評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」
山崎元が原稿やTVでは伝えきれないホンネをタイムリーに書く、「王様の耳はロバの耳!」と叫ぶ穴のようなストレス解消ブログ。
堀江貴文氏への判決に思うこと
日興コーディアルとライブドアに対する、検察・東証の措置を較べると、前者に不当に甘く、後者に乱暴なまでに厳しい印象を持つが、しばし、日興との比較は忘れて、堀江氏への2年半の実刑判決について思うところをメモしておく。
先ず、「2年半の実刑」という判決は、彼が有罪なら、本来決して重過ぎはしない。上場株式の情報開示に伴う不正は他人の保有する経済価値への影響が大きく、この意図的な不正に関しては、10年、20年といった、不正を行うことが不正がバレる確率を考慮しても全く引き合わないくらいの重罰を設定することが適当だろう。
重罰は、ある意味では、追加的な予算支出を伴わない理想的な不正対策だが、不正の定義や判定が曖昧な場合に、たとえば株式の公開といった積極的な経済活動に対して抑制要因となる副作用がある。日本の場合に(外国もそうかもしれないが)、司法が公平でない印象があるし、事前に明確な判断基準を示すことに対して消極的なので、この副作用は無視できないかも知れないが、資金の動きがが巨大化・高速化している現代にあって、情報の不正に対する罰はもっと重くてもいいだろう。
では、今回の、堀江氏の場合はどうなのか、ということだが、彼は、株式分割による株価のつり上げ(株価操作目的だとは明言していないが、実質的な効果はそうだった)や、ニッポン放送株取得の際の時間外取引などを「違法でなければギリギリまでやっていいだろう」という態度で行ったのだから、僅かでも(53億円の粉飾は巨大でもないが、「僅か」でもない)ルール違反がバレたのだから、法律通りの罰を喰らってもバランス上は当然と思えるので、同情心は湧いてこない。
一方、宮内氏をはじめとする彼の部下たちが執行猶予付きの判決であった場合、また、既にカネボウなどの経営者は執行猶予付きの判決を貰っているが、堀江氏に対する量刑は相対的に「重い」といえる。
裁判はそのようなことに影響されない、との声もあり、実際にそうであって欲しいとは願うものの、堀江氏が、取り調べに対して非協力的で(検事の調書をなかなか認めないなど)、且つ法廷での言動に反省の色が見られない、といった「心証」が、求刑や判決に影響しているなら、日本の司法は半ばインチキだ。冤罪を作り出すエンジンが、仕組みの中に組み込まれているといっていいだろう。
そもそも、取り調べが適切なものなのか、事後であっても客観的に確認する手段がない、というのは野蛮だ。取り調べの様子は、ビデオなどに記録されて、弁護側に開示されるべきだろう。検事の調書というものは、一体どれくらい信用していいものなのだろうか。
但し、堀江氏の場合、損害賠償請求など民事案件への影響から、量刑そのものよりも、有罪か否か方が影響は重大なのかも知れない。今後、彼の個人資産を狙った民事訴訟が活発化するのだろう。
ただ、時価総額から計算すると6千億円ともいえる株主の損の全てを堀江氏の責任に期するのは無理だろう。一つには、不正は2004年度の決算1期であって、ライブドアは、いわば、イカサマで稼いだチップで博打を張って、その後に大儲けしつつあったときに、過去のイカサマがバレたのだった。しかも、摘発の仕方や、上場廃止に至るプロセスは、ペイントハウスや日興コーディアルなど他の粉飾事例と較べても乱暴だった。現実的に金を取れるかという問題を脇に置くとすれば、ライブドアショックで損をした同社の株主は、堀江氏ら旧経営陣と共に東京地検や東証も訴えの対象にしていいかも知れない。たとえば、東証については、訴えて、賠償金は取れずとも、上場廃止の基準を明確化する方向に動くかも知れない。
今回、弁護側は、宮内被告らの不正を暴き証言の信憑性を崩すと共に、堀江氏が細部を管理できないお飾り経営者だったという「バカ殿作戦」を取ったが、結局、事実として社長であった堀江氏に責任があったと認定されたようで、結局、弁護側の作戦が失敗だったようだ(ちなみに、日興の場合、有村氏は「小利口な殿」だから、堀江氏の場合よりももっと容易に粉飾への責任と、背任などが立証できそうに思える)。
堀江氏について残念なのは、資本取引を売上にして利益に計上する操作が(ライブドア問題に詳しいあるジャーナリストも、彼らの「株食い」はやっぱりいいことではない、と仰っていた)、投資家に対して誤った情報をもたらしたことは事実なのに、これを反省する気持ちが上場企業の経営者だったのに、現在も無さそうなことだ。株式売却益を経常利益に載せられては、投資家は騙される。株式投資のセミナーまでやっていたのだから、堀江氏がここを分からないはずはない。
この反省を抜きに、「これではリスクを取って起業する人間は誰もいなくなってしまう」というような、身勝手な推定を述べるのは止めた方がいいと思う。起業家の全てが、決して、彼ほど汚い際どい手(株式100分割など)を使うわけではない(汚いのもいるが)。
もっとも、私は、直接面識はないが、彼のビジネスに対するセンスと集中力、それにメディアに対して発言するときの目の付け所など、彼のある種の個性と能力が好きだ。
彼は、モノポリーでもプレイするような心持ちでビジネス・ゲームに取り組んでいたのかも知れないが、ある種のゲームのツボを見付ける能力があったと思う。
また、常にではなかったかも知れないが、彼は、自分のことを突き放して、対象として見ることが出来た。その点では、世の中を自分に都合良く見てこれを言い散らかすだけの、経営者によくありがちな、「ポジティブ・シンキング・バカ」ではないと思う。
それにしても、メディアはまだ堀江氏を追いかけているが、あの事件からたった1年2ヶ月しか経っていないのに、堀江氏が、とても古い人に見えたのはどうしてだろうか。私も含めて大衆の心はもう堀江とライブドアの一連の事件に飽きているのに(率直に言って、私はライブドア事件に飽きた。心の奥底では、もっと新しい刺激が欲しいと思っている。皆さんも、一緒でしょう?)、これが視聴率や部数につながるとまだ思っているメディアが、たかだか50数億円の粉飾事件の判決に、大軍(報道陣)を繰り出して、騒ぎを作っている(あるいは、騒ぎが静まらないように頑張っている)。
16日の9時20分過ぎ、地裁に向かう堀江氏の車を上空から移した映像を見ていたら、車から降りたホリエモンが、立ち止まって、上空をしばらく眺めていた。放送局のヘリコプターを見上げていたのだろう。
私は、勤務先(楽天証券)が六本木ヒルズにあるので、よく分かるが、報道のヘリコプターが上空を飛び回る音は、圧倒的にうるさくて、相当に迷惑なものだ(世の迷惑を考えると、あの程度の事件でヘリなど飛ばすべきではない)。
時代の空気に敏感なホリエモンは、空を見上げながら「うるさいなあ。まだ、こんなもの追いかけているなんて、古いねえ」とでも言っているのではないか、と想像した。実は、私は、その映像を、当のヘリコプターを飛ばしている、朝のテレビ番組に出演中のモニター画面で見ていたので、あの報道振りが、幾らかは自分のことのように恥ずかしかった。
先ず、「2年半の実刑」という判決は、彼が有罪なら、本来決して重過ぎはしない。上場株式の情報開示に伴う不正は他人の保有する経済価値への影響が大きく、この意図的な不正に関しては、10年、20年といった、不正を行うことが不正がバレる確率を考慮しても全く引き合わないくらいの重罰を設定することが適当だろう。
重罰は、ある意味では、追加的な予算支出を伴わない理想的な不正対策だが、不正の定義や判定が曖昧な場合に、たとえば株式の公開といった積極的な経済活動に対して抑制要因となる副作用がある。日本の場合に(外国もそうかもしれないが)、司法が公平でない印象があるし、事前に明確な判断基準を示すことに対して消極的なので、この副作用は無視できないかも知れないが、資金の動きがが巨大化・高速化している現代にあって、情報の不正に対する罰はもっと重くてもいいだろう。
