94歳の義母が大往生。
現役引退した年金生活の息子達、葬儀はひっそり家族だけでと思っていた。
ネットで調べたり、近くの葬儀屋へ聞いたが、結構料金は高い。
さて、どうしたものか?と、迷っていたら、以前のおばさんの葬儀を思い出し、よくやってくれた・・・と
その葬儀屋にお願いする事に。
光心葬祭。
一番ランクの低い葬儀。
祭壇は思っていた以上にきれいに仕上げられた。
花はピンクと白でまとめられ、後で分かったが、これらの花は全て棺に入れられた。
今はどこでもそうしているのかもしれないが、過去の葬儀では全ての花とはならず、
葬儀屋が持ち帰る花もあり、以来、花は使いまわしされるものだと思っていた。
自宅では執り行わずお寺を借りた。
大阪市住吉区、長居駅に近い曹洞宗のお寺月江院。
寺の縁起は分からないが、桜の古木が枝を伸ばし、併設の墓地には
大正時代に建立された墓石も見受けられた。
事情があって葬儀は無宗教で執り行った。
お経はいっさい無いので、通夜にしても葬儀にしても焼香だけであっという間に終了してしまう。
長いお経も辛いが、お経がないのは寂しく物足りない。
葬儀の朝、月江院のご住職が祭壇に進まれ、お経を唱え始められた。
有難かった、嬉しかった。
月江院、葬儀会場としては人気があり、亡くなった翌日、会場が使われており通夜や葬儀は1日遅れとなったが、
遺体は安置場IGSで預かってもらえた。
すぐ近くには銭湯があり、すし屋もある。
通夜にはダンナと私が残り仏さんのお守りをしたが、交代でこの銭湯へ行きさっぱりした。
このすし屋、以前(6年前)の葬儀の折り、通夜の後食べに行き、お寿司の味もさることながら
サービスで出してもらったアオサの味噌汁が凄くおいしかったのを覚えている。
今回、場所や屋号を忘れてしまっていたので残念ながらパス。
次回、このお寺で葬儀をするような時の参考に掲載。
月江院の会場はそう広くないので、家族葬程度の規模なら可能だが、大きな葬儀となれば狭い。
布団を1式レンタルしたが、これが3240円と高い。
そう眠れるものではない通夜、布団は要らなかった。
月江院の賃料は7万円、火葬料金は大阪市民ではないので6万円かかるが大阪市民なら1万円で済む。
なんやかやで、最低ランクの葬儀でも40万円程かかった。
お坊さんへのお布施、戒名代などを含めると、いくら小さなお葬式でも70万円ぐらいは必要だろう。
光心葬祭さん、今度も私たちは好印象。
以上、楽しい話ではないが、自分の備忘録も兼ねて・・・。