができる。
それにしても、QUINCYという人物は、何か大事な節目には必ず登場する。はやり、キーマンなのだろう。
シナトラの歌もこんなに充実した年、さらにLIVEなので悪いはずがない。
ホテルのショーというシチュエーションも幸いしているのか、普段より気楽な感じでトークを交えて新旧の名作を聴かせてくれる。
ラスベガスの最高級のシナトラのショーを十二分に味わえる。
そういえば、ベイシーのアルバムにも“At the Sands”というのがあるのを思い出した。録音日を見るとこれも同じ1966年のリプリーズ盤だ。録音の時期は微妙に違うが。
そして、先ほどのエリントンのアルバム「'66」もRIPRISEレーベルから出ている。
シナトラのアルバムはもちろんRIPRISE。RIPRISEづくしだ。
言わずと知れたRIPRIESは元々シナトラのレーベル。この時期にはワーナーブラザーズに売却されているが、専属ミュージシャンとして一連のヒット作は莫大な利益をもたらしたろう。
こんな状況を見ると、この頃、老舗の両バンドはシナトラ一家に加わって一緒に華やかな舞台に上ることが多かったのかもしれない。
コマーシャリズムにJAZZが迎合してきた時期であるが、これらの一連のリプリーズのアルバムは、JAZZの本来の良さを何も変えることなく商業的にも大成功した例だろう。
1 Come Fly With Me VanHeusen,Cahn 3:45
2 I've Got a Crush on You Gershwin,Gershwin 2:42
3 I've Got You Under My Skin Porter 3:43
4 Shadow of Your Smile Webster,Mandel 2:31
5 Street of Dreams Lewis,Young 2:16
6 One for My Baby (And One More for the Road) Mercer, Arlen 4:40
7 Fly Me to the Moon (In Other Words) Howard 2:50
8 One O'Clock Jump [Instrumental] Basie :53
9 Tea Break [Monologue] 11:48
10 You Make Me Feel So Young Gordon,Myrow 3:21
11 All of Me [Instrumental] Marks,Simons 2:56
12 September of My Years Van Heusen, Cahn 2:57
13 Luck Be a Lady Loesser 4:40
14 Get Me to the Church on Time Loewe, Lerner 2:21
15 It Was a Very Good Year Drake 4:01
16 Don't Worry 'Bout Me Koehler, Bloom 3:18
17 Makin' Whoopee [Instrumental] Kahn, Donaldson 4:24
18 Where or When Hart, Rodgers 2:46
19 Angel Eyes Brent, Dennis 3:26
20 My Kind of Town VanHeusen, Cahn 3:04
21 Few Last Words [Monologue] 2:30
22 My Kind of Town (Reprise) Van Heusen, Cahn 1:00
FRANK SINATRA (vol)
COUNT BASIE & THE ORCHESTRA
Arranded & Conducted by Quincy Jones
Recorded live at the Sands , April 1966
昨夜の仕事新宿は、カンツォーネの方と一緒でした。
それで、お客様から、あなたはジャズ?と聞かれ、「はい」と答えたら、シナトラの「May way」をリクエストされたのですが、どうもこれは歌っておりませんでして、丁重にお断りいたしました(苦笑)
今朝は真っ白な富士山が見えます。
最近はゴルフが不調で、あまり記事を書く気分にもならずにお休み中。
というわけで,もっぱらJAZZが続いていますが、こちらも領域が広がって迷走中。
JAZZといっても範囲が広いですからね。
お疲れ様でした。