A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

自分の作った曲を他のプレーヤーが演奏してくれたら本望・・・・さらに一枚のアルバムになれば

2007-08-26 | Thad Jones & Mel Lewis & VJO
Let's Play the Music of Thad Jones / Tommy Flanagan Trio

作曲家サドジョーンズの作品は、当然サドメルのオーケストラや自己のコンボでの演奏の機会が多い。しかし、中にはスタンダードとして様々なプレーヤーに演奏あるいは歌詞が付けられて唄われるようになった曲もある。代表的な曲は、A CHILD IS BORNであろう。
この曲のオーケストラのアレンジ、そしてサド・ジョーンズ自らのフリューゲルホーンの演奏は、そのメロディーの美しさだけでなく一度聴けば忘れられない名演だと思う。
この曲は発表された直後から色々なアルバムで取り上げられることが多い。
愛聴曲のひとつだ。

このサド・ジョーンズの作品だけで作品集のアルバムを作ったピアニストがいる。
TOMMY FLANAGANだ。
トミーフラナガンとサドジョーンズは同じデトロイト出身。フラナガンが地元でデビューした時に加わったのが、サドジョーンズとビリーミッチェルのグループだったそうだ。1950年のことだ。その後50年代後半には二人が共演したアルバムも多い。
しかし、晩年はあまり一緒に演奏をしたというアルバムの記憶はない。
このアルバムは1993年の録音。サドジョーンズが亡くなったのが88年だから、5年後のことだ。
フラナガン自身あまるアルバム制作をしていなかった時期なのだが、亡き先輩を偲んで作られたアルバムかもしれない。

このアルバム中には当然A CHILD IS BORNは収められている。他にもよく聴く機会のある曲も多い。古くは、Bop調のBird Song、サドメル以外でもタイトル曲になったアルバムのあるMean What I You Sayなど。
Flanaganの晩年の作品としても素晴らしいプレーが聴けるが、改めて作曲家としてのサドジョーンズの曲を思い返すににも
格好の一枚だ。

Let's
Mean What You Say
To You
Bird Song
Scratch
Thadrack
A Child Is Born
Three In One
Quietude
Zec
Elusive
Bitty Ditty

Tommy Flanagan (p)
Jesper Lundgaard (b)
Lewis Nash (d)

Enja (G) ENJ 8040-2
Recorded in Munchen, West Germany, April 4, 1993
コメント
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