では、今回の、堀江氏の場合はどうなのか、ということだが、彼は、株式分割による株価のつり上げ(株価操作目的だとは明言していないが、実質的な効果はそうだった)や、ニッポン放送株取得の際の時間外取引などを「違法でなければギリギリまでやっていいだろう」という態度で行ったのだから、僅かでも(53億円の粉飾は巨大でもないが、「僅か」でもない)ルール違反がバレたのだから、法律通りの罰を喰らってもバランス上は当然と思えるので、同情心は湧いてこない。
一方、宮内氏をはじめとする彼の部下たちが執行猶予付きの判決であった場合、また、既にカネボウなどの経営者は執行猶予付きの判決を貰っているが、堀江氏に対する量刑は相対的に「重い」といえる。
裁判はそのようなことに影響されない、との声もあり、実際にそうであって欲しいとは願うものの、堀江氏が、取り調べに対して非協力的で(検事の調書をなかなか認めないなど)、且つ法廷での言動に反省の色が見られない、といった「心証」が、求刑や判決に影響しているなら、日本の司法は半ばインチキだ。冤罪を作り出すエンジンが、仕組みの中に組み込まれているといっていいだろう。
そもそも、取り調べが適切なものなのか、事後であっても客観的に確認する手段がない、というのは野蛮だ。取り調べの様子は、ビデオなどに記録されて、弁護側に開示されるべきだろう。検事の調書というものは、一体どれくらい信用していいものなのだろうか。
但し、堀江氏の場合、損害賠償請求など民事案件への影響から、量刑そのものよりも、有罪か否か方が影響は重大なのかも知れない。今後、彼の個人資産を狙った民事訴訟が活発化するのだろう。
ただ、時価総額から計算すると6千億円ともいえる株主の損の全てを堀江氏の責任に期するのは無理だろう。一つには、不正は2004年度の決算1期であって、ライブドアは、いわば、イカサマで稼いだチップで博打を張って、その後に大儲けしつつあったときに、過去のイカサマがバレたのだった。しかも、摘発の仕方や、上場廃止に至るプロセスは、ペイントハウスや日興コーディアルなど他の粉飾事例と較べても乱暴だった。現実的に金を取れるかという問題を脇に置くとすれば、ライブドアショックで損をした同社の株主は、堀江氏ら旧経営陣と共に東京地検や東証も訴えの対象にしていいかも知れない。たとえば、東証については、訴えて、賠償金は取れずとも、上場廃止の基準を明確化する方向に動くかも知れない。
今回、弁護側は、宮内被告らの不正を暴き証言の信憑性を崩すと共に、堀江氏が細部を管理できないお飾り経営者だったという「バカ殿作戦」を取ったが、結局、事実として社長であった堀江氏に責任があったと認定されたようで、結局、弁護側の作戦が失敗だったようだ(ちなみに、日興の場合、有村氏は「小利口な殿」だから、堀江氏の場合よりももっと容易に粉飾への責任と、背任などが立証できそうに思える)。
堀江氏について残念なのは、資本取引を売上にして利益に計上する操作が(ライブドア問題に詳しいあるジャーナリストも、彼らの「株食い」はやっぱりいいことではない、と仰っていた)、投資家に対して誤った情報をもたらしたことは事実なのに、これを反省する気持ちが上場企業の経営者だったのに、現在も無さそうなことだ。株式売却益を経常利益に載せられては、投資家は騙される。株式投資のセミナーまでやっていたのだから、堀江氏がここを分からないはずはない。
この反省を抜きに、「これではリスクを取って起業する人間は誰もいなくなってしまう」というような、身勝手な推定を述べるのは止めた方がいいと思う。起業家の全てが、決して、彼ほど汚い際どい手(株式100分割など)を使うわけではない(汚いのもいるが)。
もっとも、私は、直接面識はないが、彼のビジネスに対するセンスと集中力、それにメディアに対して発言するときの目の付け所など、彼のある種の個性と能力が好きだ。
彼は、モノポリーでもプレイするような心持ちでビジネス・ゲームに取り組んでいたのかも知れないが、ある種のゲームのツボを見付ける能力があったと思う。
また、常にではなかったかも知れないが、彼は、自分のことを突き放して、対象として見ることが出来た。その点では、世の中を自分に都合良く見てこれを言い散らかすだけの、経営者によくありがちな、「ポジティブ・シンキング・バカ」ではないと思う。
それにしても、メディアはまだ堀江氏を追いかけているが、あの事件からたった1年2ヶ月しか経っていないのに、堀江氏が、とても古い人に見えたのはどうしてだろうか。私も含めて大衆の心はもう堀江とライブドアの一連の事件に飽きているのに(率直に言って、私はライブドア事件に飽きた。心の奥底では、もっと新しい刺激が欲しいと思っている。皆さんも、一緒でしょう?)、これが視聴率や部数につながるとまだ思っているメディアが、たかだか50数億円の粉飾事件の判決に、大軍(報道陣)を繰り出して、騒ぎを作っている(あるいは、騒ぎが静まらないように頑張っている)。
16日の9時20分過ぎ、地裁に向かう堀江氏の車を上空から移した映像を見ていたら、車から降りたホリエモンが、立ち止まって、上空をしばらく眺めていた。放送局のヘリコプターを見上げていたのだろう。
私は、勤務先(楽天証券)が六本木ヒルズにあるので、よく分かるが、報道のヘリコプターが上空を飛び回る音は、圧倒的にうるさくて、相当に迷惑なものだ(世の迷惑を考えると、あの程度の事件でヘリなど飛ばすべきではない)。
時代の空気に敏感なホリエモンは、空を見上げながら「うるさいなあ。まだ、こんなもの追いかけているなんて、古いねえ」とでも言っているのではないか、と想像した。実は、私は、その映像を、当のヘリコプターを飛ばしている、朝のテレビ番組に出演中のモニター画面で見ていたので、あの報道振りが、幾らかは自分のことのように恥ずかしかった。
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「宮内被告らのLD株売却益流用を立件しないため、堀江被告が検察側に不公平感を抱くのも理解できないわけではない」
問題は、不公平感。どうすんのよ、ほんと。
ただ、メディアがこのように一生懸命騒ぐのは、それによって不快な過去を忘れ、大事な(でも難しい)ことから目をそらさせるためなのでしょう。
そして我々、受け手の側も何となくそれを期待している。
やはり、ただ「飽きた」からといって黙して忘れてしまうのも賢明な態度とは思えません。
それこそ彼ら(誰だ?)の思うつぼなのだから。
そろそろ我々は歴史から学ぶということを覚えなければいけないと思います。
>先ず、「2年半の実刑」という判決は、彼が有罪なら、本来決して重過ぎはしない。上場株式の情報開示に伴う不正は他人の保有する経済価値への影響が大きく、この意図的な不正に関しては、10年、20年といった、不正を行うことが不正がバレる確率を考慮しても全く引き合わないくらいの重罰を設定することが適当だろう。
粉飾は10年、20年の罪に値するという意見には一理
あると思います。
しかしやはり他の例とのバランスが取れてないと・・。
カネボウ2000億、日債銀1500億、西部、日興、三洋、
ミサワ・・。 ライブドアよりずっと巨額の粉飾を
したところはいくらでもあるけど、誰も実刑になど
なっていないませんからね。
堀江だけ実刑、他は捜査の対象にすらならないところもあってせいぜい課徴金で終わり、最悪逮捕されても皆執行猶予つき。
このあからさまな不公平はなんなんでしょうかね。
こんなことがまかり通る日本は薄気味が悪い。
驚きを通り越して陰鬱たる気持ちになります。
堀江が動くと、日本のどうしようもなくよどんでいる、腐っている面を浮かび上がってきてしまう。
堀江はある意味やはりすごい。(まあ本人はそこまで意識してやってるつもりではないのだと思うが。
しかしこれで堀江は完全に潰されましたね。
最高裁まで争っても、執行猶予とれるかどうか。
世論が不公平だと騒げば別かもしれないけれど。
ただ今のところ、不公平な取り扱いについては
大新聞はほとんど無視してますからね。
司法も検察も東証も・・上では皆つながっていて
