A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

おしどり夫婦がオーケストラをバックに優雅な気分で・・・

2007-08-01 | MY FAVORITE ALBUM
Time and Love / Jackie & Roy

絶妙の掛け合いを演じるJackie and Royが、クリードテイラー率いるCTIレーベルにも登場した。時代と共に少しずつスタイルを変えてきたJackie and Royだが、ここでは豪勢なオーケストラがバック。アレンジは、ウェスモンゴメリーのA DAY IN THE LIFEで有名なドンセベスキー。 クリードテイラーのお抱えアレンジャーだ。

クリードテイラーとドンセベスキーのコンビが用意した豪華なお膳立てに、有名なミュージシャンが次々と名演を残していった。そこに、Jackie&Royの2人にもテイラーからも招待が。たまには、「着飾って豪華な食事でも一緒にどうでしょうか」といった感じだ。
いつもにも増して2人のハーモニーは素晴らしい。オーケストラのバックは思惑どおりのゴージャスなサウンドだ。2人のボーカルも、バックのオーケストラに負けじと、多重録音でコーラス仕立てにしたり。いつものコンボとは違って色々味付けにも変化を持たせている。

そして、CTIの素晴らしさは、いつものようにバックのミュージシャンの豪華さ。
今回の白眉は、ポールデスモンドの加わったSummer song / Summertime。
いつもは明るく軽快さが売りの2人のボーカルだが、デスモンドの透明で何故か物悲しさを感じさせるアルトの絡みが何ともいえない雰囲気を醸し出している。
好きな一曲だ。
クラッシックのBachianas Brasileiras #5も、意表をつく感じだがセベスキーのアレンジだと違和感も無い。

Concordのような」普段着のジャズもいいが、たまにはこのような豪華な演奏を聴くとリッチな気分になる。同じ曲でも別な曲のように聴ける。

1.  Day By Day
2.  Time & Love
3.  Summer Song/ Summertime
4.  Bachianas Brasileiras #5
5.  A Simple Song
6.  Heading
7.  Lazy Afternoon
8.  We Could Be Flying

Jackie Cain (vol)
Roy Kral (vol)
Paul Desmond (as)
Hubert Laws (fl)
Ron Carter (b)
Jay Berliner (g)
Bob James (ele.p)
Pat Rebillott (org)
Airto (per)
Phil Kraus (per)
Billy Cobham (ds)

Etc.
Don Sebesky (arr, con) & Orchestra

Recorded, June , 1972
コメント
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