台形の山は、奥大日岳。
弥陀ヶ原ホテルの左横から遊歩道へ入る。
あれほどいた乗客は、いったいどこへ消えたんだろう・・・?
それほど弥陀ヶ原を歩く人は少ない。
さぞかし、室堂は人であふれている事だろう。
ガキの田と呼ばれる地塘が点在する。
木道がずっと敷かれているが、これが結構歩きにくい。
景色に気をとられて、下を見ないで歩いていると、1枚板を削った部分に何度もつま先をひっかけた。
標高1900mぐらいの弥陀ヶ原だが、暑い。
1時間ほどで歩ける「内回りコース」と、2時間ほどの「外回りコース」があり、
途中、コンビニで買って来たおにぎりを食べながら「外回りコース」を歩く。
ちんぐるまの種が風にそよぐ。
「コヒョウモン」という蝶。
ベニヒカゲという天然記念物の蝶。
標高1700mぐらいからよく現れる蝶らしいが、弥陀ヶ原ではたくさん飛んでいた。
コヒョウモン、ベニヒカゲ、それに写真には撮れなかったが、「ミヤマモンキ蝶」と
いうのが、弥陀ヶ原に生息する三大名蝶らしい。
う~ん、何だろう?
カラフル、頑丈そうな体。
外回りコースを歩く人は少ないのだろうか?
ちょっとしたブッシュになっている。
しかし、高山植物は、このあたり一帯の方がよく咲いていた。
高く伸びたミヤマシシウドに蜂が群がっていた。
立山うつぼぐさ
ヨツバヒヨドリ・・・か?
立山あざみ
ワレモコウとアキノキリンソウ(黄色)のコラボ。
ワレモコウ、弥陀ヶ原では一番よく見かけた花。
ワレモコウとシモツケソウ。
当初、4時間後のバスを予約していたが、途中でおにぎりを食べ休憩しても
「外回りコース」は、2時間ほどで歩けた。
急遽、バスの予約を早めてもらい弥陀ヶ原発9:35のバスで下山。
このバス、満席なら乗れないのだが、こんな早い時間に降りて来る人は少ない。
まだまだ、室堂へ向かうバスは満車で続いているぐらいだから。
ゼッケンを付け室堂に向けて歩く人達。
海抜0mの富山湾から3003mの雄山を目指す「立山登山マラニック」らしい。
朝4時スタートし65キロの道のりを走り、歩き15時までにゴール。
はぁ、過酷なレース。
10時前に立山の駅に到着。
立山の駅前は観光バスが並び、多くのツアー客や一般客があふれていた。
立山をイメージしているのか、山のレリーフが付いた照明柱。
富山インターから北陸道へ入るが、立山インターの方が近かった。