グルなのではないか。 今回の件ではなんだかそういう気持ちになりました。(苦笑)
昨日の英雄は今日の戦争犯罪人…的な部分もありますかね。(ちょっと違うかな)
よくも悪しくも堀江被告はマスコミを利用し、利用された。そんな印象があります。
自分ではすでに過去の人であり、半分忘れ去られた人物でした。粉飾してだました罪は非常に重罪ですが(厳罰で反省し罪を償うべきです)投資家は教訓として得られたものも多かったと思います。
1自社株売却益の売上高計上に使われた投資事業組合は脱法目的で組織された。売却益の売上高計上は許されない。
2堀江前社長の故意・共謀は、関係者の証言により認定できる。
3LDMの架空売り上げ以外は、宮内被告が中心となって計画・実行した。しかし、ホリエは中心的な役割を担い、ホリエの指示・了承なしに各犯行はありえなかった。
4宮内被告の「横領疑惑」については、検察との黙契があったとは認められない。 以上
求刑段階で、宮内も四年ぐらいにしとけばよかったのかもしれんですね(実刑になっちゃうし、それなら証言も変わっていたかもしれんが)。黒字化粉飾がいけないのは分かりますが、税金払ってるんでしょ、わざわざ黒字化して。オーマイニュースで東さんところの松原さんが書いていますが、投資事業組合って、今でもグレーなんじゃないでしょうか。ホリエは本当に中心的なのかどうか、各犯行は本当に有り得なかったのかどうか、もグレーですねえ。改めて見ると、故意のところ、やっぱり弱いように思います。ほんとに実刑でいいんでしょうか。わしゃ、死刑でもいいんですけど(死刑廃止論者やけんど)。やっぱ、求刑段階で、死刑が確定していたように思いますね。うしろめたさで六月引き、魚住先生の意見に納得でんな。
事情として、複雑なのは、確かに堀江も悪かったと思えるし、堀江に対する罰は、有罪なら問題なく正当だと思えることですが、日興なり、カネボウなりの経営者に対する処置が甘すぎるのだ、ということが一番重要な事実でしょう。それにしても、検察は、どうして社内の特別委員会の調査でさえ不正に関わったと報告する日興の経営陣を逮捕しないのか。ヤル気がないのだという以外に理解のしようがありません。
警察(司法全体ですが)と税金の二つだけは不公平であってはならない、というのが、国民の国に対する淡い期待ですが、こう露骨に裏切られると嫌になります。
具体的な組織や確固たる人的つながりがあるわけではないのでしょうが、検察も裁判所も政府も東証も、ある種の精神の共有を通じてつながっているのでありましょう。
ただ、たとえば臭い飯を食って帰ってくると、堀江は社会的に復活するような気がします。再び似たようなマネーゲームというわけにはいかないでしょうが、彼を是とする支持層は確かに存在すると思いますし、今回の不公平は彼の将来の立場を強くするでしょう。たとえば、選挙区を選べば、国会議員くらいならなれるのではないでしょうか。
どれくらいのお金が彼に残るのかは分かりませんが、事務所だけ開いて、しばらく事業をせずに、かつてのがらくたのような友人どもを遠ざけて、思ったことを正直に話すだけの生活をしていれば、チャンスは訪れると思います。
野口さんの死も、なんだかよくわからないまま。人の(暗い)道について考えながら、夜食でも買いに行ってきます。おやすみなさい。あ、日興のバックは、ヤマトなのかケトーなのか、その辺は知りたいですねえ、詳しい人おられまへんか? 古典的なフィクサー、児玉とかとは違うタイプの何者かが、闇を支配するのでしょうか。そろそろ中国人なんかもイッチョかんできそうだし、草刈場で異人種バトルロイヤルの幕開けでしょうか。
仕訳をする商業高校の生徒なら皆知っている。
それを知らなかったとすれば、お粗末に過ぎる。
それだけ。
資本主義の日本にもかかわらず金融に関心をもたなすぎた私は少なくとも反省。今はNHKでも金融を題材にしたドラマをつくるようになったことは一歩踏み出させてくれた堀江氏に感謝。
でも、罪は罪。本当に指示していたのなら潔さまでも示して欲しいものです。
>検察も裁判所も政府も東証も、ある種の精神の共有を通じてつながっているのでありましょう。
それと、あとグルなのではないかと思ってしまうのはマスコミです。 TV、大新聞などのメジャーなマスコミは検察の捜査方法、裁判所の不公平な判決に対して批判的な記事を書きません。ネットでは「今度の判決は(日興などと比較して)おかしい」という意見があふれているのに、ごく軽く触れる程度でほとんどスルーしています。 日経などはネットの声など完全無視、堀江極悪のキャペーンだけ一生懸命です。
ライブドア事件を通して、マスコミには本当に不信感をもちましたね。
おそらくライブドア事件に限らず、我々は知らず知らずのうちに権力者の都合の良いように情報操作されているのでしょうね。
おーいお茶さん
「自社株売却を投資事業組合でして、その利益は連結の利益剰余金か、それとも資本剰余金か」というような事は専門家でも即答は難しいらしいです。
裁判でも慶応の教授が当時は明確な会計ルールがなかったと証言していました。 いわゆるグレーゾーンです。 今回の事件でグレーゾーンは検察の裁量ひとつでシロにもクロにもできるとわかりました。
検察に睨まれれば終わり。怖い事です。最もグレーゾーンに踏み込まなければ、もちろん捕まらないわけ
なのでしょうが。
ナツキさん
>本当に指示していたのなら潔さまでも示して欲しいものです。
「37億の粉飾は宮内主導、15億の架空売り上げは堀江主導である」と今回の裁判で判断が下されたようですね。
宮内は罪を認め反省しているという事で、おそらく執行猶予?
15億の方も堀江が積極的に主導したって感じではないのですがね。 裁判官によれば信頼できる証言をするとお墨付きの熊谷も「堀江も私も最初は粉飾の認識なかった。」と証言していましたし。
なぜ堀江が異例の実刑になったのか納得できる解説してくれる記事、本などがこれから出てくるのだろうか。
なぜとんでもなく不公平なことになってるのか、ある程度納得できないと・・。
絶対に納得させて欲しいですよ。
そう思っている人は非常に多いと思います。 「エスタブリッシュメント、既得権益者、権力者は守られて、新参者は同じことやっても徹底的にたたき潰す」そんなおかしな不公平がまかり通る国に住んでるんだと思いながら生きるなんて嫌ですからね。
日本に失望したくないです・・本当に!
「堀江氏はそれほど悪くないではないか」という立論をしようとすると、必ず落とし穴に嵌るような構造になっているようです。
堀江氏に対する同情論と決別した、日興なり、宮内氏なり、への確固たる批判が必要なのだと思われます。
>ケンさま
客観的情勢から見て、こと不公平ということに関して、日本という国には、さっさと失望する方が現実的であるように思えます。
さて、資本取引の会計処理には難しい点があるかも知れませんが、今回のライブドアのケースは、一時の株式売却益を経常利益に紛れ込ませており、「ああ、ライブドアは、リアルなビジネスでも何とか儲けていて、成長しているのか」という印象を与えるものだったので、投資家の観点から見ると、割合簡単に「インチキ!」といえます。法的には投資事業組合の運営主体が微妙でも、実質は単純でした。堀江氏がやったことそれ自体は、投資家的に見ると、簡単に「ダメ」です。
但し、日興コーディアルのケースと較べると・・・・、という問題はありますねぇ、やっぱり。
ホリエモンは控訴なんぞせず、さっさと罪を認めて謝罪する方向に行けば実刑にはならなかったはず。
この辺は日本の裁判と言う「ゲーム」を見誤ってますね。
あちらのゲームで強かった人が別のゲームで弱いのは良くある話ですが
多分ホリエモンの性格からいってこの方針で最高裁まで行くんでしょうけど
その頃にはもう復活できませんね・・・
最高裁判決が出る頃に「ああ、そういえば居たねえこんな人」になりますね。
大崎殿
初めまして。日興とかカネボウに対するひとつの基準です。
GWまでに検察が動かなければ日興もカネボウもお咎めなしと見て良いでしょう。
そのときはマスコミで山崎さんのように「犯罪者を捕まえろキャンペーン」をしてくれませんか?
