山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

自然現象

2009-03-18 23:32:07 | モノローグ【エトセトラ】
 ■3月17日「黄砂」 
 
 車のフロントガラスが黄砂をかぶっていた。
 海を渡って中国大陸から運ばれてきたんだなぁ。
 
 黄砂は百害あって一利なし、と思っている男と温泉に行く。海幸大介さん。
 
 黄砂が朝鮮海峡を渡る際に、海の水蒸気を吸って栄養たっぷりの土を日本に降らしているんだ、と言うと・・・えっ?そんなことあるの???と驚いていた。

 ヨーロッパでも同じ現象があり、サハラ砂漠の砂が地中海を渡る際に、海の養分を吸い取って降らす。だから、ヨーロッパは緑豊かなんだ。

 ご利益は循環しているだろうか。どうも怪しいね。

 黄砂、ありがとう。

 ところで、私は黄砂のためか、鼻炎がひどい一日であった。鼻水とくしゃみが止まらん。

 ■3月18日「さくら」

 昨日今日と昼間は暖かい日が続く。近くの八景水谷公園では春を感じたのか、慌てて桜が開花した。いつもよりは一週間くらい早い。

 恒例の「花見」だが、気力体力共に乗り出せない。「花より団子」から「団子より花」の気分。眺めているだけでいい、と思うようになった。
 一時期、連日のように「花見」で明け暮れていたこともある。とにかく「呑ねや歌え」である。早朝から場所取り、弁当や酒の手配。雨が降って傘をさしてやったこともある。大騒ぎが好きだったのだ。

 今は、こっそりお茶でも呑みながら、白髪の男ひとりで眺めていたい。それを遠くから眺めている少年がいる。
 私が少年の頃、そういう光景があった。少年は自分が年をとったらどんな人間になっているのだろう、と白髪の男を眺めていたのである。

 桜に人生を感じるようになった。短いねえ。桜の命。

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