渋川市立橘北小学校へ学校キャラバン
平成24年12月20日(木)に橘北小学校(3年生42名、2クラス)で富岡製糸場と絹遺産群およびカイコの生態・養蚕についてのお話と座繰りの体験を指導しながら富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産登録に向けての推進活動を行いました。
世界遺産推進課の鈴木、山口職員のもと世界遺産伝道師5名、近藤会長、町田(睦)、中島、町田と新たに今年度から伝道師になった冨岡さんが初参加しました。
午前8時30分に橘北小学校に集合して、30分の準備後に座繰り体験と富岡製糸場と絹産業遺産群並びにカイコについてのお話を別々の教室で行いました。
富岡製糸場と絹産業遺産群の説明では、小学校3年生ではやや難しい歴史的背景を近藤会長からパワーポイントを用いて分かりやすく説明がなされました。つづいてカイコの生態と養蚕の話を町田が担当しました。カイコの一生の説明では、パネルと生きたカイコ(2齢蚕、5齢蚕)や実物の蛹、蛾、蚕種、マユをみていただきながらお話をさせていただきました。子供達は今年になってから先生と一緒にカイコを育った経験があったためか、カイコの話を理解しているようでした。座繰り体験では中島、冨岡さんが担当しました。座繰り体験は子供達にとって特別な体験ができたようです。とくに、マユから糸を引き出す瞬間には驚きの声を上げていました。また、マユ糸を付け足す様子も体を乗り出して見入っているのが印象的でした。
低学年の子供達にカイコや糸繰りを知っていただくには、実物に触れることや体験を通して理解してもらうと分かりやすいことを再認識させられました。(J.M)