山崎さんのおっしゃるとおり,堀江さんが有罪なら2年6月という判決は一般的であり,執行猶予がつかないのは,堀江さんが否認を貫き,反省や謝罪の言葉を口にしないからに過ぎません。
私個人としては,反省しているからとか,アルコールや薬物の影響を理由(刑法39条2項)に刑を減軽する日本の司法制度そのものはおかしいと思ってますが,そうした現状を知悉していた弁護側としても,「無実を訴えて無罪判決をとりにいく」選択肢しかなかったように思います。
山崎さんは「飽きた」とおっしゃっておりますし,私自身も,堀江さんが出演しているTVは見る気がしないくらいくらい飽きてますが,少なくとも,メディアには控訴審を報道してほしいものです。もちろん,ヘリコプターを飛ばしたり,特番や特集記事を組む必要はまるでなく,通常の事件として淡々と報道してくれればいいなぁと思います。
いままでは山崎さんとは何事も、ほぼ同意見だったけれど、今回ははじめて違和感を持ちました。
堀江氏を「飽きた」といった。
僕の堀江氏に対する評価は、
時代の寵児にみたいに言われてたときが最悪で、
特に衆議院選にでたときなんかが超最悪で、
捕まって出てきてからはなんとなく親近感を感じている
つまり、マスコミの評価とは正反対なのです。
親近感はなぜ感じたのか。出所してきたとき、痩せていたときなにかを感じたような風情だったこと。マスコミにもお辞儀をしていたこと。そして、日航ジャンボが墜落したところへわざわざ出向き手を合わせたこと(といわれている)などなど、突き詰めた理由ではなく、なんとなくなのだが・・・。
今回、サンデープロジェクトに出てきたときも、このブログ読者は”かなりへこんでいた”といっていたが、たしかにそうも見えたけど、世の中の仕組みが見えて、ある意味達観しているようにも感じた。このあと、どんな行動に出るかはわからないが、どっちにしても一種のシンパシーを感じられるのではないかと思う。
それから、
>>客観的情勢から見て、こと不公平ということに関して、日本という国には、さっさと失望する方が現実的であるように思えます。
という発言。確かにそうだけど、そこでニヒリズムにおちいっちゃ駄目なんだと思う。
だって、山崎さんのブログももうみるなというに等しい
ような気がするから。
堀江氏に対するコメントもあとでしっかりフォローしてるし、不公平発言にしても、ペシミスティックに裏打ちされたオプティミスティックであると信じています。
堀江ネタを一年前と変わらぬ大騒ぎで報道しようというメディアのセンスの無さが腹立たしい、ということであって、ライブドア事件が重要でない、と思っているわけではありません。
堀江氏の映像を見て、なんだか古い人が出てきたなあ、という印象を受け、その後のテレビの大騒ぎ(各局大同小異)との間にギャップを感じました。もっと冷静に整理すべきではないでしょうか。
ちなみに、テレビ番組で一番的確に事件を報道・説明していたと思うのは、土曜日夕方のNHKのこどもニュースでした。
>yokoyariさま
堀江は執行猶予が欲しいのではなくて、民事(損害賠償請求)が気になるのだと思います。だから、無罪か実刑かという戦い方をしているのでしょう。
ただ、最高裁までやって、収監されて、ということになって、時が経てば、社会的に復活するチャンスは十分にあると、私は思います。
彼はもう忘れられない知名度を持っているので、今、使い古された感じになりながらそれを生かしてビジネスをするよりも、しばらく間を置いて、ちょっと懐かしい感じの出てきた頃に、淡々と登場すると、結構インパクトがあるのではないでしょうか。
>xtc4241さま
「不公平」に関しては、現実に存在することを認めて、しかし、それに諦めずに、抵抗(反抗?)し続ける、ということが大事ではないでしょうか。一回失望して、直ぐに気を取り直す、ような感じで・・。
佐藤優はほんとに傑物です。佐藤ぐらいのモノが書けるぐらいになって、ホリエには出てきてほしいですが。ケツの穴めがけて放水されたり、拘束具を付けて放置されたり、あるいはもろケツねらわれたりもするかもしれまへん。代用監獄から監獄へ。どんな手を使っても逃れようとする悪党の気持ちは、分かりますがね。
しかし、露骨な「クニ」に俺は生息してる
そういうことが肌身をもって感じることができた。
「ホリエモン」のやったことなど、大会社では
日常茶飯事なことさ~
まあ確かに本来、「資本の部」に計上せにゃならんもんを
利益のセクションに放り込むってのはマズイ。
しかし、「黒字」なんだな、基本的なところはさ。
「フジテレビ」を合法的恐喝にて、ゼニをパクリ、、、
あのエグイ経団連が造った組織に「ゼニ」の鉄鎚を下した
見ようによっては「革命家」やも知れない「ホリエモン」。。。
でも、所詮、「島国根性」盛んな、この「クニ」で、、、
こういう派手な所業をサラシテも~~~
『諸行無常』の理にしかならん、ってことだな、、、
そういうことが証明されたに過ぎない。
哀しくも、涙すら出そうにない
「美しい」クニなんだよ。
たぶん、かなりな「チカラ」を持つと
こういう環境が、美しく見えるんだろうな~。
一度でいいから、味わってみたいものだな、、、
『美しいクニ』っていうのを、、、
思う存分、、、、、。
ところで、年収ナンボ、閨閥ナンボ、あったら、、、
そういう世界観を感受できますか?
ああそうそう、
そういえば、あの事件が起こって
1人の「元」財務関係者が変死したな、沖縄で。
彼は、ホリエモンを物凄く毛嫌いしてた。
あまりのゼニに対する執着と
個人的な女を仕事絡みにしてしまう公私混同に対して
許せない感情を懐き、ホリエモンを切ったね。
でも、エグイ「ホリエモン」と付き合ったがために
外野席人からすれば、消されたようにしか見えんけどな。
まあ、ホリエモンは、愛された経験が無い人なんだね。
彼は長男だから、母親から絶大なる「愛」を享受すべき立場であったが
不幸なことに、そういうことが一切無かったように見える。
一人っ子であるから、「絶大愛」の無限大を頂いてもおかしくないのに
ないんだよね、そういうのがさ。
だから、わからないの、「愛情」とか
そういう「ゼニ」とは関係ない世界。
かわいそうだけど
「ホリエモン」に、ヨロシキ未来は無い。
たぶん、このままいけば、だれかにさされるか
はたまた、喰いすぎ、やりすぎで、成人病で
短い人生を全うせるでせう。
しかしながら、今回のこのストリーム
あまりの不公平感、とっても素晴らしい
この「薄汚い」日本国を感受させて頂きまして
感無量ではあります、、、w
僕のコメントの次に、早速書き込んでいただいてありがとうございます。
「飽きた」発言を読み直してみましたが、若干誤解を
受けそうな感じがないではない、というところですか
・・・余計わからないか。
でも、堀江氏については全般的に高評価なんですよね。
また、「不公平」発言にしても、「1回失望してすぐ気をとりなおして」反転攻勢をかける、そういきたいですね。実際、長いものには巻かれたくないですからね。
今後も小気味良い発言期待してます。
ホリエを英雄視、ではなく。自称被害者のように(金かえってくるなら)獄中で頓死してしまえ、でも別にかまわないけれど。検察が踏み込まず、選挙にとおり、たとえば武富士なんかを取っていたら、と考えると怖いなあ。山さんのホリエ(いくらか)好感、もう少し理由を聞きたい気もする。以下、ホンカホウ→温家宝の誤植なおしネタ。
テレビをつけたら御○所が映っていて、本当に○器な顔だと腹抱えて笑ったが、温家宝と握手していた。手あらえよ、そこの偉い中国人。で、中国のこの偉い人は、来月日本に来て、○器に接待を受けるらしい。
「今回は氷を溶かす訪日だ」などと言わずに、御○所相手なんだから、「過去と過去における偽装請負は、水に流す訪日だ」ぐらい言ってほしかったなあ、温さん、自称共産主義者でしょうが。食中毒になりそうな経団連の接待など受ける暇があったら、食堂まで往復二十分かかるから、昼飯も食わずに働いている偽装請負労働者の惨状を視察してほしいですねえ、自称共産主義のお偉いさんには。
欧米メディアを中心とした、「欧米式の資本主義を日本にもちこむパイオニア」(フィナンシャル・タイムズ)であったホリエモンが日本の守旧派エスタブリッシュメントによって逆襲を受けたのだ、といった評価や
逆に?村上ファンド(に投資してた人たち)のような日本を食い物にしようとする者たちの尖兵として使い捨てにされた、といった評価など様々な見方があるようですが
山崎さんはどう考えますか?
彼に対する好き嫌いや、正邪は別にして、日本の経済構造の変化の象徴としてのホリエモンをめぐるあれこれはどう整理できるのでしょう?
