JUKIN' / MANHATTAN TRANSFER
マンハッタントランスファーのデビューアルバムは、普通はアトランティックの1975年のアルバムを言うが、実はそれに先立つ一枚がある。
このアルバムには、「Juking」というタイトルが付いている。
リーダー格はGene Pistilli。5人組でグループ名は「マンハッタントランスファー」の名前がすでに付けられている。この時、今もマントラの核となるメンバーのTim Hauserが参加しているが、他のメンバーは今のメンバーとは異なる。
しかし、中身を聴いてみるとマントラの前身であることは間違いない。
アルバムのタイトルの如く、ジュークボックスをかけたように色々なタイプの曲が次々に流れる。フォークロックのようでもあり、カントリー風でもあり、R&B風に。かと思えば、古きスイング時代のコーラスあり、プラターズのような雰囲気も漂わせながら。
マンハッタントランスファーの原点がまさにここにある。
Tim Hauserの奏でるギターとバンジョーの音色が、アメリカ音楽の歴史を感じさせる。
このアルバムが録音されたのは1971年。ヒッピー文化が世の中を席巻していたとき。
長髪で髭を蓄えたジャケットにある彼らの写真は時代を反映している。
しかし、この後このグループは人気が出ることもなくPisttilliはよりカントリー色を求め、HauserはJAZZ色を好み、このグループは自然消滅してしまう。
Tim Hauserはその後New Yorkでタクシードライバーをしている時、客として乗り合わせたLaurel Masseと出会う。そしてJanis Siegelを加えて新たにグループを結成することに。
1972年にはグループの活動を開始し、75年に晴れてアルバム制作に漕ぎつけ、その後は順風満帆の活躍をすることになる。
人生、出会いときっかけが大事といわれるが。このTim HauserがもしタクシーでMasseに出会わなかったら、MasseがこのアルバムJukin’を聴いていなかったら。そしてHauserが初志貫徹してジャジーなコーラスグループを目指していなかったら。
今のグループは存在しなかったかもしれない。
このアルバムに収められているジャジーな2曲は、You’re the ViperとSunny Dispoish。
このバックには、JerryDodgion, Lew Tabackiin,Garnett Brown,Tim Hauserなどの名前が。そう、サドメルのオーケストラのメンバーなどがバックに入っている。
ジャズぽい音がするはずだ。
この2曲がNew Yorkでの録音。他がNashvilleでの録音というのも2人のこだわりが現われている。
Hauserがこだわったこのジャジーな曲とバックが今のマントラの原点だ。
1. Chicken Bone Bone McKinnon, Pistilli 3:20
2. I Need a Man Pistilli, Anthony 3:12
3. You're a Viper* Waller, Waller, Rachel 1:59
4. Fair and Tender Ladies Carter 2:41
5. Rosianna Pistilli, West, Cashman 3:03
6. Sunny Disposish* Charig, Gershwin, Chang 1:41
7. Java Jive Drake, Oakland 2:34
8. One More Time Around Rosie Pistilli, Gutcheon 4:20
9. Guided Missiles Gaitwood, Williams 3:25
10. Roll Daddy, Roll Sherman, Pistilli 2:21
MANHATTAN TRANFER
Gene Pistilli
Tim Hauser
Erin Dickins
Marty Nelson
Pat Rosalia
Recorded January 25 , 1971, New York ( *)
January 27 ~ Feburuary 1,1971,Nashville (others)
マンハッタントランスファーのデビューアルバムは、普通はアトランティックの1975年のアルバムを言うが、実はそれに先立つ一枚がある。
このアルバムには、「Juking」というタイトルが付いている。
リーダー格はGene Pistilli。5人組でグループ名は「マンハッタントランスファー」の名前がすでに付けられている。この時、今もマントラの核となるメンバーのTim Hauserが参加しているが、他のメンバーは今のメンバーとは異なる。
しかし、中身を聴いてみるとマントラの前身であることは間違いない。
アルバムのタイトルの如く、ジュークボックスをかけたように色々なタイプの曲が次々に流れる。フォークロックのようでもあり、カントリー風でもあり、R&B風に。かと思えば、古きスイング時代のコーラスあり、プラターズのような雰囲気も漂わせながら。
マンハッタントランスファーの原点がまさにここにある。
Tim Hauserの奏でるギターとバンジョーの音色が、アメリカ音楽の歴史を感じさせる。
このアルバムが録音されたのは1971年。ヒッピー文化が世の中を席巻していたとき。
長髪で髭を蓄えたジャケットにある彼らの写真は時代を反映している。
しかし、この後このグループは人気が出ることもなくPisttilliはよりカントリー色を求め、HauserはJAZZ色を好み、このグループは自然消滅してしまう。
Tim Hauserはその後New Yorkでタクシードライバーをしている時、客として乗り合わせたLaurel Masseと出会う。そしてJanis Siegelを加えて新たにグループを結成することに。
1972年にはグループの活動を開始し、75年に晴れてアルバム制作に漕ぎつけ、その後は順風満帆の活躍をすることになる。
人生、出会いときっかけが大事といわれるが。このTim HauserがもしタクシーでMasseに出会わなかったら、MasseがこのアルバムJukin’を聴いていなかったら。そしてHauserが初志貫徹してジャジーなコーラスグループを目指していなかったら。
今のグループは存在しなかったかもしれない。
このアルバムに収められているジャジーな2曲は、You’re the ViperとSunny Dispoish。
このバックには、JerryDodgion, Lew Tabackiin,Garnett Brown,Tim Hauserなどの名前が。そう、サドメルのオーケストラのメンバーなどがバックに入っている。
ジャズぽい音がするはずだ。
この2曲がNew Yorkでの録音。他がNashvilleでの録音というのも2人のこだわりが現われている。
Hauserがこだわったこのジャジーな曲とバックが今のマントラの原点だ。
1. Chicken Bone Bone McKinnon, Pistilli 3:20
2. I Need a Man Pistilli, Anthony 3:12
3. You're a Viper* Waller, Waller, Rachel 1:59
4. Fair and Tender Ladies Carter 2:41
5. Rosianna Pistilli, West, Cashman 3:03
6. Sunny Disposish* Charig, Gershwin, Chang 1:41
7. Java Jive Drake, Oakland 2:34
8. One More Time Around Rosie Pistilli, Gutcheon 4:20
9. Guided Missiles Gaitwood, Williams 3:25
10. Roll Daddy, Roll Sherman, Pistilli 2:21
MANHATTAN TRANFER
Gene Pistilli
Tim Hauser
Erin Dickins
Marty Nelson
Pat Rosalia
Recorded January 25 , 1971, New York ( *)
January 27 ~ Feburuary 1,1971,Nashville (others)