今宵の宿は片山津温泉「季がさね」。
片山津温泉へは以前立ち寄りで一度入浴しただけ。
加賀温泉郷の中では、わりとインパクトがある湯のような記憶があるが
果たしてそうなのかどうか?確かめたかった。
加賀観光ホテルの別館で、客室は36室と久々の大型旅館。
朝・夕、加賀観光ホテルの風呂も利用できる。
チェックインすると、ロビーで紅茶がふるまわれる。
部屋の鍵は2つ。
長い鎖が付いていて首からさげられる。
これ、便利で好きです。
部屋は10畳だったかな?
どの客室も柴山潟に面しているようだ。
ウォシュレットのトイレ、空の冷蔵庫、電気ポット・・・私に必要なものは全て完備。
部屋から眺める柴山潟。
チェックインは18:00前になってしまい、陽はとっぷりと暮れてしまった。
夕方、夕陽がきれいだった。
早くチェックインしていれば、きっと部屋から柴山潟に沈む夕陽が眺められただろう。
部屋にもお迎え菓子が置かれていたが、お茶は煎茶、玄米茶、ほうじ茶の
ティバックが1つづづと味気ない。
夕食の前に一風呂浴びよう。
風呂は遠い。
1階でエレベーターを乗り換えて別棟の2階へ。
客室から離れているので24時間入浴可能ではない。
仮に24時間可能でも、一人ではちょっと怖くて行けない。
男女別の風呂は、入れ替わる事はない。
脱衣所はさすがに広い。
シャンプーが多種類揃っている。
迷わずポーラの前に座る。
内湯は湯気もうもうで写真を撮ったものの、はっきり見えないのでパス。
今の季節、露天風呂に出るにはちょっと勇気がいる。
内湯から出て、階段を7~8段降りるが、寒い。
内湯よりはやや熱いめの湯。
無色透明、匂いはないが凄い塩味でえぐみすら感じる。
木の枕が置かれているが、寝湯というには結構深い湯船。
柴山潟の底から湧き出す源泉温度は72度。
加水無しで50~52度に冷まして湯船に送られる。
Jのサイトで見て源泉掛け流しだと思い込んで予約したが、
戻ってからよく見ると「温泉掛け流し」だった。
加温のため循環されている。
片山津ではもはや源泉掛け流しの宿はないのだろうか?
Na=3275, Ca=2154, Cl=7671, 硫酸イオン=1247
成分総計=14.84g/Kg
という高濃度のナトリウム・カルシウム-塩化物泉。
朝、部屋から眺めた柴山潟。
庭園の向こうに見える2つの屋根が浴室。