事実関係 (一部)
客観的証拠と明白な食い違いが数多く見られるばかりか、略 供述自体が矛盾を来しており、全く信用に値しない。「各ファンドには実体があり、ダミーではない」などの弁護人のさまざまな主張は誤りであり、公訴権乱用の主張も失当。
事件全般の情状 (一部)
粉飾によって、略 多数の投資者を欺いた。企業内容等開示の制度の趣旨を根本から没却させて自社の利益を図った悪質極まりない犯行。LDは、新興企業、IT関連企業を代表する成長企業と見られていた。投資者の信頼を失わせ、他の堅実な企業の資金調達に悪影響を与え、その発展を阻害させた。経済に与えた悪影響は重大。偽計・風説の流布についての動機、目的は、多数の投資者を欺いてLDの利益を図ろうとしたもので、上場企業の代表取締役兼最高経営責任者、取締役としての自覚が認められず酌量の余地はない。犯行の態様も計画的、組織的かつ巧妙で極めて悪質。
虚偽有価証券報告書の提出は、連結経常損失の隠ぺいにとどまらず、虚偽の内容を証券市場に積極的に公表した前例のない極めて悪質な粉飾決算事案。自社の利益を図ろうとした動機・目的に酌量の余地は全くない。「錬金術」になぞらえ得るもので、極めて悪質で巧妙。上場廃止に至り、多数の投資者に多額の損害を被らせた。証券市場全体に大規模な混乱を引き起こし、企業内容等開示制度全般に対する国内外の信頼も失墜させた。社会に与えた影響は極めて重大かつ深刻。証券市場への信頼を取り戻し、同種事犯の再発防止のためにも、厳正な処罰が必要。
被告の個別情状 (一部)
最高責任者として、経営支出についても詳細にチェックするなど業務全般を統括指揮していた。またLDが高い事業収益力のもとに急速に成長を続けている企業であるかのように見せ掛けるため、粉飾決算などの犯行を主導。2004年9月期の連結経常利益の予想値を50億円に上方修正するように指示した際にはあまりの無謀さに反対した宮内被告らを押し切った。
犯行は自己の利益を図る目的もあり、略 感情をむき出しで反論したが、動機を突かれた故の反応にほかならない。刑事責任を逃れるために 略 宮内被告ら元部下に責任を転嫁しようとしており、反省の情は皆無。『順法精神の欠如が著しく、今なお保有する百数十億円の巨額な資産を元手として再度起業すれば、さらに巧妙な手口で同種犯行に及ぶ恐れも大きい。有利に参酌すべき事情はなく、厳重な処罰が不可欠。』
(『』は、作業員。共同を参考にした)以上
どうでしょう。「ホリエ、極悪人」、という演出がなされていないでしょうか。市場へ大影響が出たのは、いきなり検察が踏み込んだから、ですわな。前例のない極めて悪質な粉飾、と言っても、前例は実はゴロゴロあるでしょう、例えば日興。
悪質で巧妙、というところに、かなり無理がありますねえ。巧妙というのは、言い換えれば、グレーでしょう。宮内が概ね主導、は判決も認めるところ。改めて読むと、検察は、ホリエに再チャレンジさせない、という絶対的態度で、アンチ安倍ちゃんですね。
『この反省を抜きに、「これではリスクを取って起業する人間は誰もいなくなってしまう」というような、身勝手な推定を述べるのは止めた方がいいと思う。起業家の全てが、決して、彼ほど汚い際どい手(株式100分割など)を使うわけではない(汚いのもいるが)。』とのこと、激しく同意します。
私はブログでは どちらかというと堀江さんを擁護するような立場で、自分のブログ記事を ついつい書いてしまいますが・・・私のブログのコメント欄に 山崎氏ご指摘のような『突っ込み』を誰かが入れてくれないかな~なんてことを期待しながら ブログをアップしていましたが、反応なしでした(--;。
ライブドアが株式100分割を繰り返していたことを初めて聞いたときは 本当に 腰が抜けそうなくらい 驚きました。(1年前あたりに始めて耳にして・・・それではライブドアは『トリックスター』になります。・・・それでも彼を英雄視した個人投資家が実際に存在したんですよね。(--;
ただ 女性の私から見ると、フランスの古典的な映画『太陽がいっぱい』でアランドロンが演じた孤独な犯罪者とライブドアの堀江氏はダブるんですよね。悪いやつだと分かっていても ついつい逃げとおして欲しいような妙な感覚に陥ってしまいます。そこらあたりの彼の不思議な陰キャラが 未だにライブドア系でTVが視聴率を稼げるところなのかも知れません。滅多に現れない荒くれ者が、もっともっと悪い大物をいつかはやっつけてくれるような派手なドラマの終わりは来ないのだろうか?・・・ついつき期待してしまう。西部劇の現代版を見ているみたいな不思議な感じ。平和に暮している女性は けっこう陰キャラの彼が生出演する番組だけは手が止まってうというのが率直な感想です。(^^;
TB遅らせてもらいます。
弁護団長「おいホリエ、次の三つのうちから好きなのを選べ。①普通に貧乏人生活、臭い飯付き ②普通に貧乏人生活、身柄の自由付き ③大金持ちのまんま、過去の栄光奪還付き」
ホリエモン「そりゃ③でしょ、やっぱ、、。でも無罪なんてあり得るの、、、?」
弁護団長「よっしゃ、わしに任せなさい。普通はムリだが俺等は元検事。検察の裏の裏までわかっチョルのでなんとかしチョルわい。君はホント運がいい。」(なぜか急に作業員ちゃん風)
団員「団長、無罪狙いはちょっとリスクが高すぎるのではないかと、、」
団長「お前はアホか、リスクも何も、有罪に決まっとるやないか!そげんことより、でかい仕事取れればいいんじゃ!」
というわけで、竹を割ったような性格の依頼人は、よせばいいのに民・商事にとっくにバカになっているかもしれないヤメ検(大抵はタチが悪い)を選んで、やっぱりちゃんとノックアウトストライクしてしまいました。
ところで刑法25条一項柱書きには『~の者が~の時には、情状により、その執行を猶予することができる』とあります。しかしこの“情状”とは一体どんなものでりましょうか。
かの『永山事件』で示された、死刑判決が例外的に許される事情が、“情状”の具体的内容を例示しているとされています。あまりにも有名ではありますが参考までにコピペいたしますと
、
『死刑制度を存置する現行法制の下では、犯行の罪質、動機、態様ことに殺害の手段方法の執拗性・残虐性、結果の重大性ことに殺害された被害者の数、遺族の被害感情、社会的影響、犯人の年齢、前科、犯行後の情状等各般の情状を併せ考察したとき、その罪責が誠に重大であつて、罪刑の均衡の見地からも一般予防の見地からも極刑がやむをえないと認められる場合には、死刑の選択も許される。』
そこでホリエモンの執行猶予の有無につきこれを当て嵌めますと、、、、
Ⅰ罪質=一般大衆への欺き
Ⅱ動機=金目当て
Ⅲ態様=下品(勝ち組、金がすべてだよ、岡田党首さんよ~と民主党の誘いを断ったか断られたか)
Ⅳ執拗性=しつこい
Ⅴ残虐性=それなりに。但し株主総会で一般個人投資家が業績について問質したところ、ウソ泣きしながら“こんなに頑張って株主のために働いているのにそれはないよね”とまでやっていたことが思い出される。
Ⅵ結果の重大性=世間をお騒がせした。特に高齢のフンゾリ反り特権オヤジ層を大いに焦らせた。
Ⅶ被害者の数=数十万人?(桁チか)
Ⅷ被害感情=未だに癒されておらず、根強い
Ⅸ社会的影響=甚大。特にテレビ・雑誌などの媒体には貢献多大(資本取引ではないからドードーと営業利益に寄与)
Ⅹ犯人の年齢=30台前半?
ⅩⅠ前科=なし(多分)
ⅩⅡ犯行後の情状=マスコミに出て吼えていた(というかストーカー被害に苦しんだことも否めない)
検察にとっては割れ窓理論からの起訴動機も十分に窺がわれるのではないでしょうか(カネボウなどとの違い)。Too bad to ignoreというと月並みですから。
ちなにみ例の永山事件の弁護はかの仏教徒マルキスト遠藤誠だった。彼が弁護していれば、ということもないが、それでも彼がまだ生きていれば今の日本の法曹ももう少し張り詰めた緊張感があっただろうに、と思います(仏教徒とかマルキストとかはどーでもいいが)。
あと、金融庁(証券監視委員会も含む)があまりにボ~っとしててなんにもやらず、やりたい放題にしていたのにしびれを切らした検察という構図があったのであれば、このケースで検察が出る以上、ドカドカを土足で突入するより他の方法はなく、漫然とヌ~っとマッタリと出てくるという選択肢はあり得なかったと思います(これは昔のエントリーにも投稿した通りです)。証拠の散逸防止のために捜査の密行性・速攻性は捜査の命でしょうから。やはり本来の役割分担からすると、金融庁あたりが、証券市場に即した制裁なりを課して、当時流行りつつあった夥しい市場欺き行為に歯止めをかけるべきだったのではないかと思います。
ⅩⅣ一般予防=実刑ならやめておこうというエセ企業家多数(但しその後、有村くらいの年齢・地味さであればオッケーかも、と微妙な迷いを誘発)
結局は裁判所も検察の言う事しか聞けない。
主犯は否定してたけど、何かね・・・。
このライブドア事件は元々不公平すぎる。
日興はどうなんだろ?
