今宵の宿は厳立から車で10分程の湯屋温泉「泉岳館」。
日本秘湯を守る会のお宿でもある。
宿の手前20m程の所にある駐車場に車を停め、チェックイン。
仰々しいお出迎えもなく気楽でよい。
建物の右端に源泉が出ていて、これを頂いて帰る。
湯屋温泉や近所の下島温泉の炭酸泉は全て自家源泉なので、泉質や味もそれぞれ個性豊からしい。
ロビーは広く、館内畳が敷かれているので、スリッパは無し。
玄関、ロビーは3階で、下に部屋がある。
お土産用に陶器が置かれていた。
穴の開いたのは・・・?
フロント。
館内から玄関方面を見る。
ロビーの一画に「くつろぎルーム」があり、ここで22:00までは無料のコーヒー、紅茶が頂ける。
コーヒーは勝手に淹れるドリップコーヒー。
滞在中、私は2度コーヒーを飲みに来たが、他には誰も利用したような形跡はなかった。
ロビーから1フロアー下りた2階の部屋だった。
風呂も食事処もこのフロアーにあるので楽ちんだったが、もう一つ下の1階なら足腰の弱い人は困るだろう。
ロビーのある3階には部屋はないので、足腰弱い人は2階の客室を希望しなければいけない。
部屋に入ると右手に空の冷蔵庫と電気ポット。
横に洗面所、その奥にウォシュレットのトイレ。
洗面所とポットが近くにあるのは使い勝手がよい。
部屋は10畳間。
冷暖房完備で扇風機まで置かれていたが、標高630mの所に位置するので夏でも涼しい。
広縁は広くて、棚も幅広くいろんな物が置けて凄く便利だった。
窓の外は小川が流れる。
広縁のテーブルには売店に置かれていたろうそく立とライター。
20:00以降は館内の照明を落とし、この和ろうそくの灯りを楽しむ・・・と、いう趣向だ。
部屋の鍵はポーチに付けられ、ポーチの中には貸切風呂の札が入っていた。
いいアイデァだと感心した。
食事処へ出向いたりする時、鍵などを入れて持ち歩くため、いつも小さなポーチを携行しているが、この宿ではその出番はなかった。
それでは浴衣に着替え温泉へ・・・。