ガレージ兼納屋を毀した。
義父が集めた、義父にとっては大切なものがいっぱい詰まっていた納屋。
義父は偉かった。
戦後開発されたこの宅地を手に入れ、贅沢はせずコツコツ働いて敷地を広げた。
息子達のために庭にブランコを作り、果樹を植え、そのおいしい甘い果実を
遊びながらもいで食べたという。
マメで何でも手造りだった。
その材料がいっぱい詰まった納屋を毀した。
現状はその処理に困っているのだが・・・。
かつて大きな台風が来た時にトタン部分の屋根が飛びそうになって、屋根に上がり必死で
釘を打ったが、屋根の下材も腐っていて、釘はブスブスと頼りない音をたてていた。
それ以来屋根が飛ばないよう、ブロックや瓦で押さえていた。
しかも車は1台しか停められないので、1台分の車庫を借りていた。
残しておく物を運び出した解体寸前の姿でバラック同然。
いぇ、バラックだったんですが。
表のシャッターもかなり傷んでいた。
解体が終わると、こんなに広かったのか・・・と、家族はもちろん近所の人も驚く。
すっきりした~。
しかし、土間はボコボコ。
おまけに土間の下には、これまた義父が施工した水道や電気の配管が通っていて、
へたにさわれない。
ダンナと息子で補修中。
ブルーシートを被っているのは井戸で現役。
洗濯、トイレ、洗車や水撒きに重宝している。
いつまでもブルーシートが被っているのはみっともない・・・と、井戸に覆いが出来た。
広いように思えた土間だが、井戸がある為、車は窮屈。
出来上がった屋根を見て。
檜皮葺きじゃないですか。
う~ん、これもおじいさんの宝物だったんだろう。
井戸の前はデッドスペースだが、洗車をするにはこのスペースが必要とか。
長いホースは井戸水を引いたもので、洗車にはもってこい。
日あたりがよくなったので、鉢を並べました。
雑然としている様子が道行く人からも丸見えで少々恥ずかしいが、
そのうち目隠しも出来る事でしょう。