未だに日興は逮捕者も出ない・・それに上場廃止ではなく上場維持。。明らかに不公平しすぎですよね。
今回の判決によると、2004年9月期のライブドアの50億円の経常黒字は粉飾で、実際は3億円の赤字だったそうです。
ぶっちゃけ、3億円の赤字会社なら、ウチのオカンでも経営できます(笑)虚像を剥いでみれば、堀江氏は「急成長のIT企業の敏腕経営者」ではなく、「大言壮語好きの万年赤字のIT企業の社長さん」に過ぎなかったわけです。
百歩譲って今回争点となった投資事業組合を使った会計処理が適法なものだったとしても、堀江氏は法廷で「ファイナンス部門は宮内さんに任せている」「仕組みを聞いてもわからない」と発言しています。
「ビジネスに対するセンスと集中力がある」と評価すべきなのは宮内氏の方ではないでしょうか。
正直いって、「CEO、かっこいいからつけた」に代表される今回の堀江氏の「バカ殿作戦」は失敗した印象を受けます。どう転んでも実刑になるのだったら、あくまで「先進的な会計手法によって利益計上した。今回の逮捕は守旧派エスタブリッシュメントによる国策捜査だ」とか言っておいた方が、刑務所から出た後も出番があったような気がするのです。こちらのコメント欄にもそういうのを期待している人もいるようですし。サイバーエージェントの藤田晋氏が「堀江氏の裁判が終わったら自社のCTO(最高技術責任者)として迎えたい」という発言をされているそうですが、これは堀江氏に対するエールというより、「お前には経営者の才能はない。オレの手下くらいがお似合いだ」という宣告のように思えてなりません。
マスコミは、自分たちが堀江さんを過剰に持ち上げてしまった裏返しとして、過剰にバッシングしている、追いかけているようにも見えます。堀江さんに熱狂していたことを恥ずかしく思い、それを認めたくないという、一種の「照れ隠し」として。人間の脳にはそういう傾向があるそうですね。
堀江さんとライブドア事件についてのマスコミ報道は、「パンとサーカス」のサーカスになってしまっていて、堀江ネタはもうお客さんを呼べる演目ではないということですね(僕も飽きた)。一連の事件を検証することは、もちろんとても大事だと思いますが。
それにしても小泉劇場、堀江劇場の興行に、大手既存マスコミは完全に一役買っているというか、取り込まれているという印象です。知らぬ間に、なのかどうかはわかりませんが。
●
>しばらく間を置いて、ちょっと懐かしい感じの出てきた頃に、淡々と登場すると、結構インパクトがあるのではないでしょうか。
山崎さんの言うこれは、もしかしたら自民党の杉村太蔵議員が狙っているシナリオかもしれませんね。しばらくは大人しくしていて、忘れかけたころにフラリと登場。そうだ、あいつがいた!・・・という。「杉村太蔵は、大げさにふるまうよりも、神妙な顔で面白い事を言うほうが笑いが取れることに気づいたのではないか」というのは三谷幸喜さんの人物評です。
堀江さんにはいずれ復活してもらいたいと思っています。悪いことをしたし、経営に失敗したのは事実ですが、彼のパーソナリティには興味があります。彼が持っている冷めた部分に、自然なおかしみ、ユーモアのようなものが加われば、とても興味深い人物になると思う。あと落ち着きですね。
マスコミの前で大げさに振舞うのを止めて、ウケを狙いみたいな発言をしない、自分の考えを静かに語るようにすれば、5年後、10年後にはチャンスはありそうですね。・・・なんだか、僕は堀江さんのファンなのか?
残念ながら、私は、堀江氏に直接会ったことがありませんし、また、他人を評価するに当たって、私自身がたいした能力を持った人間ではありません。
私が堀江氏の能力を評価する根拠は、一連の「堀江本」(「稼ぐが勝ち」など。多くは、ライターの聞き書きだと思いますが)の所々の記述や、雑誌に掲載されたインタビューの受け答えが、簡潔に要点を突いていることが多いと思ったからです。
たとえば、「稼ぐが勝ち」のp25には、「経済は先取りします。これはあとでもふれますが、儲かった分があとから配当されるのでなく、儲かるはずの分を見越して先に使ってしまうのです」とあります。これは、堀江氏がビジネス上やってきたことの殆ど全てのポイントと、株式というものの長所と胡散臭さを、これ以上ないくらいに、簡潔に言い表した表現だと思います。
彼は、株式市場や経済の理論を、たぶん正確に知ってはいないでしょうが、こういうことが言えるということは、きっとバカではない筈だ、と私は思うのです。
たとえば、手帳に夢だか予定だかを書き込んでそれを実現させました・・・・、というような手合いのベンチャー経営者とは、申し訳ないけれども、一線を画する頭の良さと直観力(それで成功できるというほど世の中は単純ではありませんが)を堀江氏は持っていたと思います。
もう一点、彼がなかなか面白いと思ったのは、彼が、自分自身を不自然なくらいクールに見つめて語る、自己客観視の視点を持っていたことです。もっとも、この点は、彼の周りに賑やかに人が集まり、また、メディア(特にTV)に頻繁に登場するようになってから、著しく「鈍った」ような気がしました。(これは、メディア一般が持つ怖さの一つででょう)
人物的には、「愛されて育った」という感じでは決してないところを背景としたある種の孤独感と、これと交錯して時々出てくる人なつっこさが、時に痛々しくもあり、ちょっと魅力的でした。人恋しいのだけれども、他人に期待はできないと思っていて、自分を突き放したような感じです。しかし、こうした人柄の魅力は、選挙に立つ前後に、相当に壊れてしまった、とも思いました。(選挙というものは、人間をダメにするのでしょうね)
そんなこんなで、私は、堀江氏がやったこと(投資家を欺いたこと)は悪いと思っているのですが、彼個人は嫌いでありませんし、彼の資質を相当程度買っています。
裁判は、なるようになればいいと思いますし、堀江氏が、刑事、民事共に大敗して、無一文になることがあってもおかしくないし、構わないと思いますが、その場合でも、適切なコースを採るなら、彼は将来、社会的に復活できるような気がします。
今の時点で彼を応援するのは早すぎると思いますが、裁判が決着したら、単に心情的なものにすぎませんが、彼個人について、私は、応援してもいいと思っています。
前にも書いたかもしれんが。金に縁がないのでホリエちゃんのご身分になることはでけんが、わしがホリエちゃんなら、もっとずっこいこと、したと思う。フジを取りにいくときに、正論路線を批判したりせんだろうし、皇室を持ち出したりもせんだろう。わしなら、笹川一家をまねて、ホリエモン一家をつくり、新日本財団という福祉団体をつくって、パンチな人ではなく、清廉潔白なるアカのみなさんを雇って、まず北九州で生活保護窓口の職員に殺されそうになっている人々から救済しただろう。そういうことしながら、時々紋付ハカマで、靖国なんかも参拝し、時には鹿児島に行って特攻隊員の残した手紙に涙したりも、しただろう。
ホリエちゃんは、贅沢はしたんだろうけれど、いい酒といい女に恵まれたようにはとても見えない。その点、商売人の成金の先輩オレ矢沢、なんかの方が、年相応の成熟を見せたような気がする。と、当て推量書いてみたら、結局のところ、ホリエちゃんには、女運がなかったのではないか、と思ったりした。女運にだけは恵まれたので、神様に感謝したいと思う、わしはシャバにいるし。
ダイア氏のおっしゃるとおり。わしならヤメ検には頼まなかったですね。正統なる人権派にお頼みしたと思います、が、人権派などもういない、そうです。
そして歴史の認証とは違い、国民自身がその先への時代をリアルタイムにそれを見て記録していく作業をするから、余計にその情緒論である善悪の判断の幅は両極に広がる。
1.既存の金持ちが脅かされるような行動は徹底的につぶす」という暴力的な権力の意思が日本には存在するらしいこと。
2.金融、会計の知識がプロ並みになければ社長などリスクが高すぎてやってられない時代が来たということ。
複雑な金融スキームのからんだ案件については、社長は必ずしもよく理解していないで了承していることが
多いのではないか。
会計の知識、金融知識がプロ以上になければ、知らず知らずのうちに犯罪に巻き込まれ首謀者に祭り上げられるリスクがあると言うことが今回の事件でわかった。
今回の裁判では、投資事業組合を使った粉飾は部下の宮内が主導であると認定された。また堀江は会計の知識がなかったとも裁判で認定された。
よくわからないで了承しても、2年6ヶ月の実刑である。
社長さんは大変だ。
もっともライブドア以外の会社はたいした罰をくらってないところを見ると、今回の異様に厳しい判決は
前例にならないかも知れない。
堀江潰しのためだけの厳しい判決だったら、国民をなめてる。全く白けますね。
僕は熱心に将棋を指してた時期があって、全国大会にラッキーで出場したこともありました。ただし今の棋力はヒミツです(笑)僕は将棋をバイトで子供に指導したこともありましたが、その子がヘタクソな指し手ばかりでも1局のなかでキラリ!と1手でも光れば(といってもこれは大変に難しいですが)、将来モノになりやすいです。
