山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

東京都知事選

2014-02-09 23:18:51 | モノローグ【エトセトラ】
選挙権はなくても、日本の首都=東京での選挙に注目していた。
それは細川さんが「脱原発」を唱えて立候補に名乗り出た時からだった。後ろ盾に元総理小泉がいた。
自民が慌てる様子も伺えた。「殿、ご乱心を・・・」と引き止める輩までいた。
自民公明が推薦するマスゾエにお膳をひっくり返したような選挙戦に見えた。
期間中にマシゾエのスキャンダルも露出する有様。
マスゾエは女性蔑視発言で嫌われ、公職選挙法違反容疑で告発されている。

東京電力は福島の犠牲を生んだ。都民は大いに反省している筈。一刻も早く原発ゼロの狼煙を!
3.11東北震災・福島原発の崩壊により、日本人の原発に対する意識は変わったと思っていた。
地方自治に大きな影響がある。各地で原発の是非を巡る論争が巻き起こる筈。
原発のみならず政府の危険きわまる軍事国家への暴走に対しても歯止めとなる地方自治に変わらなければ・・・。

ところが、開票と同時にNHKはマスゾエ当確を発表する。
出口調査による発表だった。番組は予定通りソチオリンピックへと移行する。
原発を争点にした知事選では地方自治の政策では通用しないと釘を刺すコメントが並ぶ。
細川・宇都宮の選挙敗北は安倍政権の原発ダラダラ推進と軍事国家へと突き進むことになる。
驚くべきことは右翼=田母神を支持する20代の多いこと。これには閉口した。
共産党は宇都宮支持の多さ(細川を上回る)位置を評価していた。

そもそも私は土俵の外の傍観者だった。何も闘っていなかったのだ。
東京に住んでいる僅かな友人知人に「選挙に行こう!」と呼びかけているだけだった。
何もしないで、東京都民がこのような結果を出したことに疲れた。
闘わずして負けたような気分に陥った。これが一番疲れる。

水俣市長選挙は自民公明の候補者を打ち破った。
小さな町だが環境問題には先進的な町だ。政府に対して堂々とNo!をアピールできる町。
公害を学習している市民の勝利だった。