ホリエモンはライブドア対局は負けたけれど、鋭い手も指していたように思えます。しっかり感想戦で分析すれば、次回以降の対局は期待できそうです。彼が周りの人をハッピーにしたいという心意気を持っているなら、裁判もその後も応援したいです。
アングロ・サクソン型資本主義が,規制緩和の美名を冠して日本に現れた。アングロ・サクソン型資本主義を善と判断する者は受け入れ,悪と判断する者はそれを排除の対象と見なしたということはいえる。他方で,日本型資本主義がそのまま甘ーく残る放送・新聞業界は筒井順慶を決め込む。
ただし,御本家アングロ・サクソン型資本主義には,「法の支配」という対抗原理があるが,日本にあるのはせいぜい「世間のしきたりの支配」くらいのものであり,アンフェアである。
クラス・アクション,懲罰的損害賠償制度を創設し,市場詐欺には20年以上の懲役,証券取引所,証券取引等監視委員会,金融庁がアンフェアな行為者を締め出すことができるようになってはじめて,ご立派な「市場」たりうる。
さらに言えば,受任者が,自己または第三者の利益を図ることを目的として,委任者である会社(=既存株主),自治体,および国家の利益を損なう行為をすることは,利益相反かつ忠実義務違反の行為であって許されない。受任者としての適格は全く認められないので,損害を賠償させて受任者の地位から蹴飛ばして,やめさせるべきもの。
ToSTNeT-1 は,「機関投資家等の多様な取引ニーズに対応するもので、単一の銘柄の注文についてネットワーク上で匿名で取引の相手方を探し出し、個別に条件交渉を行い、取引を成立させることができる」というもの。(http://www.tse.or.jp/cash/tost/index.html)
このToSTNeT-1の使い方を意図的に誤用することは「世間のしきたり」を破るものであり,30%以上の買付けを意図的に分けて行うのは「法の支配」を破るものであるから,その罰も重い。朝7時20分に毎日取締役会を開いている会社ならともかく,突然開くなんて奇跡そのもの。
信用取引のできない市場において,取締役会決議だけで,会社がMSCBを発行しながら,大株主がその社債引受人に貸株をするのは,新株(予約権)を第三者に有利発行するに際して株主総会の特別決議を要求する会社法(199条2項,309条2項5号)の精神からいえば,脱法行為である。そこには既存株主への配慮は全くない。
ちなみに,偽装請負も「法の支配」を欠くアングロ・サクソン型資本主義の見本であり,日本型資本主義では慈悲の欠ける行為であるからもちろん許されないが,御本家アングロ・サクソン型資本主義もお許しにならない。
結論から言うと,現在進行中の資本主義の制度変更をするのは,とても大変である。
伊藤元重教授は,「市場の法則(THE RULE OF MARKET)」という本のなかで,「市場原理のアクセルを踏むためにはよいブレーキがなければならない。(28番目の法則)」と述べておられる。完全数である[28番目の法則]としてふさわしいのは,まずは日本に「法の支配」(rule of law)を根付かせることかもしれないが,そもそもアングロ・サクソン型資本主義が日本国民に幸せをもたらすのかどうかはわからない。でも,「この国のかたち」を変えようとした人たちは,旧来の日本型資本主義をそのまま続行した場合の不利益とアングロ・サクソン型資本主義を採用した場合の不利益とを比較衡量したであろうから,「欧米か!」という批判ばかりが妥当するわけでもない。
資本主義の制度間競争については以下
http://www.gispri.or.jp/newsletter/1998/9810-4.html
長文失礼。
士のつく職業の人が全部悪いのではない。弱いとこつかれているんだ、いわゆるタコ社長とか人間○器どもに。同情はするが、士のつく職業なんだから、武士の情けまでで、しょんべんぐらいチビレと思う。士のつく人も今日だけは自棄酒だろう、わしゃ、まあいくらか人助けをしたのでうまい酒、ちゅか、酒はどうでもいいので、ラーメンにチャーシューでも多めにのせようと思う。
市井の真っ当な人々を泣かせてもうまい酒は飲めんだろうし、同じく市井のいくらか下品な作業員に説諭されても、うまい酒は飲めんだろう。なんとなく、作業員士という資格を受けたく思った。
元取締役宮内亮治被告(39)に実刑。
まだ一回戦だけど、最近の裁判所は、ものすごく世間の風を意識してないか。まあ、テッパンはずしてゴメンナサイ、と謝っておきます。坊主にするのは、そろそろ禿げそうなのでお許しを。
ところでさあ。日経産経などの親原発系はしかたないにしても。臨界って、意味、わかってんのか? 株どころやなかろうに。核と拉致、核をとらざるを得ない、ということがアナウンスでけんでも、臨界はまずい、ちゅうことぐらい、大声で叫べよ、とりあえず、毎日。では、失礼。
日本国の経済犯ってのは
ヤリドク、やんか。
なんだな、米国の隠れ植民地たる
日本国てのも~~~
ともかく「ゼニ」犯罪者にとっても優しいクニ。
日本国の経済犯ってのは
ヤリドク、やんか。
なんだな、米国の隠れ植民地たる
日本国てのも~~~
ともかく「ゼニ」犯罪者にとっても優しいクニ。
米国においても、「円論」事件があって
たしか、あのオッサン、
もう二度と娑婆の地を歩めない刑を下されましたがな~
あそこで、やるのも、どうかと
思わないでもないけん、、、。
しかし、契約社会の徹頭徹尾
完了してるUSAにそれなりの
尊敬の念を差し上げざるを宴がな。。。
まあ~、、、汚職にしても
経済犯にしても
「ゼニ・かね」に関する犯罪は
今のうちにヤットコ、、、だな。
「やりどく」やんけ。
宮内氏は、どうやら猶予付きだと本気で思っていたようだ。カタギが裁判を初めて受ける場合、どう説明されても、収監されるのでは、と怯えたりしそうだが、よほど「だいじょうぶだあ」と優秀な弁護士に勇気づけられていたのだろう。にしても、実刑くらったら、弁護費用払う気しないだろうなあ。ただただ謝るだけでも、これぐらいの判決、出たんじゃなかろうか。
宮内氏のケースは、フェラーリの件不問にしちゃるから吐け、と言われて、正直にしゃべったら、ホリエケースについて減免してもらえたけど、フェラーリの件、やっぱり責任とらされた、みたいな。だんだん、裁判自体がコントのように見えてきた。
山さんはじめ、みなはんが、ホリエ氏に孤独を見ているのが感慨深いですね。山さんは、とりまきがひどい、と言っているのだろうし。
まだ生きている遠藤誠にクリソツなわしの親父がヨイヨイになりかけたときに、突然、「人生は、友人につきる」と言ったときの驚きを思い出しました。わしの親父は、人交わりを徹底して避けておりましたから。たぶん、片時も忘れない親友を、親父は心の中に持っているのでしょう。自らだけを恃む親父とは正反対のヒモ体質のわしとしては。臭い飯食って出てきたホリエが、巨乳に顔をうずめて、「かーちゃーん」と叫ぶ、そういう展開が想定内ベストではないか、と思うのでした。
どう見ても「ホリエモン」よりも
罪、重いでしょうが?
なんじゃ、この茶番裁判・
いい加減にしてくれ、、って云っときませう。
これは罪に問われてますよ。実刑の中に入ってると思います。裁判長は指摘されてましたし。
一種の教祖にみえる「ホリエモン」
たしか、彼は小学校4年生のときに
既に「般若心経」をはじめとする
「オキョウ」を全部覚えていたんだね。
母親からは、愛されず
おばーちゃんッ子だった筈だ。
だからこそ、
彼の真髄は
「お経」なんだよ。
誰も信じられないけど
どっかで、愛を確保したいと、、、
でも、その「愛」を受け入れた瞬間に
彼は、「ブッコワレル」んだよ。
まことに厄介な性格だわな、、、。
なんか、スゲー可哀想だわな。
おいらは、親から物凄く愛されてきたから
ああいう類の人の虚しさを
なんかな~、、スゲー感じちゃうわけや。
長文ありがとうございます。当ブログは、「論」をなしている長文のご投稿を歓迎しています。
おかげさまで、厳罰で、いわば境界線を強く引いているアングロサクソン型の性悪説的制度設計と、事前にキチンとルールを決めずに「しきたり」で後から判断しようとする日本型のやり方の対比が良く分かりました。
基本的に、不正に対する制度は性悪説を前提に厳しめに作らないと、いろいろな人が現れる状況では、フェアに機能しないということが分かります。
>困ったかな様、あほらし様、いく様
何れにせよ、一般常識から見て、納得しにくい判決と量刑でしたね。もっとも、一番納得しにくいのは、日興の旧経営陣がまだ逮捕されていないということですが・・・。
>作業員さま、宗教未満さま
確かに堀江にはある種の孤独がありますが、あの人物には、あの程度の取り巻きしか集まるまい、と思わせるものがありました。人間関係的には因果応報の範疇でしょう。
ただ、今後は、昔のトモダチを遠ざける必要があるとおもえますが・・・。
おかしいで~
まあ、そいいう、ウンコ国家だけどな。
なんで、こういう不自然な結果になるんですか?
おかしい、ワラ、、、藁ですよ~~ん
ともかく、このクニのやりように
疲れた、、、です。
各新聞社や民間テレビ局が日興證券からどれだけの広告料をもらっているか、東証が日興證券からどれだけの手数料を受け取っているか、国に税金をどれだけたくさん納めているか、という大小が影響しているのでしょうか
であれば、彼らは「金があればなんでもできる」と言う点についてはホリエモンを批判してはいけないでしょう。
各社の中でどのような判断基準に基づいて行動がとられたか(おそらく明らかになることはないと思いますが)興味深いところです
彼の資質という点では、物事に切り込む視点と、その視点を表現するセリフ(いかにもテレビ視聴者受けしそうな小泉的ワンフレーズ)に関心を持っていました。経営者としては難しいかもしれませんが、テレビ番組のコメンテーターなどに見受けられるような評論家的な役割が意外とはまるのではないかな?などと愚考しています
ところが、今朝の日経によれば、その日興コーディアルが3年間で230億円の申告漏れの由。
(多少漏れても納めていればOKと言うことでは無いのでしょうね、当然。)
マーケットの柱・メインプレイヤーたるべき一角がこの有様では、広く一般に安心して参画を求めるほうが最早無理。
結局其処で生きる者が我が首を絞め上げ、場を壊しているのですね。
申告漏れに関する他紙の扱いも暫くはチェックして日経の立ち位置も確かめて見るのも興味の一点にしつつ・・・・・・。
こんなことになってまで、何が欲しかったのだろう。
(2006年5月26日 読売新聞)
証取法違反だけです。野口怪死事件その他事件とは無関係権の模様。
>ルールを決めずに「しきたり」で後から判断しようとする日本型
厳格なルールを意図的に破り、「安倍の亜保たれに金にぎらせて法律を変える」という御○所会長の判断は、人間○器型と言えばいいのか、マルチ型と言えばいいのか。
それにしても、ダ・カーポ、は似合わんなあ、山さん。田岡元帥に続いて魚住先生登場だからめくったら山さんが「十年後はわからん」と書いていて、諸行無常はホリエより山さんの信条でないか、と思ったで。しっかし、ダ・カーポから原稿料は取れんやろ。
トレンの変換が都連になったので、メモしておくが。松沢と上田か、亜保知事は石原応援しとるらしいなあ。まったく幇間ばかりの民主党、困ったものだ。参院選大勝して、他の幇間(ようけおるなあ)追い出して、とっととリーマン党になれと小沢には言いたい。
ホリエモンがどれほど有能なのだろうか。
尤も、いかに凶悪犯人でも魔女狩り裁判はよろしくない。司法では“手続き的正義”が貫徹されなければ前提の実体的正義までもが死ぬというもの。精々マスコミ・ワイドショーぐらいまでなら魔女狩も仕方ないがが、公訴権を独占する検察が司法と行政の混合物であることからすれば、多少のあそび(トーランス)はあり得ても、やはり差別的起訴があっては困る。
衆目を集めた大事件の裁判には裁判批判の嵐が吹き荒れるのが世の常でしょうが、今回はどちらかと言うと検察批判が主流のようであり(公訴権濫用のうち、差別的起訴類型)、やはりそこは行政機関としての検察が“社会的影響”の判断素材として、ワイドショーなどで(マスコミで)どれほど騒がれなかったか、を重視し、引きずってしまった(不起訴のほうの事件)、所詮行政というのは法原理機関ではない、という限界を露呈しているのでしょう。
第三者の立場で裁く者(裁判所)と糾問する者(検察)とを峻別するというのが中世の暗黒裁判の反省から学んだ人類の知恵であるのに、検察の裁量権行使を問題にしないで専ら裁判批判をする人もいるようです。騙されていたことが分ってなおホリエモンを尊敬・同情しているのでしょうか。(株主だったかどうかに関係なく。)
尤も、有名な刑事被告人には昔から必ず同情者が生まれるものでもあります。特に死刑囚などが獄中結婚する例が多いのもその一例でしょう。その後離婚してしまう、というのもまたお決まりのコースですが(心理学などではこういう心理状態のネーミングがありそうですが知りません)。
宮内の背任行為と今回の訴因での実刑との関係は、いわゆる“余罪による処罰”の問題でしょう。『お前のフェラーリの件は不起訴にしてやるから、ホリエモンのことをゲロしろ!』とやって、現にその約束を守るぐらいの信義は検察にもあって、信義はあっても誠意はないから背任行為については余罪として、量刑に反映させる戦略をとって、訴因としては背任を(俗に)“飲んだ”ということでしょう。証拠裁判主義を採用する司法では、余罪を処罰する趣旨で罰してはならないが(不告不理でもある)、余罪を本罪の刑の量定上斟酌することは許される、とされている。ちょっと詭弁に近い運用なのだが(裁判所というのはある意味、言い訳のプロフェッショナルでもある)、その詭弁の後ろめたさのバーターとして、その場合その不起訴になった訴因での将来の起訴はできないことになっている。結局、宮内の背任は今回の訴因・有罪で量計上参酌された以上、将来二度と(一度も起訴されたことがないのに)起訴できず、実質上一事不再理に触れるというわけだ。
手続き的正義を守るということでは安田弁護士のような人もいます。人権派弁護士などという言葉を口にすると口が腐りそうですが、作業員さんのお父様に似ているらしい遠藤誠の亡き後は、もうバッチは汚れるはマスコミの激しいバッシングには晒されるは一文の弁護料も入らないはそれどころか費用持ち出しだは悪魔の代理人などと言われるは等等、だ~れも弁護をしてくれないほどの凶悪犯を、それでも魔女狩裁判は許すわけにはいかないという手続き的正義の実現に奔走するこの汚れ役弁護士というのはホントに見上げたものだと思います。勿論、戦略上瑕疵はあったですよ多少の瑕疵ぐらいは。しかもあの古狸中坊公平に嵌められて臭い飯まで食わされて、でも結局無罪となり、逆に中坊が不正発覚して隠居で幕。(それこそなぜ中坊は処分されなかったのか、不当に思う)
しかし関係ないけど作業員さんは女運良くてよかったね、ホント。
実刑なら、宮内ホリエ同等、ぐらいで文句なかったのでしょうが。過去のあの時点では、ホリエに厳罰、という圧力はかなりのものでしたし。まさかホリエがどこかの宰相のように無能だとは、誰も思いませんもんねえ。求刑で、流れが決められたので、裁判所が辻褄を合わせた、みたいな、ですかな。
前の書き込み「無関係権」は無関係、の単なる誤植です。女運を大事にしなければならない理由は、時に女は、一に対して無限大のリターンをくれるからです。男より女の方がケツの穴はでかいと、ま、それはいいですか。
それにしてもダイアさん、宮内一事不再理、新証拠とかの場合あるいはなくても、強引に立件、とかもできんこともないような気もしますな。安田さんは自身、「わしゃ、人権派などではない」と言っておられます。では、失礼。
ところで知事選も本格化のようですが、最近在日のジャーナリストが書いた石原慎太郎研究小論文のようなものを見つけました。
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/archive/2007/3/13
それなりに読ませるものがありそうです。
あれのメッセージはナンだったんでしょうね?政治の裏で金儲けしてる構図を描いているわけなんだが。ん~実際の世界のデジャブ~というか、ばら撒かれた予知夢みたいな。(ああ、楽しくないもの2回も観ちゃったよ!)
信用のないところに美しい日本があるでしょうや?
こういう判決もありなら、偽装請負に加担している社労士や税理士やなんやかや、全部パクッテやれ、とも思うが。今後は、ぽろぽろ、士のつく人が臭い飯食うのかもしれませんね。
ちょうど、知り合いの、ある土建屋の税理士が、これ以上の不正には付き合えません、と逃げ出すところを見ていたので、空気はそっち(臭い飯食いたくない)に流れているのかな。ちなみにこの土建屋さんは、愛する三家族の生活費をなんとか会社の金で、なーんて豪傑だったりします。タコ社長とは呼んでみるものの、ギラギラ脂ぎっているその生命力だかなんだかには、敬服します。こういう人の口癖は決まっていて、「もう、後戻りはでけんのや」。いずれ社員さんも士のつく職業の人も、道連れですよね。
しっかし、なんぼフィギュアなスケート選手が上手に氷上を滑っても、キ○○○、というロゴが見えると、う○この上滑っているように見えて困る。人生、スポンサーを選ぶ余裕が欲しいものでありますな。
ここをお借りして弁解させていただきます。
それと彼の事業は経済的に新たなレント(フリーキャッシュフロー)を作り出していないことを述べないことはおかしなことです。扇動者としては一流だと思いますが、経営者としての手腕としては、よく言っても未知数、私の感想では平凡の域を超えていないと思います。それこそアメリカなら、この手の経営者は、最初は高く評価されますが、2,3年であっさりと手のひらを返されます。「期待だけで買われている日本の新興市場」だからこそ許された高評価だと思います。
欧米の新聞が彼をよく取り上げるのは「日本はこの程度の詐欺師に、経済全体が振り回される未成熟な市場である」という嘲笑が混ざっていることも感じないといけませんね。
山一の経営陣に執行猶予が付く
昔なら10両盗むと首が飛ぶんですが
バランスがおかしいですね。
実に下らない事件だったし、それに煽られてる自分も情けないとつくづく感じました。
まぁ早くお勤めを果たし、今度は彼自身表舞台から消えて、後進の育成に努められる方が日本の国益になると思います。
てか不正したんだし・・・額がでかすぎるから刑が甘すぎるだろ・・・株の不正は実刑20年以上にしろよ・・・300億だからホリエモンは死刑にしろ